《過去レコ》本格的登山の第1歩 戸隠〜西岳縦走

1977年07月30日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.3km
• 登り: 1,329m
• 下り: 1,521m

天候

多分晴れていた、と思う。

アクセス

利用交通機関：

バス

帰りは奉公社から飯縄までタクシー、そこから友人の父親の車
（最終バスに乗れなかった！）
（タクシーに乗るも、自宅までのお金を持ち合わせていなかった！）

コース状況／危険箇所等

登山道オンリー

写真

4/30 18:30

蟻の塔渡
怖かった！

4/30 18:29

八方睨み
その当時は避難小屋があった

4/30 18:30

西岳、P1からの下り
現在、この場所　えぐれていますよ！

4/30 18:31

西岳の核心部！
現在も、変わらず❗

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

アブハチ

高校の同級生N君と戸隠から西岳の縦走に行くことになった。友人は父親が登山をするせいか道具を持っていたが、私は一切持ってなかったので、友人のキャラバンシューズを借りた。
長野まで電車で行き、長野駅前のバス停から戸隠奥社行きのバスに乗った。奥社入口を歩き出したのは9時ごろだったかな？
　順調に蟻の塔渡に来た。友人から、ナイフリッジの凄さは聞いてはいたが、怖くて四つん這いで進んだ。その後の剣の刃渡りは現在より狭く、正に馬乗りでわずか2メートルの距離をゆっくり確実に進んだ。
　八方睨みに着くと、いかにもベテランと思わしき単独登山者がいて、コンロでお湯を沸かしていた。この時彼が使用していたのが、確かホヘーブス725で、この時の印象が強く、のちに自分も所有するようになった。
　さあ、西岳へいざ行かん！順調に P1まで来て、さあ後は下るだけ！その下る尾根のルートが見える。この時確か2時だったか、後2時間もあれば着くだろと思って進むが、行けども行けども標高が下がらず、どんどん時間が過ぎて行った。これは4時どころか、暗くなる前に林道に辿り着けるのか？と疑問を感じ始めた。でも、行くしかない。川を渡渉するところで勘違いしたようで、でも一応登山道を歩いているから何とかなるだろう。ついに暗くなる前に何とか林道に着いた。もう5時過ぎ、最終バスは行ってしまった。とぼとぼ歩いていると、軽トラックが通りかかり、宝光社まで乗せてもらった。
　さて、どうする？タクシーを呼んで乗ったのだが、お金ないぞ！
　飯縄で降りて、公衆電話から友人の
父親に迎えに来てもらうことにしたが、もちろん1時間くらい待って、やっと帰路に着くことが出来た。
　さてさて、その後ガイドブックを読むと、長野市からの日帰りは無理！と書いてあった。
　この登山の経験から、人任せにしてはいけないことを学んだ。
　失敗と言うか苦い経験だったが、苦い経験だからこそ、良い人生訓になったと思っている。