羊蹄山(比羅夫)
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- GPS
- 06:45
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,572m
- 下り
- 1,581m
コースタイム
天候 | ピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
知覚過敏と診断されて我慢していた左上奥歯が、モノを噛むことができないくらいに本格的に痛み出したのは昨年末のこと。
かぶせ物を外してみると虫歯だった。結構深くまでむしばんでいたとのことで、神経を抜くか抜かないかギリギリのところという診断だった。
まずは神経を抜かない保存療法の可能性を探るということで、年末年始を挟んで2週間様子を見る。時々痛みが走るものの耐えられるうずき、神経取らなくても大丈夫かなと、新たなかぶせ物の型を取って、いよいよかぶせましょうという前の日になって、激痛がやってきた。顔左半分が痛みに覆われ、ほぼ眠れなかった。それでもほっぺに冷えピタを張って、朝方少しだけ寝たかな。
翌日歯医者に走り、これまでの頑張り空しく、神経を抜くことになった。
そんなこんなで次の週末の山行を考えるどころの話ではなく、歯の痛みが和らいだ水曜日になって、取り合えずの羊蹄山(比羅夫)の山行計画を立てたのだった。
幸いなことに週末までに歯の痛みは消え、無事山に入ることができた。しかも、厳冬期に滅多に当たることがないピーカン・微風の羊蹄に。ラッキーだった。
いつものごとくc1200m付近まで登っての滑走を考えていたので、いつもどおりの時間での自宅発。よって、比羅夫コース駐車場はほぼ満車状態で、最終出発となった。天気が良かったのと相方のパワーでガンガン高度を上げる。もちろん休みなし。若者の背中を追いながら、我が師匠の前をラッセルマシーンと化してばく進した若かりし頃の自分を重ね合わせた。だれもが等しく経年劣化し、世代交代していく。そういえば我が師匠と自分の年の差は二十。そして前を行く若者との差も二十。奇遇だ。
13:00行動終了を考えていたが、すぐ先に外輪が見える。これは行くしかない。でも、すぐ先に見えた外輪が遠い。そして、飲まず食わずで腹も減った。さすがに、疲れてきたようだ。紺碧の空と微風が心の友。お腹に入れるのは外輪に上がってからと決めた。
外輪手前100mで下山パーティと会う。「これからですか?」との問い。そうだよな、もう下山する時間だよなと思いつつ、外輪に着くと、複数のパーティが外輪のあちらこちらにいた。お釜を滑って登り返してくるパーティ、山頂に向かうパーティ、お昼タイムのパーティと色々。ピーカン・微風のなせることだろう、きっと。
外輪は天空の世界。正面にはアンヌから目国内、そして日本海。北に目を移すと積丹山塊、南は狩場山塊?洞爺湖、噴火湾も見える。すげー。
下山時の大滑走は、残念ながらパフパフパウダーとはならなかったが、太ももパンパンにさせながらの疾走感は味わえた。
この日の羊蹄は、絶好のBCスキー日和でパウダー満喫というわけではなく、厳冬期の外輪登山、そして天井の世界から愛でる、紺碧の空とお釜のコントラスト、あるいは道央圏から道南圏へのパノラマを満喫できたことに意味があったように思える。
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