カモシカ山行(かもしかさんこう)
最終更新:2022-09-26 10:10 - jj1xgo
基本情報
夜を徹して歩く山行。
昔は新人訓練などで山岳会が良く実施していた。
「長い距離を早く長時問歩く山行のことをいう」
「かもしか山行というは私が創案したといわれる山行で、夜ねむらないで歩くのがミソである。これは実のところ富士登山などにむかしからよく行われてきた登山様式であってとくに私が工夫したわけではないが、これを一般の山行に通用したのは確かに私である。それで私のペンネーム、加茂鹿之助を冠して、加茂鹿之助式夜行日帰り山行、略して「かもしか山行」または「かもしか行」というのだ」
「山と高原の旅」(中村謙著・1958年朋文堂)初版、1937年。以来版を重ねて二十有余 。
「兎角誤解されるんですが、マラソン式に速く歩くというのではないので、要は、我我は時間も(金も)ないからニ日なり、三日なり要して行く處を(夜をこめて)一日で歩くということです」
(中村談・『山と渓谷』1947年4月号・99号)
『山と渓谷』1999年4月 遠藤甲太「登山史の落し物」より抜粋
昔は新人訓練などで山岳会が良く実施していた。
「長い距離を早く長時問歩く山行のことをいう」
「かもしか山行というは私が創案したといわれる山行で、夜ねむらないで歩くのがミソである。これは実のところ富士登山などにむかしからよく行われてきた登山様式であってとくに私が工夫したわけではないが、これを一般の山行に通用したのは確かに私である。それで私のペンネーム、加茂鹿之助を冠して、加茂鹿之助式夜行日帰り山行、略して「かもしか山行」または「かもしか行」というのだ」
「山と高原の旅」(中村謙著・1958年朋文堂)初版、1937年。以来版を重ねて二十有余 。
「兎角誤解されるんですが、マラソン式に速く歩くというのではないので、要は、我我は時間も(金も)ないからニ日なり、三日なり要して行く處を(夜をこめて)一日で歩くということです」
(中村談・『山と渓谷』1947年4月号・99号)
『山と渓谷』1999年4月 遠藤甲太「登山史の落し物」より抜粋