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Yamareco

記録ID: 232334
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

西穂・奥穂縦走(雪とガスで難度増した山行に少々ビビる)

2012年10月06日(土) ~ 2012年10月08日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
17:47
距離
16.3km
登り
1,646m
下り
2,692m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

10月6日

(09:00)新穂高ロープウェイ西穂高口
(10:03-35)西穂山荘
(11:05)丸山
(11:54-12:07)西穂独標
(12:56)西穂山荘

   地図記載所要時間/実績:240分/191分

10月7日

(03:34)西穂山荘
(05:00)西穂独標
(05:31)ピラミッドピーク
(06:26-50)西穂高岳
(08:13)間ノ岳
(08:46)逆層スラブ
(09:09-14)天狗岳
(09:39)天狗のコル
(11:48-55)ジャンダルム
(12:36)ロバの耳
(13:19)馬の背
(13:53-14:03)奥穂高岳
(14:56)穂高岳山荘

   地図記載所要時間/実績:600分/636分
     (後半は雪・ガスと疲れから慎重に進みました)

10月8日

(06:04)穂高岳山荘
(07:40)荷継沢
(08:13-20)鉱石沢
(08:37)重太郎橋
(09:34)白出沢出合
(10:11)穂高平小屋
(10:57)新穂高温泉

   地図記載所要時間/実績:360分/286分
天候 10月6日 曇(夜に雨、上は雪)
10月7日 晴 → 曇
10月8日 晴
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
5時前に到着したら新穂高温泉深山荘近くの無料駐車場は満杯。こののため、約3.5キロ下った所にある新穂高の湯(無料露天風呂)の無料駐車場に停める(ほぼ満杯だったが、何とか駐車スペースを確保)。ここから新穂高ロープーウェイまで徒歩で約40分。
コース状況/
危険箇所等
・7日の西穂・奥穂縦走では、前夜雨が雪となってうっすらと縦走路に積っていた。

