厳冬期 別山


- GPS
- 16:15
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 2,248m
- 下り
- 2,230m
コースタイム
- 山行
- 15:10
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 16:15
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
風嵐ゲートから積雪あり、出だしから歩き。下山、百万岩から日当たりの良いところは融雪のため雪切れあり。チャリは押し歩き覚悟であれば百万岩あたりまで引っ張れる。 避難小屋までの尾根上は藪い。その上は快適だが、御舎利まで残り100mは凍結カチカチ。稜線上も凍結。 |
写真
装備
個人装備 |
pon2oon 159cm
|
---|
感想
いつも白山から眺めている別山。厳冬期ワンディの記録がなかなか見当たらないし、メンバーも全員、厳冬期は初。最初に申しておくがこの時期の別山は白山よりはるかに厳しい。白山をサクっとこなす人じゃなければ太刀打ちできないと感じた。メンバーは父、番長、コーエーさん、兄の私。以前、白山でたまたま出会ったコーエーさん。モチベーションが高く、向上心もあるので最近、父と一緒に山行を共にしている。いつも父と二人で番長と私はまだご一緒していないので、快晴が重なった平日に参加してきた。
出発予定は0:30だが、案の定準備ができたものから出発のフライング。ゲートから雪がある、しっかりした轍があるが凍結のためチャリは諦める。今シーズン初の林道ラッセル、これで今日の完全燃焼が決定。出だしからコーエーさんが飛ばす、全然追いつく気配なしペース配分が心配になる。百万岩のあたりで踝ラッセル。コーエーさんには市ノ瀬手前の橋で追いついたが、頭は汗びっしょりで大変そうだった。市ノ瀬のビジターセンターの軒下でいつも通り大休憩。するとそこにパンクしたチャリが放置されていた。チャリを置き去りにして、どこに行ってしまったのだろう。
夏道を無視して早々にチブリ尾根に取り付いた。それにしても藪い。。。数週間前の降雪でだいぶマシになったのであろうが、藪に行く手を阻まれてなかなか高度が上がらない。避難小屋前で夜が明ける。いつもは白山から別山を眺めているが、今回は逆。白山のお馴染みのルートが望遠できる。先日滑った甚之助谷もはっきり目視できた。山頂付近もすっかりホワイトマウンテンになっている。アップダウンをこなしてチブリ避難小屋着。一階から中に入れたので中で休憩。
先の尾根を見ると風が吹き荒れて、雪が舞っている。風が強そうだ。夏道通り二重の尾根の間の沢に入っていく、ここは尾根に守られて緩衝地帯。ここら辺から番長が地獄装備もせずに黙々とスパートをかけている。まさに地獄の行進だ。我々が御舎利山に着いた時にはすでに登頂していた。御舎利山の登りラスト100mが凍結してクトーもまともに入らない。柔らかいところを選びながら足を置いたが、一回滑らして冷やっとした。ウィペットで初動停止したので難を逃れた。コーエさんも経験したことのないような登りでかなりビビっていたが、マジで痺れる登りだった。
ピークで番長と合流して皆で登頂を喜び合った。登りが痺れたならば、下りも痺れる。カチカチ斜面をしっかりエッジを効かせて降った。小屋近辺の平坦地はシールを貼ってあとは消化試合の下山。コーエさんがかなり足にきていて遅れていたので父と私でサンドイッチして様子を見ながら下山した。やはり序盤のハイペースが効いたか。来た尾根は藪だし細いので時間がかかるとの読みで曲池側の斜面を下ることを選択した。全然、藪とは言えない斜面だが、コーエさんはあまり経験がないのと、湿雪に足を取られ苦戦していた。何度も転び、雪まみれになり、もがいて、でもヘコタレナイ。消化試合のはずが、まさに「コーエー劇場」と化した。
早めに林道に合流して、市ノ瀬からクタクタになりながら下山した。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
hayawataさん、初めまして。route581さん、初めまして。
YSHRさん、こんにちは。お久し振りです。
和名倉山のレコ以来ですが、
昨年11月の剱岳、白馬岳のレコまでは見ていました。
その後も頻繁に登山されたり、山スキーをされているらしいことは
チェックしていましたが、レコまでは見ていませんでした。
12月に入り雪不足ながら、私もスキーに明け暮れるようになりました。
私もテレマークで山スキーをやりますが、
シーズン始めはもっぱらゲレンデでレッスンを受けて練習しています。
怪我からの回復も順調のようで、今冬も登山とスキーを楽しめそうです。
無理のない範囲でですが。
hayawataさんは兄とのことですが、YSHRさんは父でしょうか。
route581さんはコーエーさんと番長のどちらでしょうか。
興味を持って読ませてもらいました。
厳冬期の別山は白山以上に厳しいとのこと、
私はレコを読んで想像することしかできませんが、納得しました。
YSHRさんも冬季の雪山は複数のメンバーで臨まれているのですね。
厳しい登山ですからそうあるべきだと思いました。
これからも安全に気を付けて雪山に挑み楽しんで下さい。
時々になるかもしれませんが、レコも楽しみにしています。
初めまして。
コメントありがとうございます。
route581がコーエーさんです。
アプローチの尾根、山頂部までの状況、よく行く白山よりも厳しいものがありました。
暖冬で積雪は不十分ですが、悔いのないシーズンを送りましょう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する