八方尾根南面→北面(押出沢・トライアングル)


- GPS
- 03:47
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 431m
- 下り
- 1,433m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
前日に雪が積もったDルンゼを狙って計画していたが、雪の結合が悪そうな感じで早々に諦めることに。
大岩シュートもだめそう。
下の樺からハッチさん・いっしーパーティと共に南面へ。
トップが滑走してすぐになだれた。
2番手以降、ラインをずらして滑るもほぼ全てなだれてしまう状況。
尾根を使って便所小屋に登り返し、我々は北面偵察へ。
上部は悪くなさそうなのでドロップ。クリーミー!
押出上部の少し急なところから沢筋までのラインはとても安定していて気持ちよく滑走。沢底はガリガリ音がして底付きしていたが気にならない。
ガラ下部はデブリランドなので、トライアングルに行ってみる。トライアングルまでのトラバースはとても気持ちいいパウダー。
たどり着いたトライアングルは、期待に反してなだれた後だった。
修行系の滑りを一本。太ももが悲鳴を上げる前に早めにスキーヤーズレフトでストップ。その後ライト側のツルッとした尾根状に乗ってみたら当たり!気持ちいい。
リグループし、渡渉ポイントまでグループ滑走。ここも良い!
渡渉はバックルキツく締めて勢いよくジャブジャブ。セーフだった。過去3回、このスタイルで毎回濡れずに済んでいる。
林道はほぼ歩き。滑走は5%。
下山後は所用もあり、おかわりせずに帰路へ。
おつかれさまでした。
何気に初めての八方BC。yoshikitoとFuto以外は初めまして&超強力メンバで緊張。
当日の天候は最高だったけど、前日の降雪はザラメ層との結合が悪いだろうと予想していて、正直Dルンゼは厳しいのではと思っていた。案の定、南面で自然発生と思われる雪崩が発生していて、これは厳しそうだねぇ、と。南面を滑ってみると、もれなく雪崩が発生する状況。20cmしか降雪がないし、伝搬するようなかんじではないので、巻き込まれたところで怪我で済むだろうとは思うけど。。これはDルンゼはないね、という話になり、北面側を確認してみて、行けそうなら行く、ダメならゲレンデにそのまま戻る、という方針になった。ちなみに南面で極簡易的にハンドテストをしてみたが、これまでに経験がないほどあっさりと層がずれる。スラブ化していないから大規模にはならないものの、非常に危険な状態だと分かった。
それと比較して、北面は沢山のスキーヤーが入っている。こちらでもハンドテストしてみたが、こっちは確かに接合が若干良いようにかんじる。実際に滑ってみても、押出沢は安定しているようだった。スキー上級者のメンバーは「雪は悪くない」というけれど、私の腕前では底付きするカチカチザラメ層が怖くて、滑るのがやっと。トライアングルも雪崩れたあと。ちなみにみんなは「雪崩たあとのほうがザラメで滑りやすい」と南面を寸評していたけど、私にとっては「ガチガチザラメ」で、とても滑りやすいとは思えない。他のパーティーと一緒に行っても思うけど、こういう春の悪雪を滑りこなせるかどうかに腕前の差がでてくるなぁ、と。やっぱり私はスキーが下手だ。結局滑走を楽しめたのは、斜度が落ち着いた下部だけという状況だった。
話に聞いていた、沢の渡渉。今回は水量が多かったということで、最近聞いた「ビニール袋を使って水没を防ぐ方法を試してみた。ブーツのインナーを外し、靴下にビニールをかぶせてシェルだけ履く方法。これは左足は大成功だったのだけど、右足はビニール袋に穴が開いてたらしく、見事に水没。やっぱり新品を用意しないとダメだ・・・。その後は、ほとんど滑れる個所はなく、二股に帰還。
と、山行はここまでだったのだけど、後日談が。
