入笠山(過去レコです)。
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- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 519m
- 下り
- 513m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
この冬、Sさんに連れられて富士見パノラマスキー場へ行った。ゴンドラで上まで登るとスキーヤーに混じって登山姿の人がいる。「この上に入笠山があって、夏にはお花畑けとなる」とSさんが教えて呉れた。調べてみると頂上近くまで車道がついており、そこから登るには物足りないので、車道の中間にある「沢入登山口」から登る事にした。平成16年7月18日、今年はもう梅雨開けとなっていたが、新潟で豪雨をもたらした前線が南下し、福井県では集中豪雨災害が発生していた。6時半、妻と家を出て、中央道を諏訪南インターで下りすぐに右折し、富士見パノラマスキー場の横を通り過ぎて、「入笠山」の案内に従って右折し山の中に入る。鋪装され幅も広い道路を行くと右手に沢入登山口の駐車場が現れる。立派なトイレもある駐車場には、大阪ナンバーの大型バスも含めて数台の車がとまっている。9時半、イワシャジンの咲く登山道に入る。木漏れ日の射すカラマツ林の中を登り、アカノラ山を右に緩やかな道をトラバースする。朝早くから登ったのだろう、夫婦連れと行き違い、しばらくするとバスの団体客と思われる大勢の人達が下って来るのに会う。3連休をフルに利用し、昼からも別の山に登るのだろうか。1時間程で林から抜け出すと周りは明るくなり、テントが張られ、多くの人がいる入笠湿原に到着。湿原には赤紫色のヤナギランが群れを成してなびき、アヤメ、バイケイソウ、クガイソウ等々、色とりどりの花が咲き乱れている。花の写真コンテストの期間中で、頑丈な三脚を付けた高級カメラを持った老若男女が、と云っても圧倒的に老が多いが、接写レンズや望遠レンズを駆使して花と対峙している。湿原には木道が整備されており、我々もデジカメで花を撮りながら散策する。湿原の奥はゴンドラの山頂ステーションへの道となり、そこからも人がやって来る。湿原の入り口には登山口と同様に立派な公衆トイレがあり、その上の「山彦荘」の前の駐車場は満杯である。車道の左側にはチップで被われた散歩道があり、それを行くと草の斜面が広がっており、その横の登山道に入る。案内本には「入笠山スキー場のゲレンデの横の道」とあるが、ゲレンデにしてはリフトも何も見当たらない。すぐにマナスル山荘の前に出て、「入笠山 山頂まで30分」と標識が立つ登山道に至る。途中で道は二股に分かれ、左の「岩場迂回路」に進む。30分もしないうちに頂上に到着。頂上は風が強く、目の前の八ヶ岳は上部が雲でおおわれ、富士山も雲の中にやっと同定出来る程度であるが、諏訪湖はくっきりと見えた。三脚が風で吹き飛ばされないかと心配しながら記念撮影をする。溢れかえる程の人が風をよけて坐り、弁当を食べている。我々もハクサンフウロを踏みつぶさないよう気を付けながら坐り、高速道路のサービスエリアで購入したオムスビを食べる。長居は無用と10分も経たないうちに山頂を発ち、仏平峠への道を下る。林の中の道は最初は急であるがじきに緩やかとなり、これを下ると車道に出る。車道を車に気を付けながら歩き、三平ロッジの横を過ぎると、先程登ったゲレンデの下に着いた。散策路を通り湿原に戻り、登りと同じ道を下って駐車場に帰り着いた。頂上は風が強く、人も多く、何だか手頃な公園のようであったが、雨にも会う事なく綺麗な花を一杯見て、およそ4時間のハイキングを楽しむ事が出来た。帰りはマナスル山荘まで行き、入笠牧場の横を通り、高遠に向かう道を進む。最初は狭いが鋪装された道であったが、途中案内に従って左折すると未舗装の道となり、これを延々と下る。本日は四輪駆動ではなく普通車で来たのが失敗で、車のドアーを木の枝がこすって行く。高遠で入った「さくらの湯」は、下呂温泉に似た気持ちの良い湯であった。中央道を快適に飛ばし、暗くなる前に帰宅する筈であったが、中津川の手前で事故による大渋滞に会い、家にたどりついた時は8時を過ぎていた。
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