東沢釜ノ沢を詰め甲武信ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,596m
- 下り
- 1,594m
天候 | 晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線はよく踏まれた道。沢は何もなし。 |
その他周辺情報 | 笛吹川に沿って温泉が散在。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
地下足袋
わらじ
ヘルメット
|
---|
感想
結婚して間もなく、山経験のない妻、kinuasaに山のすばらしさを知ってもらいたくて、まずは北アルプスの展望台、蝶、常念に連れて行った。次は沢の魅力を、と思い、日本を代表する美渓でやさしい沢、奥秩父東沢釜ノ沢を一緒に遡行したのだった。
地下足袋とわらじにヘルメットを始めてつけたkinuasaだった。念のため、ザイル携行での遡行である。行く手を阻むのは魚止めの滝。この滝を見たkinuasaは、ここ、どうやっていくの!?と絶句。ちょうど滝のフェース左端に流木が引っ掛かっていたので、これを足場に右岸の灌木帯に入り、魚止めの滝をクリア。この先は聞きしに勝る滑床の優美な渓相で、存分に楽しむ。かなり登ってきたところで、話しながら振り向いたら、そこにある筈のkinuasaの姿がない。あれっと思って視線を下に向けると、彼女の身長が数十センチ縮んだかのように低い位置にあった。脚は水線の中。すーときれいに立ったまま滑り落ちたようだ。本人曰く、気が付いたら足が冷たかったとか。
釜の沢は長い。傾斜が立ち、砕けた小岩に足元が埋もれるようになって、源頭近しを知るが、夕闇も徐々に迫ってきた。その矢先、稜線の小屋から採水のためについている踏み跡が現れ、ほっとする。ひと頑張りすると稜線に飛び出した。甲武信小屋は目前にある。幸い小屋番も居て、一宿一飯にあずかる。宿泊者は我々だけの貸し切り状態。この時の味噌汁がうまいこと。kinuasaもこの味が忘れがたいと言い、以来当家ではこの時の「ひかり味噌」を今日まで使用している。
翌日、すぐ横の甲武信ヶ岳山頂を踏んでから東に戻り、稜線のルートを辿って西山渓谷の登山口へと無事下山した。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する