伊勢山上(高所恐怖症でビビりなのに・・登ってしまった！）

2020年11月27日(金) [日帰り]

• GPS: 03:17
• 距離: 5.3km
• 登り: 289m
• 下り: 298m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:45
• 休憩: 0:55
• 合計: 2:40

8:47 伊勢山上 飯福田寺
9:13 9:15 小天上
9:37 9:38 大天井
10:15 10:35 飛石
10:46 10:53 伊勢山上 飯福田寺
10:58 11:23 裏行場上り口
11:27 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

11/27 8:17

遠征計画していた北陸が天候不良のため一番天気が安定していた三重県に行先変更！
着いたところが・・

11/27 8:17

なんと！高所恐怖症でヒビリの私が怖さのあまり無意識にその存在を頭から抹消していた「伊勢山上」です！今回何を血迷ったか勢いでチャレンジを決めたものの昨晩からここへ到着するまで不安との戦いでした(笑)

11/27 8:30

飯福田寺（いぶたじ）で入山の受付をします。ご住職の行場の注意のご説明を真剣にお聞きして入山料の500円をお納めします。
トイレを済ませて・・いざ出発！

11/27 8:43

ご住職から「この時期はほぼ毎日夜露が降りて岩が滑りやすいですよ！」とお聞きし「あ〜選ぶ時期を間違がったわ〜」と更に緊張！・・なので今回は念入りに安全祈願しました。

11/27 8:49

直ぐに「油こぼし」です

11/27 8:49

左の鎖は迂回路へ、右は直登の鎖です。
ここは迷わず右へ！

11/27 8:50

更に急傾斜！
湿って滑りやすそうに見えましたが大丈夫でした！

11/27 8:51

途中で下を見下ろす。

11/27 8:51

上を見ると更に急で緊張します。

11/27 8:52

油こぶしを登り切って・・結構な高度感！

11/27 8:56

ご住職の「岩屋本堂は迂回路で一旦岩の上に上がり登れそうと思ったら下に戻ってチャレンジして下さい」と言われていたので・・

11/27 8:53

ご指導を守って先に岩屋本堂の上でに出ました。

11/27 8:54

上がって来るところを確認したら・・「こ・これ完全に崖やん！」
ビビり度メーターMAX振り切ってますが心配していた夜露はないので奮起してチャレンジします

11/27 8:56

迂回路分岐まで戻って岩屋本堂へ・・

11/27 8:57

あ〜この景色や〜！

11/27 8:57

一緒に受付した岩慣れした雰囲気の方が丁度ボルダリングゾーンをアタックされてました。(写真掲載は了解戴いてます)

11/27 8:57

私が登った時はこのポイントが一番危く怖かった・・スタンスかホールドが先にもう一つあれば・・と思うところでした。

11/27 8:58

無事通過されました！

11/27 8:58

私は気持ちの整理が着くまで(笑)本堂廻りをウロウロ
こんな穴もありました。

11/27 8:58

下を見るとホントに高度感たっぷり！

11/27 9:02

いざ鐘掛にアタック！
自然に出来た突起を頼りに這い上がりますが・・私の力量では下からは全く無理・・

11/27 9:02

お堂に上がって・・裏から・・

11/27 9:04

必死で這い上がりました！
ふぅ〜寿命が5年は縮まりましたね〜。

11/27 9:05

ホッとするのもつかの間！
私が思う一番の難所！鎖の真下に行くのも斜めの足場で要注意！

11/27 9:05

ホールドの全く無い垂直の岩壁を鎖とわずかな出っ張りに靴先をひっかけた摩擦だけで攀じ登ります。しかも足下は切れ落ちてます。
下見るとかなりの高度感でメチャ怖いので上と足元だけを見て・・

11/27 9:06

攀じ登りましたぁ〜！
また寿命が5年縮まりました。残り少ないのに先ほどと合わせて10年縮まってしまいました。
しかし単独だと人が写って無いので「ホンマに凄いとこなんかぁ〜？」と疑われそうですがグループでチャレンジされてる方のレコを見れば良〜く判ります・・

