白鳥山


- GPS
- 06:44
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,100m
- 下り
- 1,107m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登りは尾根筋を忠実に辿っていけば良い。標高400-600mの間は土日のトレースに乗れたが、後はノートレース。スキーで踝か脛下程度のラッセルが多いが、時々膝まで潜る。 |
写真
感想
北アルプス最北の1000m峰である白鳥山、昨年9月に栂海新道を走破した時に通った。その時から冬に再訪したいと思っていた。冬の一般ルートは上路からの西北尾根か北斜面だが、西北尾根の方が記録も多くルートも解り易そうで、先ず選ぶべきはこちらだろう。
上路の集落の東端にある神社の脇から取り付けると言うが、除雪の終点はそれより200mほど奥に行っており、車を止める場所もそこしかなさそうだ。神社までは戻らずに榀谷の橋を渡って直ぐに、杉林の中へ分け入った。尾根の末端から登って行くがしばらくは藪がうるさい。下りに判ったが神社から入ってきて小脇谷よりの横っ腹から登った方が良かったようだ。標高350m辺りで土日についたと思われるトレースが見つかり、それに乗って調子よく登って行く。これなら今日は楽勝だとこの時は思ったが、621mの標高点から上では殆ど見えなくなり、概ね脛位の、時に膝までのラッセルとなった。
標高650mから800mの間がこのルート一番の急坂だが、ジグザグを刻んで登って行けば特に苦労する箇所はなかった。881mのピークを越えると展望がよくなり、特に白鳥山山頂までのルートが見渡せて山頂の小屋が認識できる。ただそれはまだはるか先、あそこまで歩くのかという気もしてくる。直線距離は1800m程なのだが。
1000mを越えてからの方が沈み量は少なくなり、概ね踝程度である。標高1100m前後と1150-1200の間の二か所が壁の様に遠目には見えたが実際は大したことはない。それらを過ぎて稜線に達すると傾斜は緩んで直線的に歩け、山頂小屋が一旦見えなくなって、再び見えたらもう目の前だ。一頑張りで5ヶ月ぶりの白鳥山頂に到達。一時期晴れていのに登頂時は曇ってしまったが、犬ヶ岳と初雪山がうっすらと見えていた。
山頂小屋は凍り付いているが雪に埋まってはいなかった。正面入口の反対側、西側の壁に梯子が取り付けられており、二階の窓が冬の入口になっている。窓から入り込んで先ずは一息。清潔に保たれた快適空間である。単独の冬山では行動食だけで済ますことが多いが、今日はこの小屋のランチタイムを楽しもうと用意してきた。といってもビール1缶とラーメンだが、生麺感覚で定評のある麺を選び、生葱と焼き豚を持って来た。美味くて暖かいひと時を過ごした。
一時間の滞在後、さて滑降だ。先ずは山頂からの緩斜面をゆるくスラローム、パウダー快適! 西北尾根に入るとスキーヤーが一人登って来てご挨拶。その後もう一人見つけたが、ちょっと距離があって手を振ったが気がついてもらえなかったようだ。快適パウダーは続き、急坂も楽勝、疲れないので休まない。621mより下では雪が重くなったが、滞ることなく最下部の緩斜面に飛び出し、そこも高速で間も無く神社脇に到達。山頂から45分で下りてきた。気持ちよかった。また来たい、今度は北斜面にしようか。
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