・昼食難民の時間帯だったので、ゲレンデに戻ってモーグルバーンを滑ってたら。リズムが変わったタイミングで弾かれて2本のレーンの真ん中に飛び出してしまった。すでに上からは次が出発していて避けられなそうだったので、なるべくレーンから離れて待機していたら、私と同じところで同じように弾かれて、スキーヤーが衝突してきた。私は無事だったけど、ポールを曲げられてしまった(泣)
・結局我々はDルンゼに入らない決断をしたのだけど、夜になって知り合いパーティーがDルンゼで雪崩に巻き込まれ、埋没したとの連絡を受けた。たまたま撮っていたというドローン映像を見たが、確実にサイズ2はありそうで、ぞっとした。
【備忘録】
・八方池山荘の女子トイレは激混みになる。一つ下のレストハウスをラストトイレにするべきか。見通しが良すぎて、ちょいとそのへんで花摘みとはいかないのが難しい。
久々にまとまった雪が降った。
初めましての顔ぶれも多いメンバーで不帰Dルンゼを目指すが、旧雪と新雪の結合が悪くコンディションは悪そう。ちょっとこれはDは無理。
様子見で斜度を落とし南面を滑るがやはり容易に雪崩た。広範囲に伝播はしないがほぼ確実に雪崩れる。雪質自体は悪くは無い。
登り返して北面ガラガラ沢は比較的に安定しており雪も良かった。下部にデブリランドが見えたのでトライアングルへトラバース。
トライアングルは大部分が落ちていたが、ライト側の雪崩てない部分は気持ち良く滑れた。
林道は二股までほぼ歩き。お疲れ様でした。
なんだかんだで楽しかった!
これが本当のラストパウダーかな??
スティープラインを滑ろうとdルンゼを目指した。今日は山行初対面の方が多い。前日は下界雨、山は降雪だったということでラッセル大変かなと思っていたら、八方ケルンの先で面で雪崩ていた。これは良くないねと、すぐに南面滑走に切り替え。各人滑るごとに表層が雪崩ていく。。埋まりはしなそう。それでも一番目は程度、滑りづらさ分からないし気持ちが整っていないと行けない。スキーで滑走じゃんけんしたことないが、沢でのリードじゃけん的な気持ちだろう。斜面は上部滑りやすく、下部は引っかかって転倒してしまった。まだまだ練習しないと。
登り返して北面へ。ガラガラ沢は下部がデブリで埋まっていたので、トライアングルへ。無名沢、ガラガラ沢、押出沢があるということしか知らなかったので、みんな本当に良く知っている。尾根を気持ちよく滑って(並走していたfutoくんが青空とシュプールとオレンジのウェアで何かの広告かと思うほど、カッコ良い姿で二度見してしまった。)。トライアングル、緩斜面、渡渉、林道を経て二股にゴール。その後はゲレンデで少し滑って、後泊地へ移動。dルンゼを期待していたので若干寂しいものの、1日楽しく過ごすことができた。
前日に降った雪は20〜30cmほど溜まっていた。風はそこまで強くなかったようで、風の影響は部分的。
この日はDルンゼを目指したが、道中南面において、サポートの無い稜線から面発生サイズ1を確認。また、遠目に見て不帰のルンゼ内でもドロップポイントから面発生を確認。極端な地形はリスクが高く、南面で様子を見ることで全員一致。
大岩付近の稜線からドロップしたが、雪は重く、少々板が取られる難しい雪であった。やはり上層と下層の接合が悪く、新しい雪はほとんど落ちていく。ただ、伝播性はそこまで高く無い。リグループして、登り返しに適した緩い尾根へ移動。トラバースもやや気を使った。
時間が大いに余ったので北面ガラガラ沢へ移動。1ピッチはパウダーで悪く無い。2ピッチ目は下部にデブリが見えたのでトライアングルへトラバース。ここは初めてだったが、積雪期は楽しそうな地形だった。今回はデコボコしており難しかったが、楽しく滑れた。
ボトムから渡渉し、林道へ。気温が高いので、12月とは比較にならないくらい渡渉が楽だった。林道はほぼ歩き。ナキヤマへ戻ったあとは、ゲレンデで練習しておしまい。楽しい1日でした。
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