兎森山から仙人山縦走 ＝ 玄人好みのシブイコース ＝

2021年03月31日(水) [日帰り]

• GPS: 07:18
• 距離: 11.8km
• 登り: 526m
• 下り: 1,405m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:10
• 休憩: 0:07
• 合計: 7:17

距離 11.8km 登り 526m 下り 1,420m

9:37 第一ゴンドラ山頂駅
9:54 9:57 兎森山
14:48 14:50 仙人山
14:59 仙人山北分岐
15:47 15:49 久那斗神社
16:54 仙人山登山口

このルートは雪がある時期限定で縦走できると思われますが、視界がよくても間違えやすく、地形図と実際の地形を確実に同定できないと道迷いの危険が大きいです。実際に我々も進むべき尾根を間違ったため、10分ほどの登り返しをしました。また、アップダウンが続き体力的にもきつい上、エスケープルートもないので上級者向けの縦走路と言えます、
ただし、終始よい景色が見られ気持ちの良いコースです。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・夏油高原スキー場
http://www.geto8.com/

コース状況／危険箇所等

・雪庇の張り出し、クラック、デブリなど雪崩事故に要注意個所がたくさんあります。
・地形が複雑で、視界不良時には道迷いに注意が必要です。

写真

3/31 9:40

夏油高原スキー場第2ゴンドラ山頂駅手前から、正面奥に見える兎森山に向かいます。

3/31 9:50

ツボ足でハイクアップ

3/31 9:58

兎森山から仙人山までは、アップダウンがこれでもかと続きます。シールをつけたままの滑走やツボ足での藪漕ぎも余儀なくされます。

3/31 10:12

前方にクラックがあるため、S御大は藪漕ぎを選択、我ら2人は雪庇下をスキーでトラバース

3/31 11:13

目指す仙人山ははるか遠く

3/31 11:13

地形図を見ながら同定中のS御大
頼りになる「いわての沢」レジェンド

3/31 11:54

792mピークに立つtbf
本物の「山ヤ」(→似非山ヤです)
一年中、山と沢に入り浸っている遊び人www
(→きちんと仕事してます)

3/31 11:56

鞍部に下りると気持ちの良い広い森
雪が解けるとどんな風景なんだろうな。

3/31 11:56

中央左から右上する稜線を目指す。

3/31 12:17

ヒールフリーじゃないショートスキーは早々に諦め、S御大はワカンで歩く。
「失敗したー、長いスキーにするんだったー」と嘆きながらも快調な足どり

3/31 12:28

818mピーク
やっと半分くらい来たかな

3/31 12:30

レジェンド＆続レジェンド
北上山岳会ツーショット

3/31 12:37

左奥が仙人山

3/31 12:37

ここを登りつめた所で進退窮まる。
S御大は藪漕ぎを選択、我らはセラック状の雪庇下をトラバースしたが、、、、

3/31 13:48

ブルースカイ
＼(^o^)／

3/31 13:08

気温が上がりいつ崩壊するかもしれない雪庇下
おまけに、雪面2cmくらいが崩れやすくヒールフリー＆シールでの急斜面トラバースはスリル満点だった。最後は、スキーを外して雪壁をよじ登り、山を巻きながらS御大と合流した。
藪漕ぎ選択より10分遅れ(´；ω；`)ウゥゥ

3/31 13:48

3/31 14:23

3/31 14:31

ビクトリーロード

3/31 14:33

雪庇の大きさ半端ない！

3/31 14:41

山頂（882m）

脚が攣りながらもどうにか辿り着いた

3/31 15:17

スキー操作を間違えると落ちます

錦秋湖を背景にカシャッ！

さらば仙人山よ！（笑）

3/31 15:03

黄砂で霞んでいるが奥に北上市

3/31 15:20

残雪や土の出た夏道を繋ぎながら下山

3/31 15:39

ここもスキーで下る

3/31 15:51

久那斗神社前で一休み
ブーツの中で足が当たって痛いと言っていたS御大だったが、脱いでみたら、なんと！
インナーが左右反対だった（爆笑）
レジェンドでもそんなことがあるんだ(^o^)

3/31 15:53

今にも倒れそう

3/31 16:08

姥杉
樹齢約900年、樹高約30メートル、根本周り11.5メートル　
Σ（・□・；）

3/31 16:23

神社からはこんな斜面をトラバースしながら滑る

3/31 16:22

ゴールが見えた

線路わきまで下りると

3/31 16:50

駐車場は目の前
無事に下山＼( 'ω')／

3/28 11:02

3/28
兎森山に登ってルートの確認に行きました

4/1 9:46

下から見たルート。
スカイラインです。

撮影機器：

iPhone 12 Apple

SHV45 SHARP

感想

yamazukin1gou

好天の中、雪崩レスキュー3点セットに加え、アイゼン、アックス、ハーネスなどを備えて、しかもベテラン2人が同行者だったので精神的な不安要素はなかったが、シール滑走、アップダウンの連続で脚が攣ってしまった。体力不足を痛感した山行だったが、エスケープするルートもなく地図読みも難しい上級者ルートを歩いたことで学んだことは多かった。

tbf

昨年のGWに仙人山に登った時、兎森山から仙人山まで雪稜が繋がっているのが分かったのでチャンスがあれば狙っていました。
このルートに興味を持ち参加してくれたドラゴンさん、S先生ありがとうございました。