錦繍の笹尾根 数馬〜槇寄山〜浅間峠〜上川乗
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 820m
- 下り
- 1,091m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 6:10
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路……西東京バス上川乗バス停から武蔵五日市駅行き乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*基本的に危険なところはありません。 *但し、とくに平日は歩行者が少ないため、非常時の自力救済が強く求められるルートかも知れません。全く同じコースと季節を選ぶ場合には、以下の点にご留意を。 *数馬界隈から槇寄山に登る場合、仲ノ平ルートが一般的であり、九頭竜神社前の橋から登るルートは余り歩かれていないようです。橋を渡って登山道に入るとイキナリ超急登ですし、落ち葉で踏み跡が非常に分かりにくいまま何となく登って行くと、どうにもこうにもヤバイ急傾斜に突き当たります。その場合、一旦戻り、手すりパイプの脇にある登山道を探し当てれば吉(私は……その急傾斜を無理矢理登ったあとで進退窮まったところで、10mほど先に本来の登山道を見つけ、木の根につかまりヤバヤバなトラバースをしてしまった……。真似されませんよう!)。そこから先は、道は細いながらも明瞭です。 *広い尾根をはじめ、落ち葉が積もったばかりでフカフカなところでは、通行者が少ないだけにやや道が不明瞭気味。落ち着いて踏み跡をたどれば問題ないかと思います。また、木の根や石の突起もフカフカ落ち葉で隠れ気味ですので、うっかり転倒しないよう注意。 *今年はドングリの類が不作気味なため、里に近いところにクマが多数……という話題を目にしますが、確かにそうなのかも。5枚目の紅葉画像を撮っていたところ、突如近くの木がバッサバサ揺れ、落ち葉バラバラ、木だか草だかの折れる音がバリバリ……。瞬間的に「クマだ!」と思い、激しく鈴を鳴らして大声を出し、何とか事なきを得ました。鈴はとにかく必携ですね……。 |
写真
感想
11月初旬の連休を過ぎ、皆様の記録を拝見していると、今年の首都圏の紅葉は標高1000m前後でキレイらしい(早くから紅葉が進む水辺を除く)ということが見て取れます。そこで、平日休みと晴天が重なったことから、大体1000m前後のコースを選択して歩いてみようと思いまして、かねてから訪れてみたかった奥多摩の笹尾根(甲武国境)の核心部である槇寄山〜浅間峠に出掛けてみました。
このルートを歩く上で最大の鍵は、「上川乗で下車して浅間峠から攻めるか、それとも数馬で下車して槇寄山から攻めるか」という選択でしょうか。当初は、地味にハードさを加味して脚力を増進するという点で、前者を考えておりました。数馬には温泉という楽しみも待っていますし……。しかし、往路の五日市線車内から富士山がドドーンと遠望出来たことから、「空気がクリアな午前中に槇寄山に到達しておき、その後のんびりと下るということで良いかな」と思いまして、まずは数馬から槇寄……ということにしました。
結果的には、後者の選択で大正解♪ 仲ノ平ではなく数馬から登るルートは余り歩かれていないこともあって、一番最初に道を間違え、ヤバい急斜面トラバースをしてしまったという大失敗もありましたが (汗)、何のかの言って蒸し暑く、昼過ぎから笹尾根上空は曇り気味になってしまった中、空気が澄んで日射しもあるうちに槇寄山や数馬峠からの大展望を楽しむことが出来ました。また、一番紅葉が綺麗であった標高900〜1100m台では、めくるめく秋の広葉樹林を歩く喜びを満喫♪ まぁ、既に盛りが過ぎたのか、そもそも今年の紅葉はイマイチなためか、痛んだ葉や早々に葉を落とした木も多々ありますが……。また、期待していた富士山も雲の中に……。それでも、これだけ楽しめれば上等、十分感謝感謝です♪
また、笹尾根は静かさもたまらない魅力でした。恐らく、ここを歩く人が一番多くなる季節は、まずハズレがない新緑期だと思われます(それでもメジャーな山と比べれば少ないようですが)。しかし今回は晩秋の平日ということもあり、他の登山者とすれ違ったのは数馬峠界隈での2名 (五日市朝8時台の急行バス組?)のみでした。数馬峠から浅間峠を経て上川乗に着くまでは完全に登山道を独占! 『ドラえもん』にいう「ジャイアンのリサイタル」も、これならやりたい放題です (笑)。
ただ、歩き疲れた後の帰りのバスが満員であったのは、やや気分的に参りました。三頭山頂の紅葉が終わり、冬山模様に入り始めたこともあってか (?)、往路の五日市朝7時19分発のバスの登山者は5名のみ。というわけで、「今日は全体的に南秋川流域の山に入った登山者は少ないのだろう。帰りのバスも悠々と……。いや〜最高!」と信じて疑わなかったのでした。ところがどっこい、やはり三頭山や浅間尾根は強し!でしょうか、五日市朝8時の急行バスでの入山者が多かったようで……帰りのバスは立ち客多数の大型車でやって来て、泡を吹きそうな気分でした (^^;)。やはり人気の山は季節を問わず人が多く、アプローチのバス便でも油断は出来ないようです。それだけに、下山後に一層、笹尾根の余りの静けさが恋しくなりました……。
何はともあれ、静寂の紅葉旅は本当に素晴らしいひとときでした。また、私事で恐れ入りますが、今後相模湖駅〜石老山〜石砂山〜西野々を歩けば、ヤマレコのトレイル赤線で数馬と鎌倉の稲村ヶ崎がつながります♪ 膝骨折という大ダメージから一念発起して山登りに戻って来た自分でも、やれば出来る! そんな自己満足も大いに感じております (^^;
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
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