北海道の山旅 2022(5) 黄葉と大展望を満喫した、大雪山 旭岳
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- GPS
- 05:12
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,260m
- 下り
- 744m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・ロープウエイ乗り場の駐車場は500円。なお少し離れたところに無料駐車場があった。 ・旭岳ロープウェイは、この日、20分間隔の運行だった。往復3200円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・まずまず良く整備されている。ルートを外れないようロープあり。 ・ただし、火山特有のザレザレの道なので滑りやすい。要注意。 |
その他周辺情報 | 登山口(ロープウエイ麓駅)の近くに、「ビジターセンター」あり。 |
写真
青空のもと、お昼の時間帯だけに、のんびりとしているハイカーが多かった。
「カムイミンタラ」と言う通り、まさに神々の楽園というべき、良い眺めだ
ただし気温は10度と、割と寒い
まずは旭岳の西側。
「お鉢平」と呼ばれる大きなカルデラ地形と、その周辺に並び立つ、北鎮岳、黒岳、白雲岳などが一望のもと。
それらのピークに登った、30年ほどのことが懐かしい
感想
【山行No. 706(5)】
・今日は、今回の「北海道の山旅」の、実質 6日目。
・前日は道央(千歳)から移動してきて、旭川市のビジネスホテルへ一泊。
今日は天気も良さそうなので、約30年ぶり、3回目の大雪山登山をしてみよう。
昨日の地元TVでも、「大雪山系はちょうど紅葉が見頃です」と言っていたし、「全国で一番早い紅葉」と呼ばれる大雪山系の紅葉も楽しみだ
・朝、旭川市内から旭岳ロープウエイ口まで車を走らせる。高度が上がってくると道路わきの木々もだいぶ黄葉しており、「黄葉のプロムナード」といった感じで、早くもウキウキするわ〜
・旭岳ロープウエイは、今日は土曜日でもあるし、天気も良いし、紅葉シーズでもあるので、むっちゃ、観光客やハイカーがいて、本来は20分間隔のところ、臨時便が出るほどだった。
・ロープウエイは満員だったが、ラッキーにも窓際に位置取ることができ、車窓から眺める眼下の紅葉・黄葉が素晴らしかった! いやぁ、これを見られただけでも満足なくらい、噂にたがわぬ素晴らしい紅葉だ。
・ロープウエイの山上駅を出て、さっそく登り始める。天気も良く、秋風も心地よい中を、どんどんと足が進む。
・40分ほどで「姿見の池」に到着。姿見の池の湖面を前景に、旭岳の大きな姿が、「絵はがき」のように美しい。・・思えば大雪山系はこれで3回目だが、こんなに美しい風景を見ながらの登山は初めてかな?
・「姿見の池」からは、頂上へと向かうガラガラした道をひたすらに登る。道はガラガラ道だが、周辺の眺めが良いので退屈しない。
・頂上にだんだん近くと、8合目辺りから風が強くなってきた。高度計は既に2000mを越えている。まあ、昨日までが暑すぎたので、これが本来の北海道の秋山なんだろう。長袖シャツやゴアの上着を着る。
・登山口から2時間強で旭岳の山頂に到着。今日は汗もかかない涼しい陽気のせいか、あまり疲れることもなく、快調に登れた。
で、昼食を取りながら周辺の展望を堪能する。
・東には、「お鉢平」カルデラがでかく、その周りに立ち並ぶ、北鎮岳、黒岳、白雲岳など、、30年ほど前にあれらのピークを歩いたことを懐かしく思い出す
・南東には遥か遠くに、石狩岳など東大雪の山々が立ち並んでいる。いつかは行ってみたかった山々だが、もう年も取ったし、体力も落ちてきたので、登ることはなさそうな、憧れの山々
・南に目を移すと、トムラウシ山が特徴ある姿を見せ、十勝連峰の山々も立ち並んでいる。十勝連峰の山々は、また登りたいものだなぁ
・西側には、登って来た道と大きくえぐれた地獄谷が足元から広がっている。
いやあ、本当に360度の大展望で、思わず頭の中でmiwaの「360度」のメロディーが、、
・さて、展望を堪能したので、下りはとっとこ、と下る。意外とまだまだ頂上を目指す人たちが多かったが、ロープウェイの終電とか、気にしてないのだろうか?と他人事ながら気にはなった。
・「姿見の池」まで一気に下ってから一休みし、「夕張メロンゼリー」なるものを食べ、”山に乾杯” 。
・後はロープウエイ駅までぶらぶらと下って、ロープウェイで麓に降り立つ。
※ 今回の「北海道の山旅」は、山歩きとしてはこの日で完了。
毎日天気も良くて色んな山に登れたし、特に今日の旭岳登山は末尾を飾る素晴らしい山歩きができ、充実感の多い山旅だった。
また、北海道へと山歩きに来よう。See you again!
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【以下、自分用メモ】
・10月2日(日);午前中は「旭山動物園」見物。午後はちょっと「神居古潭峡」に寄って、岩石観察。のち札幌経由、小樽に至り、2330小樽港発の新日本海フェリーに乗船。天気はこの日も昼過ぎまで晴れ、夕方から曇り。
・10月3日(月);終日、フェリーの船中。天気は曇り、波は穏やか。
2045舞鶴港着。舞鶴のビジネスホテル泊。
・10月4日(火);午前中、軽く「天橋立」を観光。のち四国へ、帰宅は17時ころ。天気は曇りがち。
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コメント
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北海道の山は(も)良いですね。
小生は20代後半に3か月ほど北見にプチ出張しました。
休日はドライブばかりしていました。
利尻岳は登りましたが、他の山に登らなかったことがちょっと悔やまれます。
今、登りたい山は秋の大雪と真夏の開聞岳と+αです。
レコを見て大雪に無性に行きたくなりました。
コメントありがとうございます。
北見に長期出張されていたのですね。
私、北見市付近はあまり知りませんが、今は女子カーリングで知られているようですね。
私、山歩きやスキーで、これまで13〜14回は、北海道を訪れていますが、なんとも広いですね。(四国と九州を合わせたよりも広い、と 中学校の頃の授業で習った覚えがあります)
北海道にある9つの百名山を登るのも、アクセスが一苦労だったことを想いだします。
このうち、大雪山は3回目なのですが、秋の(紅葉の時期の)大雪山はTVなどでも季節のニュースになるほどなので、一度は見て見たかった光景でしたし、思ってた以上の美しさに、ちょっと感動ものでした。
fujikitaさんは、東京近辺にお住まいかと思いますが、羽田から千歳まではひとっ飛びでしょうから、私よりはよほど簡単に北海道に行くことができると思います。
・・でもここ数日、北海道からは山の初冠雪や、道路の凍結のニュースもあり、一気に初冬になったようですね。
P.S. 私は九州出身なので、あえて言ってしまいますが、九州の開聞岳は、それほどのものではありません。特に夏場の登山だと暑苦しいんじゃないかと思います。
九州の山でお勧めしたいのは、九重連山、由布岳、祖母(そぼ)山系、大崩(おおくえ)山系、霧島連山あたりです。九州は温泉地も多いので、温泉巡りとセットで山歩きを企画されると良いかも、ですね。
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