「この高原の残丘」 種山ヶ原
- GPS
- 03:11
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 230m
- 下り
- 217m
コースタイム
12:27 物見山
13:13 出発
13:59 下山完了
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*ハイキングコースでよく整備されています。吹雪いても帰ってこれますね。 *今日もどなたにもお会いせず。雪が降ってから人は入っていないようです。 *道の駅種山ヶ原の上にある「遊林ランド種山」には広い駐車場があります。ここはキャンプ場のセンター施設のようで、風呂とレストランも利用可能。風呂は広々と眺めの良い檜の浴槽でした。500円。 |
写真
感想
*登山用具を全部積んで東北道に乗ったのが午前7時。やはり圧雪道路だ。50キロ制限は今年初めてかな。自然な流れは80キロ程度。スタッドレスを買い換えたばかりだけど運転は慎重に。北上で一般道に降りる。遠野に向かった。冬の遠野の山を少し歩いてみたかった。
*下道も路面は真っ白で、日曜の朝だからか飛ばす車も少ない。鈍色の空に雲が低い。奥羽山脈どころか北上高地にも雪雲が流れてきている。道の駅「風の丘遠野」で休憩し、しばし空模様を観察。午後から晴れるはずだけど、この時間(9時半)で、この積雪だとちょっと難しいかな。で、第二の目的地、種山ヶ原に向かうことにした。
*種山ヶ原(物見山)は、宮沢賢治が何度も足を運んだ山。銀河鉄道の夜や風の又三郎のモチーフを得たという。子供たちが小さい頃の一度来たことはあったのだが、何十年も前のこと。山歩きを再開して、ここをいつか冬に訪れたいと思っていた。山というより小さな丘のような場所だし、家からは少し遠いからなかなか縁がなかったけれど、今日はどういう引き合わせかな。
*静かな冬のスノーハイキングとなった。気温は低いが登山道(遊歩道?)は風があたらないので快適な登り。青空があればね、と何度か相棒さんが言う。でも今日はそんな日なのだ。
*まっすぐな緩やかな登りが続く。楽観していたが、雪が深くて少々苦戦。先週の和賀より深かったかも。それでも小さな丘だから、1時間と少しで頂上へ。焼石や早池峰、岩手山まで見えるという頂上展望は今日は残念だったが、お昼を食べているうちに少しずつ明るくなって青空も垣間見えた。これで今日は満足。
*賢治はわが青春のアイドルの一人。だがもう読むこともない。いくばくかの詩のその美しい断片を記憶にとどめるばかりである。
*いまさらですが。竹内さん、星空と孤独のヘッドライトとダウラギリ山頂の絵をありがとう!
コメント
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日記も拝見しました。男の料理、工夫されていますね〜そして具沢山でいいバランス にごり酒も一口味わいたい気もします
7番の写真は阿部陽子さんが鯨に見えたという岩でしょうか。賢治の世界に影響を与えたという山、ちょっと雰囲気ありますね。賢治がアイドルの一人だったというkiyoshiさんの青春物語、ぜひ読んでみたいです
竹内さんが登頂を果たして仲間に迎えられたシーンは感動でしたね!
一日大変な天気でしたね。大雪お見舞い申し上げます。
料理は週1回も作りません。でもこのときだけはキビキビ動きます
阿部陽子さん、誰だろってググりましたよ。鯨というよりイルカに見えました 賢治の言う残丘の名残でしょうか、この付近は少し岩っぽくなっていました。
竹内さんの番組よかったですね。カメラマンも凄いとおもいました 若かったらあの美しい山頂を自分の目で見たいと思ったでしょうか…kamadamさんならやりそうだね
まだ冬の始まりですから、ちょっと濡れ雪でしたね。
カモシカのトレースと静かな白い森と少しの青空、良い休日を過ごされましたね
私の好きな賢治の作品は「グスコーブドリの伝記」と「春と修羅」ですね
なんだか急に花巻に行きたくなりましたよ。雪が消えたら行ってみましょうかね
今、車に忘れ物をしたので、パジャマの上にダウン羽織って裸足にサンダルで外に出たら…5cmの積雪でした。裸足ラッセルしたよ 足冷たい〜
渋い趣味ですね。花巻、地味だけどいい山あるよ。花巻農学校とセットで歩いて、文学的なヤマレコをお願いします
今日はのんびり歩きました←いつもか
氷点下の世界でお昼食べるのも清々しくていいものです、風はあたらないところでね。
明日はモッケさんの日、ラッセル日和だね
賢治の山ですか、いいですねぇ
私も機会があればいつか・・・
つい先日、賢治の文庫本買ったばかりです。
今さっき、日記に書きました
よろしかったらどうぞ
↓ ↓ ↓
http://www.yamareco.com/modules/diary/2922-detail-44198
どっどどどどう!