・午前中の前半は晴れていたので、とけることを期待しつつ出発したが、徐々にガスに包まれ、北側斜面の雪は残ったままとなり、後半は慎重に進まざるを得なかった。

・奥穂からの白出沢のガレ場下りにおいて
.沺璽はあるものの、道をはずしやすかった。道を外すと浮き石があり、急に歩き難くなるので、正しい道を探すとよい。
▲レ場の下の方では、石ころ混じりの砂地の道が出来ているが、石伝いの道も並行してある所が多く、こちらの方が歩きやすかった(砂地は滑りやすい)。
2抃兮瑤良玄韻呂△觸蠅妊レ場を離れる。道を外したままガレ場を進んでいると、そのままガレ場を下ってしまいかねないので注意が必要。ガスっている場合は特に危ない。
ロープウェイ手前約3.5キロ地点の新穂高の湯近くの駐車場
ロープウェイ手前約3.5キロ地点の新穂高の湯近くの駐車場
西穂山荘へ。少し下ります。
西穂山荘へ。少し下ります。
西穂山荘への登山道
西穂山荘への登山道
西穂山荘が見えました
西穂山荘が見えました
西穂山荘
西穂山荘から西穂への登り始めは、大きな岩がころがる登山道。これを登りきると、なだらかな尾根筋になる。
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西穂山荘から西穂への登り始めは、大きな岩がころがる登山道。これを登りきると、なだらかな尾根筋になる。
振り返って
暫くナダラカな尾根筋の道
2
暫くナダラカな尾根筋の道
ガレ場斜面
振り返って
西穂独標が近づきました
西穂独標が近づきました
振り返って
もうすぐ、独標
振り返って。ロープウェイから歩いて来た道筋が一望できる
振り返って。ロープウェイから歩いて来た道筋が一望できる
最後の登り。慎重に。
最後の登り。慎重に。
西穂独標頂上
西穂独標から先を望む
西穂独標から先を望む
上高地、霞沢岳を一望。
ここまでは6日に下見で登った時の写真です。翌日は暗い内に出発することから下見に登った次第。
上高地、霞沢岳を一望。
ここまでは6日に下見で登った時の写真です。翌日は暗い内に出発することから下見に登った次第。
ナンバーは西穂までのピークの数か? 登るにつれ徐々に減る。西穂独標は11と書かれていた。
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ナンバーは西穂までのピークの数か? 登るにつれ徐々に減る。西穂独標は11と書かれていた。
ピラミッドピーク頂上より先を望む
ピラミッドピーク頂上より先を望む
振り返って。左端がピラミッドピークか。
振り返って。左端がピラミッドピークか。
北側斜面は雪が残っています。とけてくれ〜!
北側斜面は雪が残っています。とけてくれ〜!
西穂岳より振り返る。
西穂岳より振り返る。
西穂高より、これから行く先を望む
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西穂高より、これから行く先を望む
最初の長い鎖
鎖を降りたらトラバースします。
鎖を降りたらトラバースします。
多分、こう進んだと思います。
長い鎖部分は陰に隠れている。トラバース後はまた登り、岩陰の部分を下ってコルへ。
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多分、こう進んだと思います。
長い鎖部分は陰に隠れている。トラバース後はまた登り、岩陰の部分を下ってコルへ。
前の写真のコルへ下る部分
前の写真のコルへ下る部分
登ったり下ったりを繰り返し、徐々に体力を消耗します。
登ったり下ったりを繰り返し、徐々に体力を消耗します。
登ります
コルからみた笠ヶ岳
コルからみた笠ヶ岳
滑らないように、慎重に、慎重に。
滑らないように、慎重に、慎重に。
振り返って
更に上に
間ノ岳にきました。
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間ノ岳にきました。
間ノ岳下ります。
間ノ岳下ります。
振り返って。間ノ岳
1
振り返って。間ノ岳
まだまだ下ります
まだまだ下ります
振り返って
間もなくコルへ。
間もなくコルへ。
逆層スラブです
振り返って。間ノ岳からの下り。右のピークが間ノ岳か。追記した道は違っているかもしれません。
振り返って。間ノ岳からの下り。右のピークが間ノ岳か。追記した道は違っているかもしれません。
逆層スラブの上部。
逆層スラブの上部。
逆層スラブを越して更に登ります
逆層スラブを越して更に登ります
天狗の頭から振り返って。尖ったのが西穂高岳か。
天狗の頭から振り返って。尖ったのが西穂高岳か。
天狗の頭
天狗の頭から先を望む。ガスが〜!
天狗の頭から先を望む。ガスが〜!
天狗の頭のすぐ先の突先を垂直に降ります
天狗の頭のすぐ先の突先を垂直に降ります
北斜面を下ります
北斜面を下ります
間を降りて天狗のコルへ
間を降りて天狗のコルへ
降り切ったら天狗のコル
降り切ったら天狗のコル
天狗のコル
2012年10月07日 09:39撮影 by  Canon PowerShot SX260 HS, Canon
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10/7 9:39
天狗のコル
下ったら、登る
まだ、馬ノ背ではありません。
まだ、馬ノ背ではありません。
矢印あるが、どこを登ったんだっけ?
矢印あるが、どこを登ったんだっけ?
ほっとして
登ったら
ジャンダルムの陰が見えました。
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ジャンダルムの陰が見えました。
左は道があるけど、右はどうやって行くの?
答えは後ほど。
左は道があるけど、右はどうやって行くの?
答えは後ほど。
ついに、やりました。
2
ついに、やりました。
もとに戻って、奥穂へ。
ガスってよく見えなかったが、近づくと鎖とステップがありました。曲がったステップがあるので注意。
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もとに戻って、奥穂へ。
ガスってよく見えなかったが、近づくと鎖とステップがありました。曲がったステップがあるので注意。
トラバース
何か、ライオンに見えません?
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何か、ライオンに見えません?
やっと奥穂高が近くに見えました
やっと奥穂高が近くに見えました
ロバの耳(左端のピークか)に向かって
ロバの耳(左端のピークか)に向かって
トラバース
きゃ〜!、人が張り付いている。
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きゃ〜!、人が張り付いている。
下ります
登ります
ジャンダルムを振り返る。前方には馬ノ背が。
ジャンダルムを振り返る。前方には馬ノ背が。
馬ノ背。
馬ノ背の登り始め
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馬ノ背の登り始め
あんなところにマークが。どうやって乗り越えたか、記憶にございません。
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あんなところにマークが。どうやって乗り越えたか、記憶にございません。
登るより、降りる方が怖そう。
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登るより、降りる方が怖そう。
奥穂高頂上に無事到着。馬ノ背を越えたら楽勝です。
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奥穂高頂上に無事到着。馬ノ背を越えたら楽勝です。
奥穂から下っているとき、ガスが薄くなってジャンダルムが現れました。
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奥穂から下っているとき、ガスが薄くなってジャンダルムが現れました。
涸沢は紅葉してました。ガスでちょっと色が冴えませんが。
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涸沢は紅葉してました。ガスでちょっと色が冴えませんが。
穂高山荘まで、後少し。
穂高山荘まで、後少し。
ついに、到着。よく頑張りました。
今回縦走路を下る人にあまり会いませんでしたが。前夜の雪で通行中止のお触れが出ていたとか。
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ついに、到着。よく頑張りました。
今回縦走路を下る人にあまり会いませんでしたが。前夜の雪で通行中止のお触れが出ていたとか。
涸沢岳方向
奥穂高方向
白出沢の下り開始地点より
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白出沢の下り開始地点より
白出沢の下り。このガレ場を約2時間下る。
ガレ場は右側の山影を回り込んで続く。
白出沢の下り。このガレ場を約2時間下る。
ガレ場は右側の山影を回り込んで続く。
どんどん下る
まだ下る
やっと、ガレ場終了
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やっと、ガレ場終了
振り返って。
左;荷継沢、右:白出沢(奥穂へ)
左;荷継沢、右:白出沢(奥穂へ)
荷継沢。登山道は、標識の横を通り、ガレ場から離れる。誤って、このままガレ場を下らないよう(特にガスっていたときには)注意。
荷継沢。登山道は、標識の横を通り、ガレ場から離れる。誤って、このままガレ場を下らないよう(特にガスっていたときには)注意。
ガレ場から離れた登山道
ガレ場から離れた登山道
鉱石沢まで若干キツイ坂が続く
鉱石沢まで若干キツイ坂が続く
鉱石沢。標識の所を左に折れて下る。
鉱石沢。標識の所を左に折れて下る。
鉱石沢から重太郎橋までは岩壁トラバース道
鉱石沢から重太郎橋までは岩壁トラバース道
重太郎橋が見えた
重太郎橋が見えた
重太郎橋
重太郎橋から河原を10メートル位下った左岸に進む
重太郎橋から河原を10メートル位下った左岸に進む
石畳の道が暫く続く。ここから白出沢出合まではなだらかな道
石畳の道が暫く続く。ここから白出沢出合まではなだらかな道
白出沢出
白出沢出合
砂防ダムを横切る
砂防ダムを横切る
穂高平小屋
穂高平小屋のところから林道をショートカットする登山道の入り口
穂高平小屋のところから林道をショートカットする登山道の入り口
再び林道へ
林道ゲート
新穂高ロープウェイに戻りました
新穂高ロープウェイに戻りました
新穂高の湯入口。橋を渡った右手にあります。
新穂高の湯入口。橋を渡った右手にあります。
新穂高の湯。汗を流しました。
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新穂高の湯。汗を流しました。
後日追加:前穂高からみた西穂・奥穂縦走ルート
後日追加:前穂高からみた西穂・奥穂縦走ルート
後日追加:前穂高からみた西穂・奥穂縦走ルート(前半の拡大)
2012年10月21日 10:24撮影 by  Canon PowerShot SX260 HS, Canon
10/21 10:24
後日追加:前穂高からみた西穂・奥穂縦走ルート(前半の拡大)

