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Yamareco

記録ID: 2628019
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

笊ヶ岳(老平より日帰り)

2020年10月03日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
12:40
距離
21.2km
登り
2,921m
下り
2,931m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:19
休憩
2:22
合計
12:41
距離 21.2km 登り 2,924m 下り 2,936m
4:29
40
5:09
5:10
32
5:42
6:02
29
6:31
6:33
43
7:16
48
8:04
95
9:39
9:49
52
10:41
11:56
48
12:44
50
13:34
13:41
32
14:13
40
14:53
14:55
22
15:17
15:42
39
16:21
46
17:07
3
17:10
ゴール地点
前日、登山口に着いたのが遅く、3時間も眠れず、4時半スタート。
久しぶりの真っ暗な時間からのスタートで、初っ端の林道分岐地点から登山口へ入る箇所を見落として杉林に突っ込み彷徨うという波乱のスタートだったが、戻ってライトであたりをグルグル照らしたら入り口を発見。
広河原までの崩落地や沢シャワーを浴びながらの崖トラバースなど真っ暗でも足下をライトで照らして慎重に進めば通過可能です。
むしろ帰りの明るい方が下が見えて恐怖心倍増でした。

広河原の渡渉では要らないと思いつつ沢靴を久しぶりに登場させ、ジャブジャブ楽しく渡りました。(沢靴は広河原にデポ)
登り・下りの靴の履き替えに計30分くらいかかっている上に荷物も重くなっているので完全にいらないアイテムでした(笑)
でも楽しかったのでOKです。

広河原から布引岳の高低差1700mの登りは全くと言っていい程、下り区間は現れず登り一辺倒です。下りの際は登り返しが無いのである意味理想的な尾根です。しかも木の根などが少なく下りも一定のスピードで下山できる登山道でした。
またピンクテープが最も多い区間で真っ暗でなければ迷う心配は無いのではないかと思います。ピンクテープが見当たらなければ一旦引き返しましょう。
自分は登りの桧横手山までは順調でしたが、そこから脚の筋肉疲労からペースが一気に落ちています。

