大雪の日に 源氏山 昔の英雄に逢いに行く
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 88m
- 下り
- 70m
コースタイム
10:32 銭洗い弁財天
10:43 源氏山公園 源頼朝像
10:50 日野俊基墓 葛原ヶ岡神社
11:13 浄智寺
11:20 北鎌倉駅
天候 | 雪 下山途中より吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
葛原ヶ岡神社を通り北鎌倉駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日は関東で記録的な降雪があった日である。 普段とは全く異なる道の状況である。 銭洗い弁財天は結構人がいてにぎわっている。 それより上はぐっと足跡が減る。ちなみに葛原ヶ岡神社〜浄智寺は逆のふみ跡が1人分(消えかかっている) 葛原ヶ岡神社あたりから吹雪く。 降りた後は横須賀線、東海道線と乗継ぎ、平塚・太古の湯に行く。 2時間で1260円、この値段にしないと人であふれるんだろうなあ。 |
写真
感想
今日は関東で記録的な大雪の予報が出ている、そして朝から私が住んでいる三浦半島でも雪が降り出している。
そんな中、この雪の写真を撮らなければもったいないと、朝一で逗子と葉山の境にある長柄桜山古墳群を写真に収めてきた。これについては以下のレポートを参考にしていただきたい。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-404748.html
葉桜バス停に着いてから。「なんだか歩き足りないいなあ」と思い、鎌倉の英雄に逢いに行くことにする。そう、源頼朝である。源氏山公園には源頼朝像があり何度か来たことがあるのだが、雪の日に来たことはない。これは良い写真が取れそうだと逗子駅から鎌倉駅に向かう。鎌倉駅はやはり雪、風が少し出てきていたように感じる。
西口に回りそのまま佐助方面に歩き始める。道路はタイヤチェーンの音がしきりと聞こえる、でも交通量は少なめだ。そんな中、自転車の跡を見つける。こちらでも雪で自転車に乗る人がいるんだ・・・と感心する。
私は北海道民なので冬でも結構自転車に乗っている。年賀状は高校生アルバイトが自転車で運んでくるし、郵便局員やピザの宅配などはバイクでやってくる。バイクこそスパイクタイヤを履いているが自転車はノーマルタイヤしかない、それでも「急」という行動をとらない、迷ったら押して歩く、この2点を守れば十分自転車で移動することはできる。妙に懐かしく思えた。
分岐を右に回りそのまま歩く。途中ソリで遊んでいる中学生を発見、そりゃあうれしいだろう。少し上り坂になったところで銭洗い弁財天に到着。
中に入ってお金を水で洗い、有意義なことに使うと10倍以上にもなって戻ってくるらしい。お札を洗う人もいるが私は200円を出して洗った。
ここまでは結構人が来た形跡もあるし、神社の宮司さんもたくさん勤務していた。ここから上部はめっきり人の足跡が減る。
さらに登ると源氏山公園にたどり着く。まずは頼朝様がどうなっているか見に行くこととする。その途中に大きい吹き溜まりを発見。化粧坂切通しから風が吹き上げてくるのだ、50cm位はあるだろうか。それをよけ、いよいよ頼朝様と対面である。
源氏山公園の頼朝様は寒そうに座っていた。体や顔に雪がこびりついている。顔も雪まみれになっており髭も白くなっている。老人になった頼朝さんのようである。頼朝が亡くなったのは数え年で53、満51歳である。白髪、城ひげになっていた可能性もあるのかなと思う。
しばらく行くと、日野俊基墓にたどりつく。後醍醐天皇の倒幕運動に参加し捉えられこの地で人生の終焉を迎えた。辞世の句は「秋を待たで葛原岡に消える身の露のうらみや世に残るらん」である。なお、南朝の正当性が認められると再評価され官位を送られた。そして、この地に神社が作られたのである。したがって、葛原ヶ岡神社の祭神は日野俊基である。
次は、葛原ヶ岡神社に向かう。現在よく知られている縁結び神社である。誰かと縁を結びたいなあと、お賽銭を揚げ、200円のおみくじを引いてみることにする。機械式で100円玉2枚を入れるとおみくじが出てくるしかけの様である。私はここで銭洗い弁財天で洗った200円を使うことにする・・・さて・・・結果は・・・。
何と、機械が壊れおみくじが出てこなかったのである・・・。しかも、社務所には誰もいない。そして撮った写真はなぜか葛原ヶ岡神社と北鎌倉駅だけエラーにより失われている。踏んだり蹴ったりだ・・・。絶対に縁はないのだろうなあ。
その後は北鎌倉に向けて下山である。登山道であり土と木の根っこの道である。しかし一面の雪で根っこの上をまともに踏むと滑る。逆向きの足跡があったのでそれを参考にトレースしていく。急下りでは気をつかまりながら慎重に降りていく、こんな所で転びたくはない。
雪を踏む感覚を楽しみながら浄智寺にたどり着く。お寺と雪の風景、10人くらいのカメラマンが風景を撮影しに来ていた。私も数枚撮影する。中からは読経が聞こえる。
あとは北鎌倉に向かうのみである。このころから風が出てきて吹雪になってきていた。
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