日和田山 女岩 登攀訓練
- GPS
- 00:45
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 160m
- 下り
- 146m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:23
天候 | 曇のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
出しゃばったことを言うかもしれませんが,事故を起こされて岩場が閉鎖されても悲しいですから注意喚起も込めて記入しておきます. この日私は07:00 から 13:30 くらいまで女岩で登攀訓練していましたが,その間に2件ヒヤリハットに遭遇しました. 1件目は,American Death Triangle (ADT) で支点構築をしてフォローのビレイをしている方(フォローの方に教えながら取り組んでいた2人組).危険な支点構築の典型例ですので,この記事を読んだ方は以後お気をつけください.ADTがどういうものかは他に分かりやすい説明をしている方がいるのでそちらを参照いただきたい.支点構築は状況にもよりますが,アンカー側にむずび目を作った流動分散がオススメです. 私はその場では分かりやすく適切な解説ができなかったので,お声がけはしませんでしたが,フォローの方に対しても正しい知識を伝えられるようご自身の知識のアップデートをお願いします.かく言う私も精進してまります. 2件目は,バックアップのない懸垂下降の際,初手で振られて岩壁に激突してしまったこと.10人以上の団体で講師的な立場の方がおられましたが,初心者に懸垂下降を教える際は同時にバックアップの方法もお伝えください.今回はグランドフォールはしませんでしたが,もっと大きな事故になりかねません. 皆さん安心安全で楽しいクライミングにしていきましょう.私もその場で注意できるくらいの能力を身に付けていきます.よろしくお願いします. |
写真
感想
山岳部で登攀訓練のために飯能市 日和田山の岩場へ.
有名で良いロケーションにあるからか,ロープが簾のように垂れ下がるほどの人気スポット.登りたい課題がある場合は,早朝に一番乗りしてロープをかける必要がありそう.前日は深夜まで雨だったが,07:00 時点で半分以上は乾いているような感じ.ハングして雨が直接当たらない部分は,若干湿っているだけで登れないほどではなかった.今回のような天気でも登れるくらいのコンディションになるということは,今後の参考にしたい.
訓練メニューは,バックアップ懸垂下降,懸垂からの登り返し,滑車法による引き上げ(3分の1システム),トップロープビレイなど.
登り返しと滑車法は初めて取り組んだが,覚えれば難しいことはない.以下,自分の覚書のためにも記録しておく.
登り返しは,クレイムハイスト ×2 (ビレイループ用と鐙用)で構築すると,荷重をかけたときに強く締まってしまうので,クレイムハイストを一度緩めてロープを引くことになり非常に手間だった.もちろんアッセンダーなどを使えば楽なのは言うまでもないが,ギアを増やすよりもカラビナバッチマン(バッチマン)を利用すれば充分そう.カラビナバッチマンの場合,引き上げがかなり楽だったらしい(自分はクレイムハイスト ×2 しかやっていない).また,クレイムハイストの効きはとても良いが,万一滑った時のために5, 6 m 毎にバックアップ(マストノットやエイトノット,バタフライノットなど)を取っておくと安心.
滑車法(3分の1システム)は,フォローのビレイ中にクライマーが自力で登れなくなった場合を想定して実施.上側に滑車,下側にカラビナで対応.その逆だと確保器の摩擦が強くなりすぎてロープが詰まったので注意.PETZLのプーリーかマイクロトラクションを1つ持っておいても良さそうだなと思った.
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