青森県南部 階上岳(はしかみだけ)


- GPS
- 05:57
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 692m
- 下り
- 503m
コースタイム
天候 | 晴れ時々小雪 ー6度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
青森方面では終日降雪の冬型の日。八戸は終日晴れ。 |
写真
感想
この週末、青森弘前の県西部はドカ雪だったが、脊梁山脈の東、八戸は、ハワイの空のような快晴だった。青森県といっても津軽と南部は外国だ。
階上岳は南部一帯を見下ろす展望台で、快晴の空の下、八戸の町の南によく見える。なだらかな山で、別名臥牛山ともいうところが、函館山と同じ。そういえば函館は南部藩領だったっけ。
八戸市民が年中登るそうなので、「登山口食堂」という、いい感じの店ものれんを下げている。雪が少ないので通年人が絶えないようだ。駐車場が意外に立派。
八戸の阿保さん、類家さんと登る。登り二時間、トレーニングに丁度良い山とのこと。
下半分は杉林。うっすら数センチの雪を踏んで出発。なだらかな山なので、自動車道路がおおびらきのテレビ電波塔施設まで通じている。その道路を避けながらまたぎながら、結構沢山のルートがある。地形図にある道通りではなく、これは何度も歩かなければわからない。
全体によく下草が刈られ、見通しの良い雑木林だ。植生は津軽と全く違い、ダケカンバ、ミズナラ、ほか(僕に)わからない木多数。由来の古い神社のある、つくし森周辺のコルや窪地には小沢が多く、水の豊かな山だ。水場は山頂直下にまである。龍の泉と呼ばれ、小さなお社になっている。
少し遠回りになるけれど、八甲田方面や岩手県方面が見渡せる南岳を経由するルートを行く。沢山人にあうけれど、ほとんど類家さんの顔見知り。これまで階上岳に何度登ったかわからないとのこと。スパイク長靴の人が多い。aaoさんご夫妻にもあった。
山頂は八戸と太平洋を望むところ。八甲田も十和田湖方面さえ、どろんどろんの冬型の雲に呑まれているというのに、太平洋岸はまるでワイキキ海岸のように日光でいっぱいだ。八戸の工場群から出る煙が立ち昇る。
山頂から参道のような立派な直線道を下ると、おおびらき山のテレビ電波塔広場、その近くに避難小屋がある。中には薪ストーブがあり、有志が運び上げ、きれいに整頓された薪が積んである。きょうだけでも15,6人がここで一休みしていた。いつもぎっしり満員になるそうだ。沢山人が座れるように手作りの小さな腰掛けがたくさんあったのが印象的。八戸の山好きに寵愛されている山だと伺えた。
下りも、自動車道をまたぎながら、たくさんの下降路がある模様。道は地図には無いけれど、滅多に降雪がないので、足跡も消えず、迷うこともなさそう。ただしよく踏まれているので滑る。やはりスパイクゴム長が一番良いかも。
時々雪雲が気まぐれに来て、粉雪を落としていった他は、終日日を浴びる山登りだった。夕方、津軽に帰ると、雪は30センチ近く増え、除雪車がゴンゴン働いていた。遂に青森は雪景色に突入。バイクのバッテリーをはずして冬眠の支度だ。
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