犬鳴山ー西山縦走 福岡県
- GPS
- 08:20
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,051m
- 下り
- 1,046m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届箱はない。 スタート直後の登山口は標識もなく、マーキングもないので判断に迷った。犬鳴トンネル分岐から後は踏み跡も明瞭、マーキングも豊富で標識も多く迷うことはない。ダムからの取り付きではなく、トンネルからの取り付きがベターと思われるが? |
写真
感想
犬鳴山は別名「熊ヶ城」、西山は別名「鮎坂山」、犬鳴ダムは別名「司書の湖」という。
後述するが、弁当忘れ・水1リットルと舐めてかかり、さんざんな目に合う。
宮若市から久山町の県道21号線、カーナビポイント 33.6868/130.5604 の犬鳴ダムに駐車して、登山口を探す。3年前に登った所とはたぶん違う、レストランの近くのフジ棚のそばに、鎖を張った水の流れる谷筋を見つける。水にぬれた石に滑りながら、鎖をつかんで登り始めたところで、大きな茨に引っ掛かる。九電の標識があるので、保全路だと了解する。九電設置の階段を登っていくと樹間に鉄塔が見える。鉄塔部分は広く伐採されており、鹿よけネットで囲まれている。周囲は草におおわれているのでネット内に入らせてもらう。ネットを出てもマーキングは無く踏み跡も見当たらないので稜線を登り始める。急登と落ち葉が深く歩きにくい。やがてマーキングが現れしばらくで「山頂まで5分」の標識も現れた。
犬鳴山頂は西側が開けて、展望がある。目の前に今から歩く西山への縦走路が見える。まず急降下から始まり緩急の降下を続けると林道に出合う。右が巻道とあるが直進する。猪野超えの手前のピークふもとの標識で、右に巻き道らしきものを見るが、菰野峠は直進と理解して直進する。マーキングもあるが、ピークを超えたあたりからおかしな予感がしてきたのでGPSのルートに戻るべくやぶ漕ぎを開始する。疲れる。やがて先の巻道に出合い、正規のルートに戻り猪野超えに到着。猪野超えからは自然林が多い気持ちいい登山道となる。緩やかなアップダウンを繰り返しながら進むと、椿峠の手前で壊れたカラーコーンと消えかかった標識を発見。左斜めと判断して進む。鹿見岐近くで産れて間もない小鹿を見る。小鹿は驚いて右に逃げていくが、左から先に逃げた母鹿らしい呼び声が盛んにする。無事の再会を祈る。御別館分岐では塩ビ菅を組み立てた面白い標識がある。みちは果てしなくアップダウンを繰り返し、番兵跡から菰野峠の間には馬の背状の細い道もある。菰野峠へは急降下の道となる。西山への登りはこれもまた急登であり、ロープが設置されている。西山は自衛隊の演習場の一部になっており、壕の設備がある。ここへは立ち入り禁止となっているが、壕の上に西山(鮎坂山)の山頂標識があるので入っていく。山頂は広々としており、展望は抜群である。福智山系、宗像連山、そして福岡市方面には海の中道と志賀島がよく見える。
西山からは正面の階段を下り、広々とした道を下る。建設中の鉄塔を迂回ししばらく行くと往来岳の標識を発見。ここからしばらく迷うがわからないので、送電線下のネット内に入り、進むと林道に出る。林道を進み御別館分岐の標識から、御別館へ下る。ものすごい急降下が長い時間続く。やがて広場に到着。ここを下ると御別館跡地の公園を経由してダム周回路に出るので、駐車場まで延々と歩く。
今回は事前の調査で10Km、5時間くらいと判断して昼食無し、水はペットボトル2本という間違いを犯してしまった。行程は意外とアップダウンが多く、また道迷いややぶ漕ぎで時間をロスすることになる。常時携行の非常食に頼ることとなる。非常食にはようかんとチューブ入りコンデンスミルクを持っているが、コンデンスミルクのほうが良かった。アミノバイタルもそれなりに役に立ったと思うが、はっきりした効果は理解できなかった。水は道中まったく水場はなく、口中を湿らせる程度の飲み方となる。御別館でやっと水に巡り合えた。
距離、時間、昇降とも祖母山に匹敵する数値となった。
沿面距離15.4Km 行動時間8時間21分 累積昇降1203m
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