タイからの留学生を連れて、お試しの大野山

2021年07月17日(土) [日帰り]

• GPS: 03:45
• 距離: 10.1km
• 登り: 602m
• 下り: 641m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:56
• 休憩: 0:47
• 合計: 3:43

距離 10.1km 登り 602m 下り 660m

9:43 谷峨駅
10:15 10:16 都夫良野頼朝桜
10:29 10:36 十字路
11:13 大野山
11:26 12:00 大野山山頂標識
12:04 12:05 大野山駐車場＆トイレ
12:40 12:41 共和小学校傍のトイレ
12:48 大野山登山口
13:01 13:02 大野山入口
13:15 さくらの湯
13:20 13:22 山北駅
13:26 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

往路）JR御殿場線「谷峨」駅
復路）JR御殿場線「山北」駅

コース状況／危険箇所等

協和小学校跡⇔大野山は、けっこう水害の影響を受けて荒れています。

その他周辺情報

山北駅脇の「さくらの湯」。HPで調べたらこの日は営業しているはずなのに、コロナワクチンの接種会場となっているためか「本日休業」。
山北駅にはヤマザキデイリーストアがあり、ビールが手にはいたことがせめてもの慰めでした。

写真

7/17 9:42

快晴の谷峨駅から。

7/17 9:43

中央奥の草原が大野山山頂です。

7/17 9:49

酒匂川にかかる吊り橋。人数制限は10人。もっと乗っても大丈夫そう。

7/17 9:49

7/17 9:50

発電所の取水堰。

7/17 9:54

7/17 10:00

しばらくは舗装路を登ってきますが、留学生早すぎ。置いて行かれてます。

7/17 10:03

左に折れて登山開始。

7/17 10:04

7/17 10:07

鹿よけの柵を何回かくぐります。以前はなかったような。

7/17 10:13

7/17 10:15

7/17 10:28

ようやく富士山がお出まし。

7/17 10:37

7/17 10:41

食べられそうなキノコですが...。やめておきましょう。

7/17 10:51

愛鷹山。

7/17 10:54

634m地点に到着。ここまで木が伐採されているところなので激熱。

7/17 10:54

先行する留学生でしたが、さすがにへばって待ったをかけてきました。

7/17 10:54

でも元気そう（笑）。

7/17 10:57

山頂下の大野山牧場。

7/17 10:57

7/17 12:15

下りも早い留学生。
つ、ついていけない。

7/17 12:18

以前と違って、結構荒れていました。

7/17 12:33

ここで登山道終了。
ここから山北駅までがまた長い！

7/17 13:19

お目当ての「さくらの湯」が臨時休業。コロナワクチン接種会場になっていました。

撮影機器：

COOLPIX W100 NIKON

感想

孤独のハイカー

　タイから来ている女子留学生。以前からトレッキングが趣味と言っていましたが、現在指導教官が香港に留学中。そこで時間ができたようで「山に連れて行って」コール。どれくらいのレベルか聞いたら、「日本に来てからは3回ほど高尾さんにいった。」とのこと。どうだった？と聞いたら「けっこう大変だった」との返事。
　それでは外人に人気がある富士山が見える初心者用のコース「大野山」でお手並み拝見ということで、梅雨明けして暑さが予想されたにもかかわらず低山にアタック。
　待ち合わせをしたところびっくり！雨具と着替えと1L以上の水を持ってくるように言ったのに10Lちょっとの小さなバックパック。靴はローカットだし？やっぱり山をわかっていないんじゃ？

　太陽も高く上った9時30分過ぎに谷峨駅からスタート。いつもは山北駅もしくは大野山登山口からのスタートですが、今回は山北駅脇の「さくらの湯」をゴールとしたので、いつもとは逆回りです。厳しい暑さを覚悟していましたが、意外と郊外は涼しく、酒匂川の水力発電取水堰あたりまでは楽に歩けました。もっともここまでは下りもしくは平坦路でしたけど。

　舗装路ながらも、いよいよ急な登りに差し掛かっと思ったら、彼女が牙をむいて本性を発揮。いきなりすごいペースで登っていくではありませんか？先輩風の私も負けじと、いつもより足を速めてついて行こうとしますが、次第に離されその差は登山口では100mくらい。途中全く振り返らずに、こちらのことは気にも留めない様子。
　GPSロガーからは10分ごとに1時間当たりの登高高度を知らせてもらいますが「738m」！540mが7メッツくらいなので、いつもはそれを目安に登りますが....。いったい何メッツなんでしょうか？こちらがその速さで追いかけているのに追いつかない！
　おまけに今日は相手が初心者だと思って、クッカー、ガスそして1�垓瓩い曚辰肇汽鵐疋瓠璽�ー、水2.5Lまでしょい込んでいるのに。俺を殺す気か！登山道に入ると、もう影も形もありません。まあどこかの分岐点で待っているだろうと思いましたが、それでもあまり遅いと示しがつかないのでいつもより早いペースで登ります。
　突然後ろから声が
「It’s a long way.」
私が進む方向を間違えてて、もっと近道があるってこと？

「Do you find short cut course?」
怪訝な顔。そうか、彼女はこういったんだ。
「It was a wrong way.」（道を間違えました）
　ってことだったんですね。

　その後は私のあとを歩いていましたが、今度はだんだん離れていきました。やっぱりペース配分が分かっていなかったみたいで、今度は暑さにやられて.......ペースダウン。こうなるとこちらが主導権（笑）。
「Are you all right?」
見えなくなった留学生をさもいたわるように、上から目線で。やられたらやり返すという大人げなさ（笑）。

　途中の東屋で休憩。合計1Lしかも水をもっていなかったらしく、今度は飲み物をくれとのこと。飲みかけのスポーツドリンクを渡すと、冷えたものはないか？おいおいこっちにはそんなもの用意はないよ。それでもよほど渇きに飢えていたのか、ごくごく飲んでました。このから先は周囲の木々が刈り払われていて、そこを急なつづらで登っていきます。もちろん私は知っていましたが、ここでかなりペースダウン。ときどき立ち止まって彼女を待ちながら......。山頂手前の東屋で再び短い休憩をとった後、いよいよ山頂へ。それでも予定より30分以上早い！

　山頂では運よく東屋に席をとることができて直射日光を浴びずに済みました。大変な思いをして背負ってきた帆っとサンドメーカーでしたが、期待していた以上の成果を上げることができました。やや長めの休憩をとって下ることに。
　「下りは自信がある」と話していた通り、その早いこと、早いこと。ついていけないくらいだし、直後を下ると、彼女が止まると追突しそうな勢い。なので、少し間をあけて下りました。かなり以前より荒れてた道でしたが、あっという間に登山口に。ここから山北駅までは長い道のりでしたが、暑さにもかかわらず早く降りれてよかった！ただ残念だったのはゴールに予定していた「さくらの湯」がコロナワクチンの接種会場になっていて臨時休業。汗だくのまま山北駅へ降りる羽目に。

　今日はいろいろ誤算だらけでしたが、彼女が使える足を持ていることがわかりました。次回はもう少し長いコースで、僕は荷物をなるべく軽くしていこうかと。もちろん食材も軽くしようっと。たぶん向こうもスポーツドリンク持ってくると思います。
この調子だと秋にも富士弾丸登山が見られそうですね。