布引岳〜笊ヶ岳間は150m降りて200m程度登り返しますが、斜度は広河原→布引岳に比べると緩やかで少し楽だった気がします。

山頂の展望は南アルプスが一望でき、今までの苦労が報われる景色でした。
10月にしては暑すぎるくらいに天気も良く、1時間以上もゆっくりしてしまいました。
下山も疲れましたが、総じていいトレーニングになった1日でした。
天候 午前中/快晴 → 午後/上空の浅い気圧の谷の通過により下層雲広がるも、主稜線上は雲の上
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
最初の林道歩きから登山道に入る箇所(林道が二手に分かれて、分岐を右側の道へ進んだ直後の箇所)が真っ暗だと分かりにくく数分さまよった以外はピンクテープが多く分かりやすい登山道でした。
その他周辺情報 下山後はヴィラ雨畑(日帰り入浴:550円/20時まで)にて汗を流しました。
4時半の暗い中スタート。吊り橋もどのくらいの高さにかかってるのか全く不明でした。
2020年10月03日 05:08撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/3 5:08
4時半の暗い中スタート。吊り橋もどのくらいの高さにかかってるのか全く不明でした。
明るくなったのは広河原の直前。さすがに沢は明るい中渡りたかったからちょうどよかった。
2020年10月03日 05:44撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 5:44
明るくなったのは広河原の直前。さすがに沢は明るい中渡りたかったからちょうどよかった。
カムエク以来の久しぶりの沢靴登場!
川にかかる丸太を跨いで渡れば濡れずに行けるようですが、沢靴の安心感は偉大です!何より川の水の中を歩くの楽しいです!
ただ、時間&労力対効果は著しく悪いので今回一番必要なかった装備No.1に認定します(笑)
2020年10月03日 05:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/3 5:48
カムエク以来の久しぶりの沢靴登場!
川にかかる丸太を跨いで渡れば濡れずに行けるようですが、沢靴の安心感は偉大です!何より川の水の中を歩くの楽しいです!
ただ、時間&労力対効果は著しく悪いので今回一番必要なかった装備No.1に認定します(笑)
山の神に挨拶。無事に帰ってこれますように。
2020年10月03日 06:33撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 6:33
山の神に挨拶。無事に帰ってこれますように。
林業の廃機械。1600m地点だったと思うけど、よくこんなところまで機械を持ち上げたなと感心です。
2020年10月03日 06:57撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 6:57
林業の廃機械。1600m地点だったと思うけど、よくこんなところまで機械を持ち上げたなと感心です。
布引岳まで展望は全くないですが、この山は総じて苔がきれいです。この山の魅力の半分は苔にあると言っても過言じゃないと思います。でも誰のレコ見ても苔の魅力を言及している人いないので、きっと過言なんでしょう。。
2020年10月03日 07:00撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 7:00
布引岳まで展望は全くないですが、この山は総じて苔がきれいです。この山の魅力の半分は苔にあると言っても過言じゃないと思います。でも誰のレコ見ても苔の魅力を言及している人いないので、きっと過言なんでしょう。。
桧横手山。ここまで3時間ちょっと。
2020年10月03日 08:03撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
10/3 8:03
桧横手山。ここまで3時間ちょっと。
布引岳手前の崩落地で初めて展望が!
2020年10月03日 09:23撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 9:23
布引岳手前の崩落地で初めて展望が!
秋雲に南アルプスの山並みが!
2020年10月03日 09:27撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 9:27
秋雲に南アルプスの山並みが!
そしてやっと布引岳。久しぶりに本格的に疲れました。
ここまでバテたの久しぶりで情けなくなりました。
2020年10月03日 09:38撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 9:38
そしてやっと布引岳。久しぶりに本格的に疲れました。
ここまでバテたの久しぶりで情けなくなりました。
やっと目標の笊ヶ岳(左)が!
右の山は小笊です。
2020年10月03日 10:12撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 10:12
やっと目標の笊ヶ岳(左)が!
右の山は小笊です。
やっと山頂!登山口から6時間ちょっとでした。
2020年10月03日 10:43撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 10:43
やっと山頂!登山口から6時間ちょっとでした。
葉っぱも少しずつ色付いてきています。
2020年10月03日 10:58撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 10:58
葉っぱも少しずつ色付いてきています。
富嶽と小笊と笊
2020年10月03日 11:03撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 11:03
富嶽と小笊と笊
南アルプス主脈はどの山も立派!
2020年10月03日 11:26撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 11:26
南アルプス主脈はどの山も立派!
帰りにとてつもなくでかいマイタケ似のキノコを発見しました。
いい香りのキノコでした。
2020年10月03日 14:25撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/3 14:25
帰りにとてつもなくでかいマイタケ似のキノコを発見しました。
いい香りのキノコでした。
やっと広河原。下りも長かった。
2020年10月03日 15:21撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 15:21
やっと広河原。下りも長かった。
有名な傾いた足場です。ここは右側の手すりをつかめば怖くないはずです。
2020年10月03日 15:54撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 15:54
有名な傾いた足場です。ここは右側の手すりをつかめば怖くないはずです。
崩落地。こちらの方が若干怖かったかな?
2020年10月03日 16:04撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 16:04
崩落地。こちらの方が若干怖かったかな?
朝は下が見えなった吊り橋も全容が明らかに。
2020年10月03日 16:20撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 16:20
朝は下が見えなった吊り橋も全容が明らかに。
下を見ると少しだけ緊張します
2020年10月03日 16:20撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/3 16:20
下を見ると少しだけ緊張します
暗くなる前に何とか下山
2020年10月03日 17:08撮影 by  NIKON D750, NIKON CORPORATION
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10/3 17:08
暗くなる前に何とか下山

装備

個人装備
Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 沢靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) ヘッドランプ ロールペーパー 保険証 携帯 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

感想

「二百名山の中で日帰りするのが一番きつい」「急登が永遠と続く」「渡渉があり、天気がいい日以外は危険」「水場が途中に無く、大量の水を担ぎ上げなければいけない」などなど。
あまりいい噂を聞かない笊ヶ岳(笑)

そんなドM眉唾の山に前々から登りたいと思っていたものの、なかなか決心がつかないでいたのですが...

〕盻気砲浪圧彭腓能珍登山予定のため、その前に足慣らしをしておきたかったこと。
∩案に高層天気図を見たら下層は暖湿気の流入で雲が出そうだったが上空は晴れていそうだったこと。
5げ垢睥辰靴、標高差2000m越えのコースを登るには快適そうな予報だったこと。
に月に近く、暗いうちから歩かないといけない予定だったが、比較的明るい中歩けそうだったこと。

などなど、好条件がここまで重なることはないと、前日に決心をするに至りました。

登ってみた感想としては、確かに噂通りのキツさ。
特に登りの桧横手山までは順調だったものの、そこから急激に脚の筋肉に疲労が溜まり、息も切れ切れ。
心肺機能・筋力の衰えを実感する登山となりました。

登山道も布引山の手前まで全く展望が無く、精神的な面を含めて甲斐駒の黒戸尾根よりずっときつく感じました。
個人的にキツかったコース、ベスト3にランクインです(笑)

1位: ペテガリ岳(神威山荘から日帰り往復)
2位: 飯豊本山 (ダイグラ尾根往復)
3位: 笊ヶ岳 ← NEW!!

最後に、山頂でお会いし下山後の駐車場でも会話をしてくださった方、登りの桧横手山で私を目にもとまらぬ早さで抜いて行かれた元気な方、バテバテになりそうな中で言葉を交わすことで元気をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

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