11/27 9:07

直ぐに「抱付岩」です
両側が切れ落ちてるうえに手懸かり足掛かりが無いのでホンマに抱き付かんと登れませんでした。

11/27 9:08

登りきって振り返り・・
う〜ん・・やっぱり岩だけ見てもこの厄介さが伝わりませんね！

11/27 9:09

飯福田寺が見えてます。

11/27 9:11

暫くは岩々の急登もありますが先ほどと違って楽々です。

11/27 9:16

普通の登山道が暫く続き小天井を通過！
今回ひこにゃんはうっかり家でお留守番になってしまいました。

11/27 9:24

小天井を越えても緩やかなアップダウンの平和な登山道が続きます

11/27 9:30

そして最高点の大天井に到着！

11/27 9:45

後半のワイルドゾーンのスタートの亀石

11/27 9:46

亀石も高度感たっぷり！
これからの行場が見えてテンションも血圧も上がり過ぎ！

11/27 9:47

蟻の戸渡かな？

11/27 9:48

痩せた岩稜尾根が続きます。
ココから見ると蟻の戸渡もしっかり切れ落ちてますねぇ・・

11/27 9:49

目の前には本日第二ラウンドで登る予定の津10山の髭山(左)と矢頭山

11/27 9:49

矢頭山！

11/27 9:50

髭山アップ！ピラミダルな山容でかなりの急登らしいです・・

11/27 9:52

抜群のロケーションなので急いで先々進むのは勿体なくコーヒー＆パンでゆっくり休憩！

11/27 10:02

自撮り！最大の難所は越えたので余裕しゃくしゃく！

11/27 10:06

休憩後すぐに鞍掛岩に着きました

11/27 10:07

トンガリ岩越えが続きます。グリップが効くので安心ですが濡れてるとホントに危険が危ないですよ！

11/27 10:08

目の前は蟻の戸渡かな・・？
幅はありそうですが・・両側は切れ落ちてます

11/27 10:09

やっぱり蟻の戸渡でした

11/27 10:11

幅はちょっと広いもののやっぱり滑ったら下まで落ちますね・・

11/27 10:11

蟻の戸渡からは激急角度の岩下りですがグリップが効くのでちょっと安心！

11/27 10:17

小尻返し・・皆さんと同じ様なショット！ええ年のおっさんがセルフで何度も大きな岩を行ったり来たりして撮り直してました。今日は空いていて良かった！

11/27 10:18

でもセルフタイマーに慌てて岩から転げると奈落の底なんですが・・

11/27 10:19

先に最後のヤマ場の飛石が見えました

11/27 10:20

おぉ〜〜右に岩屋本堂が見えてます。

11/27 10:20

ホントに凄い景観です。
本堂の階段に登山者が見えます。

11/27 10:20

登るルートは赤矢印のこんな感じ！
黄色の矢印が一番ヒビった垂直の壁のところ！
下は奈落やし自分でも「よ〜登ったなぁ〜！」と感心してしまいます。

11/27 10:23

先程の登山者が岩屋の上に上がられました。迂回路で行かれたようですね

11/27 10:24

おぉ〜鎖で下りる着地点が見えません。ホールド・スタンスの無いのっぺりの岩なので鎖だけが頼りです・・

11/27 10:27

鎖を頼りに慎重に下りました

11/27 10:28

最後のヤマ場の飛石

11/27 10:31

岩の先は・・やっぱり高度感たっぷり！

11/27 10:32

飛石からの下りも鎖頼みの激急下降！

11/27 10:33

下って下から見上げる。
ご住職が丈夫な鎖に架け替えられたそうですがかなり重いので鎖の扱いも大変です。この鎖が降りれたら裏行場へ行くことを許されます。

11/27 10:37

岩屋本堂が木々の間から覗けました！

11/27 10:43

最後の階段！急角度で幅が狭く苔むしているので慎重に下ります！

11/27 10:51

