記録ID: 4773787
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越
巻機山縦断 割引沢から旧道〜永松発電所
2022年10月09日(日) [日帰り]

体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 08:37
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,853m
- 下り
- 2,246m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:37
距離 16.3km
登り 1,853m
下り 2,255m
| 天候 | 曇り、稜線ガス。南風。牛ヶ岳北面の旧道8合目で煽られる突風(回折風だと思った) https://tenki.jp/past/2022/10/09/chart/ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
自転車
五十沢キャンプ場手前(永松発電所の対岸)にチャリをデポ ↓ 清水、桜坂駐車場に車を駐車 --- 登山 --- チャリで六日町駅へ。11.3km下りから平坦。東口の駅前に駐輪(無料)。 道順 https://goo.gl/maps/GBdJXrMa4Ur5QUut6 ↓ 南越後バス 六日町駅東口 16:35 - 清水 17:10 510円 毎日運行 http://www.minamiechigo.co.jp/ ↓ 清水バス停から桜坂駐車場まで歩き車回収(+30分) ↓ 車で六日町駅東口を経由してチャリ回収(+25分) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・割引沢〜天狗尾根コース 山道と沢歩きが半々。沢沿いの山道ではないゴーロ沢歩き(小滝は全て巻ける)も長いので、登山靴で渡渉を気にするよりラバーソールの足袋がおすすめ。 割引沢から天狗尾根の取付で、先行者に続いて道迷い(ヤマレコGPXは25分休憩に誤算)。小さな支沢沿いに鎖で急登のあと左に曲がって尾根を回り込む所。藪で分かりにくく右へと支沢に戻ってしまい、10分程で気づいて引き返し。先行者はツメ上げて修正されたようで、藪から鈴の音が聞こえた。 ・牛ヶ岳〜下り舟(永松沢渡渉点/4合目) 8合目までは草原の気持ち良い下り。8〜5合目は時々トラロープに手を添えながら緩急を繰り返す尾根歩きで、途中標高1430mで中ノ滝沢という小沢を飛び石渡渉、ヌメりあり。5合目手前1060m付近、両側が落ちた馬の背状のザレがあり下り注意。5〜4合目は標高差220m急坂でトラロープにテンションを掛ける所が多い。永松沢渡渉は増水して無ければ飛び石で1mほどジャンプ。 ・下り舟(4合目)〜取水口(2合目) 小兜山西尾根を登って下る。実質永松沢右岸の大高巻き。登りきって水平区間に入ると雪崩で削られた外傾スラブが連続し、鎖ロープ梯子がないのでヤブを束ねて鷲掴みしながら、上半身はモンキークライムでヨコヨコに歩く感じ。谷側への外傾は45°以下で、ザラザラした岩なのでフリクションはそれなりに効く。下は断崖絶壁のV字峡谷になっており眺望は素晴らしい。 水平区間は槍穂高のような鎖の難所とは違い、バリルートでの高巻きと言う方が実態に近い。核心を抜けるとトラロープが整備された激下りとなり、ゴボウで下る岩壁が1箇所あった。 ・取水口の水路にあるギャップ 写真参照。1.5mほど幅あり水流があればジャンプ、涸れてれば設置された鎖で沢床まで降りて登り返すのが一般的。今回は涸れており、私は走り幅跳びはせずにギャップに腰掛けて水路へ飛び降り(高さ200cmほど)鎖で小さく登った。捻挫さえ気をつければ大丈夫。 そのあとは永松渓谷のハイキングコースとして整備が行き届いた道。やまプラには載ってないが、みやて小屋から五十沢キャンプ場の先まで林道をショートカットして下れる山道があることを教えていただいた。 地元山岳パトロールの方から聞いた話。ここの取水口は、みやて小屋裏手にある永松発電所調整池に繋がっています。調整池に水を入れる際には沢に流れる水門が閉まって水位が上昇して水路に流れ、調整池が空のときは水門は空いてるので、沢が増水してなければ水路も涸れる、とのこと。みやて小屋から周回する人は参考になるかと思います。 |
写真
装備
| 個人装備 |
渓流足袋
トレランシューズ
補助ロープ
|
|---|---|
| 備考 | チェーンスパイク 山岳パトロールの方々が履いており颯爽と下って行った。今回のトレランシューズはSportivaライカン供淵薀姐皀宗璽襦砲覆里如▲哀螢奪廚詫遒鼠佞篥イ亮侈未妊丱糎きだったものの、接地面積が小さいのでスラブでは逆効果だった。フラットソールの靴でチェンスパ着脱するか4〜2合目だけラバー足袋に履き替えるのが確実。 軍手 or 手袋 手のひらにできる傷が気になるなら。旧道を登りに使うとトラロープでゴボウする際にかなり強く握ると思うので、みやて小屋周回なら着用した方が良いかも。 |
感想
割引沢から噂の裏巻機へ下ってみることに。
スラブ斜上。文字通り想像の斜め上を行く、凄いコースでした。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:573人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
taksizm














スリップしたら一巻の終わりとなる外傾スラブ・・・・
お疲れ様でした。
できたら、ステルスC4 ほしいところですね。
でも、素晴らしいルートだと思いました。
クマ
こんばんは!そうですね〜。ファイブテンはクライミング用は持ってるんですが、それだと土壁でヒヤッとしそうな感じもして、中々悩ましいところです。
アプローチシューズでステルスC4が多分ベストで、色々なシチュエーションに使えそうですね。
旧道、近年中廃止になってしまうそうで残念です。
御神楽岳等この手のは幾つか歩きましたが、裏巻機は間違いなく名ルートだと思います
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する