感想

・西穂高頂上から、うっすら(多分5ミリ位)と積もった雪の斜面を眺めながら、止めようかと思案。しかし、天気予報は晴れのため、とけていくことを期待して、出発した。が、予想に反して10時頃(2/3ほど進んだ所)からガスに包まれ始めた。

・それまでも、絶壁(あるいは急勾配の斜面)登り・下り・トラバース、狭い切り立った尾根歩きなどの連続で、かなりの緊張を強いられてきた所で、まだ、ジャンダルム、ロバの耳、馬ノ背などの難関が残っていた。

・しかし、ここまできたら、進むしかない。

・意を決して進むも、岩は、濡れていたり、薄い雪が張り付いており、かつ、体力もかなり喪失してきていたため、慎重に慎重に進み、何とか無事クリアできた。

・西穂高岳〜奥穂高岳は、先に述べたような緊張を強いられる登山道が地図記載所要時間で6時間半続くことである。1つ1つであれば、他でも出会うことがあるだろうが、これだけ連続してあると、かなり緊張を強いられ、疲れも出やすい。疲れが出始めると、余計緊張し、更に疲れが加速するという悪循環に陥る。今回は更にに天候に見放され、足場が不安定となったため、尚更であった。

・何とか無事に乗り切れたのは、多分、縦走したメンバの最後尾になっていただろう私と一緒に進んでくれた二人のカップルのお陰でした。もし、一人きりだったら、孤独感が加わって、もっと疲れが出ていたのではないかと思われる。お二人に感謝。

・このコースを行かれる方は、岩登り・下りなどの経験は勿論だが、体力が必須と痛感しました。地図記載の所要時間で12時間以上のアップ・ダウン繰り返す縦走に耐えられるだけの体力が無い方は避けた方が賢明と思います。ちなみに、私は、椹島からの荒川岳・赤石岳左周回コースにおいて、千枚小屋から椹島まで縦走しましたが、これに比べて、今回の縦走の方がキツイと感じました。

・なお、このコース、奥穂から西穂に向かう場合、早いうちに馬ノ背やロバの耳などの難関を通過するものの、ここを下るのは、登る場合に比べて恐怖心が強く湧くと思います。

・奥穂岳の頂上で、ある女性の100名山達成記念撮影に立ち合いました。コングラチュレーション!!

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技術レベル
3/5
体力レベル
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3/5
体力レベル
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