雅な山名が気になる簫ノ笛山周回+α空木岳


- GPS
- 09:54
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 2,058m
- 下り
- 2,045m
コースタイム
- 山行
- 9:12
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 9:54
天候 | 晴のち曇ちょっと小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・磐田の森P~簫ノ笛山~マセナギ 笹刈払いのお陰で広く快適な登山道。案内板、テープがあり道迷いはない。 ・空木岳往復 一般登山道であり、危険箇所なし。 |
写真
感想
簫ノ笛山。書くのは勿論読むのも難しい。いったいどんな笛かと調べて見ると中国の管楽器で竹の縦笛とのこと。なぜこんな山名が付けられたのか?何か手掛かりがと思って登ってみた。結果手掛かりなし。
夏山もそろそろ終わりだ。野暮用を済ませ、前泊の1泊2日で南ア笊をと思っていた。しかし天気が不安定なので日帰り山行に変更だ。考えあぐねた末、雅な山名が気になっていた簫ノ笛山周回に、歩きがいのある空木岳をセットにして歩いてみようとなった。CTは簫ノ笛山周回が6H、空木岳往復が7Hの13H。急げば10〜11Hと見積もって、日の出前の5時出発と設定した。
駒ヶ根高原に着くと、池山林道通行止とのこと。またまた準備不足が露呈してしまった。行ける所まで行って後は歩くことにし、今夜は登山口Pで前泊とした。Pには10台位連れがいた。少しは涼しいだろうとの期待もあっさり裏切られ、寝苦しい一夜となった。
若干寝不足だが仕方なし。登山口Pを出発し、林道を走って行くと磐田の森P先でゲートが閉まっていた。戻って磐田の森Pに駐車し地図を確認すると、ここが出発地であった。初っ端からボケている。Pには5台位先行車が居た。どこに行く人だ?
○磐田の森P~簫ノ笛山
P前の林道を登って行く。あずま屋を右に見て更に直進すると、沢がある。そのまま歩いても浸水しない程度の水嵩である。渡ってすぐ右にある踏跡に入ったが、案内板がなかったので本来の登山口はもう少し先だったかも…?明瞭な尾根をひたすら直登する。すぐに汗が滴ってきた。ロープもある急登がP1,435 mまで続く。このピークがほぼ中間点。しばらく緩やかな笹混じりの樹林帯を歩くが1,600m地点から再びの急登になる。登り切れば簫ノ笛山南東尾根に乗る。山頂は目と鼻の先だ。山頂には新旧の山頂標識と三角点がある。眺めもなく、顕著なピークでもない。山頂標識がなければ山頂と分からない。
○簫ノ笛山~マセナギ
尾根伝いにいくつかのピークを越えていく。笹刈りがされているので迷うこともなく歩ける。踏跡が薄い所もあり、笹が繁茂しだすと道が分かりにくくなると感じた。鞍部のヌタ場を過ぎると急登となり、マセナギに出る。下草もなく歩き易いが、下りはロストしやすいと思う。全体的にしっかり笹刈りがされているので、下山路として使っても心配ないと思った。
○マセナギ~山頂
ここからは4年前に歩いているので安心だ。前回と変わっている所は新しい案内板が立てられたことぐらいである。空木平の水を当てにして水少なめなので、往きに空木平に寄ることにした。前回は7月だったので、沢も水がしっかり流れていた。しかし今回は涸れ沢だ。マズイ!TS地から沢に降りて探すとちょろちょろ水が流れていた。晴天続きだからな。汲んで飲むと冷たくて美味いこと美味いこと。無事水を補給して山頂に向かった。沢沿いの道だが、基本右岸に踏跡がある。CT45分とのことであったが、とても無理。山頂にはトレランナーが休憩していた。4年ぶり3回目の登頂だ。ガスって眺望はよくない。
○山頂〜登山道取付き
下山は駒石に寄り、登って遊んだ。その後はトレランナーに煽られ一気に下る。途中雨に降られたが、短かったので濡れずに済んだ。しかし山頂方向では雷の音がしていた。池山水場からは広い遊歩道になり、ショートカットしたら林道終点Pのトイレ裏に出た。その後もドンドン下り、登山道取付きに出た。
○登山道取付き〜磐田の森P
ここからは林道歩きなので気楽だ。ブラブラ歩いていると、発電用取水口の先で防火帯のように切り開かれたところがあった。下を見ると林道が見える。ここはショートカットだな。最初は急だったが、すぐに緩やかとなり林道に出た。5分も歩いたら通行止めゲートだ。なかなかいいショートカットであった。いつもうまくいくとは限らないが、今回は正解であった。ゲートを出てすぐ左に展望台があったので寄ってみた。正式にはあかつきの塔と言うらしい。晴れていれば南アルプスの眺望が良さそうだ。フェンスには沢山の錠が掛けられていた。一時期流行ったな。錠を掛けただけで夫婦円満ならお安いものだが…。さてさてどうなってるのでしょうか?
※感想
簫ノ笛山は空木岳の東尾根に派生した小尾根の小さいピークだ。空木岳から見れば、瘤以下の出来物くらいの存在かな。ピークらしくなく見晴らしもない。山名に由来するものもない。敢えて褒めるとすれば、登山客が少なく静かな所かな。最近賑やかな山頂より静かな所の方が落ち着く。次に行くとすれば、藪漕ぎを楽しみに行くか。
空木岳はトレランナーが多くなったと思う。登山口が下がって歩行距離が長くなったせいかな?空木平TSは快適そうだ。渇水期には水が涸れそうな気がします。
12日、簫ノ笛山に登れました。ありがとうございました。
タカウチ場で、おにぎり食べながら地図を見ていたら、どうもショートカットがあるみたいで、笹薮の中に隠れた小径を見つけることができました。
登山道を横切り、トイレの裏に出ました!登りに使うのは、きつそうでした。
林道に出てからのショートカットも利用させてもらいました。
急登、展望なし、花もなし、の山でしたが、念願の山に登れたので、登り甲斐がありました。
お世話になり、ありがとうございました!!
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