下北半島 吹越烏帽子


- GPS
- 04:00
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 363m
- 下り
- 349m
コースタイム
天候 | 晴れ、そよ風。気温は低め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
大湊線吹越駅から山に向かう道路を道なりに行くと標識がある。 この季節はまだ花は一番早いのがちらほら。エンレイソウ、ツバメオモト、シュンランなど。 |
感想
下界は桜満開。良い天気を選んでいく。地元横浜町の菊池さん達一行と登った。登山口から早春の花を見つけながらゆるい登りを行く。エンレイソウ、ツバメオモトなど、まだ葉がない明るい雑木林で日を浴びていく。小川だって流れている。木の芽は満開を前にほどけかかっている。
急な登りで赤松林を抜けると、安山岩の岩地に出て、視界が開けた。日本最大の湖にも見える陸奥湾を囲み、青森県全土が見渡せる。山頂は気持のよい草地で、いくらころころしていても良いゴキゲンな場所だ。
昨日の寒気で、八甲田がまた白くなった。逆光の南方、十和田山地の山稜もまぶしい。陸奥湾の向こう津軽半島には、細く長く津軽山地の山並。梵珠山から大倉山、袴腰まで憧れを誘う遠さで伸びる。北方、大湊軍港の後ろには日本の鬼門、畏敬の恐山山彙がどーん。空軍レーダー基地を乗っけた最高峰の釜臥山も冬季に是非踏みたい。青森にいる3,4年でどれだけ行けるかな〜と夢を見る。
南麓には六カ所村プルトニウム再処理工場、ウラン濃縮工場、核燃料搬入港、国家石油備蓄基地タンク群と、アトミックペニンシュラが一望。半島奥の原子力発電所からは大都市目指して送電線が西麓をズバッと横切る。下北っぽい眺めだ。
下りはアンダンテで。送電線が怖いけどパラグライダーで飛び出して、青森あたりまで飛んで行けそうな陽気だ。登山口付近では植物探しのうまい橋本さんが、水芭蕉のたいそうな群落を藪の向こうに見つけた。森では、見える人には見える、見えない人には見えないものがたくさんある。可憐なシュンランにいたっては、言われるまで気がつかず、あやうく踏んづけるところだった。
山ろくの農道や牧場から見る吹越烏帽子の姿も勇ましくてよかった。
五月下旬、山ろくが菜の花で黄色くなるころは山頂付近の斜面がツツジで華やぎ、アズマギクの群落も良いらしい。
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