又三郎は現れましたか?
私はこの日、7時半過ぎに高速に乗り、夏油でパウダーいただいて参りました
ずーっと、真っ白でしたが、スキーならそれでいいんです
ちなみに私は、虔十公園林と月夜のでんしんばしらが好きですよ
ひっつみ汁おいしそ〜
けど、青葉亭の牛タンも久しぶりに食べたくなりました〜
北上山地の山はほとんどが残丘だそうですね、姫神山や早池峰も残丘だそうで、いずれもたおやかな姿をしています
物見山は夏に車で通過したことがあるだけですが、これがイーはトーブの風景なんだと思わせるような気持ちのいい高原でした、確かにスノーシューで遊ぶには丁度いい感じですね
曇りならまだしも、青空まで
僕にもこの空を少し分けて欲しかったですよ〜
この週末は雪だるまになりかけてましたからね (うそです)
料理も美味しそうです
今週末はさすがにどこかに行きたくなりました。
大雪だったら、スキー場かもしれませんけどね
初宮沢賢治ですね。短い童話幾つも読んでいると、一つ一つの童話以上に、賢治の作る童話世界の全体が浮かび上がってきます。賢治の想像力の中で、自然も動物も鉱物でさえ、命を吹き込まれていくようです。
賢治の詩は青春の文学です。触れると驚くほど冷たい氷のような美しさ。
「なめとこ山のクマ」という作品があるけど、なめとこ山、この春に登ってみようと思っていましたよ。
岩手ゆかりの文学者なら、石川啄木の簡明な短歌、きっとkajyukiさん、気に入ってくれるんじゃないかな。これ、我々の世代にうけると思うよ
風の音はするのにね
Springさん、小学校の国語の授業で「注文の多い料理店」を先生が見事に語りきかせ、いよいよ佳境に入る最後の扉で、あまりの語りの見事さに、聞いている子供たちが泣き出したというエピソードを読んだことがあります。先生はもしかしたら日本最強の小学校教師、大村はまさんだったかも。本は大村さんと刈谷剛彦さんの共著「教えることの復権」だったかな。記憶が定かではないけれど。
私が無くしてしまったものの一つは、このリアルな想像力だったりします。それにしても、賢治の物語の強さよ!そして大村先生…
膝パウダーを滑れるなら相当な腕(足)前ですね
青葉亭、お見事です。結構食べ歩いていますね
イーはトーブ(?)の北上高地には火山はないみたいですね。一関あたりから北上するとなだらかな山並みがどこまでも続いている感じがします。確かにたおやかな風景には心惹かれるものがありますね。高みばかりを目指すこともなく、賢治のようにのんびりと歩いてみたい風土。
MSFANさんがよく歩かれる遠野の山にも登ってみたかったのですが、雪で到着が遅れたのと、深雪の林道ラッセルを避けたのもありました
というか、お天気の女神様の気まぐれ
ほんの少しですよ〜
でも山頂でお昼食べれるくらいではありました
横手は今日も雪だったみたいだけど、実は宮城県見事な快晴でした。ただ平地でも風が強かったけどね。
だから山越えていらっしゃいってば
今週末、私もどこかへ。少し仕事が楽になってきたので、また体力作りにせっせせと雪山ラッセルしにいくよ
こんばんわ。
私も賢治の世界、好きです。
「宮沢賢治フィールドノート」という本を持ってます。
実はこの本は、山の会の人が東北の山に遠征した時に
宿で一緒になった男性から頂いたそうです。
賢治を感じることのできる山旅、いいなぁ
賢治を旅するなら、例えば花巻の「賢治記念館」を訪れてミニプラネタリウムにもぐりこんで、敷地内にある「注文の多い料理店」で山猫定食を食べ、花巻農学校を訪れて、「裏ノ畑ニイマス」という黒板を見てから、北上川のほとりのイギリス海岸を散策し、翌日は、今は廃線の岩手軽便鉄道の跡をウオーキングしてから、なめとこ山に向かうというコースがあります(ないけど )。ああ、賢治死してなお、岩手の観光にも貢献す!
賢治がこれほどポピュラリティを得ているのは、逆説に思えるでしょうが、彼が岩手的じゃないからですよ
賢治は岩手を勝手にイーハトーブと呼び、自らの理想郷を描こうとしたんです。それはとてもユニバーサルな世界ですし、童話の動物たちもみんな彼岸の様相。真に岩手的なものは例えば遠野民話(柳田国男が編んだ遠野物語)などにあるわけで、こちらは研究者とコアなファンはいますが、やっぱりローカルなんですね。賢治は岩手が好きじゃなかったのではと思ったり、でも逆にものすごく愛していたのではとも思えてくる。
賢治世界と啄木とそれから遠野物語も少し読んで、早池峰と岩手山に登ったら、きっと充実した岩手の山旅ができそうです
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