青海黒姫山 〜もう一つの黒姫山〜 [新潟県 糸魚川市]


- GPS
- 06:55
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,336m
- 下り
- 1,330m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に泥濘での急登の為、下りは要注意。 クマの生息域の中を歩く為に遭遇の確立は高い。 |
その他周辺情報 | ひすいの湯がある。 |
写真
感想
シルバーウィーク2回目の登山。
前日は黒姫山から下りて、温泉に入ったら日頃の疲れも手伝ってか、直江津市街地のナルスの駐車場でいつの間にか寝てしまい、起きたら5時だったので車中泊なのに9時間も寝てしまっていた。
しかも起きたら雨が降っていた。
とりあえず滋賀に戻りながら何処に登るか考えていると、糸魚川からやたら目立つ山を見つけた。
この山もまた黒姫山と名乗る山みたいだ。
標高こそ本家に劣るが、ずっしりした山容は重量感あってカッコよかった。
これは登るしかないと思い、青海の駅からデンカという大きなセメント会社を通過して登山口に辿り着いた。
そこに1台の車から一人の男が出てきた。
埼玉県から来たみたいで、当たり前だが目的は同じだ。
話も合う人だったので同行することになった。
この山の標高だが、本家の黒姫山の登山口と同じ標高なのに対して、この山の登山口は僅か110mなのでかなり登り応えあるはずだ。
登山道に入るととりあえず緩やかに登っていく感じだ。
淡々と標高500m手前まで登ると新鮮なウンチを発見した。
まだ放って数分しか経っていないようなそのウンチの出し主は間違いなくツキノワグマだ。
周りを見る限り完全なクマの移住区なのが見て取れる空間だ。
同行者と喋りながらでも数十メートル先から鼻息を立てる音が響いてたが、藪の中からなので姿は見えなかった。
クマエリアを過ぎると自然と勾配が増していき急坂になっていくのだが、そんな中で気になるのが泥濘だ。
昨晩の雨の影響からなのか、とにかく登りにくい。
とりあえず水が汲める場所で小休止する。
水場の水は流石は石灰石の山の水なのでめちゃくちゃ美味しい。
そこから先はロープ付きの急登+泥濘でのアルバイトで体力もそうだがメンタル面でも参ってしまう。
アルバイトを暫く続けると、やがて登山道は小さい谷に入っていき、泥濘は更に酷くなる。
地形図でおかしいなとは思ってたが、山頂手前で谷に入るのは珍しいなと思う。
谷間での苦しい山頂直下を頑張ると、初めて樹林帯から抜けて展望が開ける。
山頂までは短い尾根ながらもしっかりとカレンフェルトになっている。
山頂からの展望は360℃の大展望だ。
ただやはり雲が多く、北アルプスの朝日岳は拝められず最北の白鳥山すらも雲の中だ。
ただ、親不知海岸、糸魚川市街地は堪能できた。
流石に疲れたので長い大休止で1時間半も居座ってしまった。
問題は下山だ。
あれだけの急勾配で更に泥濘がある中での下りは苦戦しない訳がない。
ロープがある場所とかはもちろん、意外にも水場から下も登りでは感じなかったくらいの急坂なので、泥濘でズルズル滑るしストレスが溜まってた。
あまりにズルズル滑るものだからイライラしながら声を出して発狂してたらクマに鼻音出され我に帰った。
うるさくてごめんなさいと言う事だ。
無事に下山出来てホッとした。
とにかく標高差は元より苦戦する山だった。
前日の黒姫山の倍以上疲れる青海黒姫山は、厳しい中を頑張った人にだけ与えられる大展望を味わえる山だろう。
雲が多くて味わい半分だったが…。
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