社務所に寄って下山報告です！そして裏行場へ向かいます。

11/27 10:53

はい！エネルギーをたっぷりいただきました！

11/27 11:01

裏行場も岩屋本堂みたいな奇岩があります。

11/27 11:01

そういえば川の石も奇岩ですね！

11/27 11:02

裏行場も油こぶしからスタートです。

11/27 11:03

こちらはスケールも小さく楽勝でした！

11/27 11:10

直ぐに獅子ヶ鼻です。

11/27 11:11

この伸びた岩が鼻？

11/27 11:12

先っぽは高度感たっぷり！

11/27 11:12

戻るのに180度反転が怖い〜！あぁ〜背筋がゾク〜とする〜！

11/27 11:15

表行場の岩屋本堂が少し見えてました！

11/27 11:16

鎖の垂直下降！
飛石の鎖が降りれないと裏行場の許可が出ないのが良く判ります。鎖が重くて操れないと危ないからですね！

11/27 11:19

下って見上げる！結構右へ左へと振ってコース取りしないと駄目でした！

11/27 11:23

残り紅葉も少しですが難コース制覇で何を見ても満足感たっぷり！

11/27 11:27

無事に駐車場に戻りました！伊勢山上は時間を掛けてたっぷり楽しみましたが、本日第二ラウンドの髭山に向かいます！

撮影機器：

EXILIM EX-ZS240 カシオ

感想

よしまい

祝日出勤の振休を金曜に取って北陸遠征を目論んでましたが天候が悪いため断念！
三日間とも一番天気が安定している三重県に方向転換し、山のガイドブックで何処に登ろうかと思案していると「伊勢山上」の山名が・・
高所恐怖症でビビりの私がいつも「見て見ぬふり」したり、「まあ、もうちょっと下調べして次の機会に！」とズルズルと先延ばししてきた山です(笑)
今回、何を思ったか踏ん切りつけて登って見ましたが登山の山では無く歴史ある修行場そのもので、噂通りのスリリングな体験が出来ました！
平日なので下山した時に見た入山届は4組でしたが人も少なく焦らずゆっくり周回出来たことも良かったです。

コメント

kojicoon

高度感たっぷりですねー。
こんにちは　yoshimaiさん！
しばらく山行なしかと考えていましたがやはり出動でしたね。
しかし今回の伊勢山上は奈良方面ということもあり、まさに修行の場ですね。写真からも高度感がバッチリ伝わってきますよ。昔はそういう風に修行していたのでしょうね。このスリリングさにはちょっと自分には無理そうです。
本堂の登りはかなり腕に力が入ったでしょう。油こぼしとか蟻の刃渡りとか裏行場とか、恐さを感じさせます。
これで心身疲れる暇もなく、この後第二ラウンド決行とは恐れ入りました。
第二ラウンドも期待していますよ。
まずはお疲れ様でした！

よしまい

Re: 高度感たっぷりですねー。
kojicoonさん こんにちは！
三連休は出勤があったのでその鬱憤が伊勢山上の「登ったらアカン！」の自己暗示の封印を解いたのかもしれませんね(笑)
ここは名が示すように三重県なのですが役行者ゆかり吉野、大峰、熊野のイメージがあるのかも！
やっぱり修験道の山なので安全より修行が前提になっていて、この怖さによる極限は良い精神鍛錬になりましたね！
ただ殆どの難所は迂回路(そこも結構な悪路らしいですが・・)が用意されているので駄目なら逃げられるようです

私はもうひとつ「見て見ぬふり」の山があるのですが、それはkojicoonさんは制覇済みの戸隠山です。あちらの蟻の戸渡の方が細くて高度感があり過ぎて私の「登ったらアカン！」封印は解けることは無いのでは・・

戸隠山を制覇したkojicoonさんなら伊勢山上も大丈夫と思いますよ！

ちなみに今回の遠征では伊勢山上の神経ピリピリで疲れるだろうと後の山はユルユル登山をセッティングしています。
平凡過ぎて面白みに欠けるかもしれませんがアップしましたら見てやって下さいね！