横山岳(白谷〜三高尾根)


- GPS
- 04:49
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 832m
- 下り
- 953m
コースタイム
天候 | 晴れ 風あり |
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過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
数日前に整備されたばかりの印象 |
写真
装備
個人装備 |
地下足袋+脚絆
焚き火セット
ノコギリ
弁当
水筒
軍手
ラテルネ
地図磁石
防寒具
雨具
ツエルト
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感想
地味な山名だし知らなかった山だが、すごく良い山だった。山麓集落、花、滝の景観、立地、石灰岩の急な山容、全てよし。登り応えもあり。
松が周辺地形図を見ていて、気になるとのことで立案。登山道が四方からあり、山麓の民により、整備されている。このあたりの山間集落はサビレ感も無く、健在に見えた。そこもまたよい。
前夜林道脇で泊まり、早朝出発。立派な駐車場が整備されていて、人気のある山のようだ。登ってみてわかったが、草花の宝庫。次々に美しい花がこんにちはと出てくる。石灰岩の山のせいだろうか。花が豊富だ。滝も多く、道は沢沿いのため巻きながら渡渉しながらなので、整備がマメでないとかなり迷うだろうが、きちっと整備されていた。滝を巻いてトラバースするところなどは結構やばい斜面だと思う。五銚子の滝は圧巻だ。二段の滝の上に三条滝が並んで見える。
山頂手前まで急斜面に花が続き、山頂部だけが平坦でなにもないブナ林。石灰岩の山はこんな傾向が多い。山頂で昼寝して1時間過ごす。風が強いが陽も温かい。物置小屋の上が展望台になっていて、登れば、2ヶ月前に雪の中進軍した滋賀、岐阜国境の山脈が見えた。
下りの三高尾根の始まりは急降下なので、少し降りたところで展望が開ける。琵琶湖、余呉湖と昨日の賤ヶ岳、山間には杉野の集落、昔、金井原から入山した金糞岳と伊吹やまも見えた。満点だ。こちらも花が多い。途中林道が峠まで達して先へ伸びていた。用途はわからない。植林もない山だが。よく整備され、展望もあるよい山だった。
八草トンネルを超えて、2月の尾根取り付き点の夜叉龍神社を見て、そのまま揖斐川を下ってとんかつ屋へ。パリパリのサクサク。満足。滋賀の山を満喫の二日間。
横山岳は我々共に所有の「日本の山1000」(山と渓谷社刊)で記憶にあった山だった。県境尾根からも外れて立つこの山に今回、白谷という沢沿いのコースから取り付いた。目を引く滝もあり、沢登りに準ずるルートで一般登山者にとっては高捲きにラインに微妙な部分もあった。私が作業現場とする岐阜の美山地方でもあるように、白谷とは石灰岩由来の名称の様で、石灰質を好む山野草も見受けられた。エビネ、山芍薬、イカリソウ、カタクリ、ホウチャクソウ、ムラサキケマン等々。
石灰岩山でよくあるように、急傾斜の登行の果てに訪れた平坦な山頂で午睡した。下りに採った三高尾根では、急傾斜故のジェットコースター下山となった。
山体の大きさもあり、これは意外な好山だった。広く、お勧めします。豪雪地の4月というのに見渡す周辺に雪は見当たらなかった(山頂北面に欠片あるのみ)。
これにて週末の滋賀三山登りは終了した。リハビリにもなった、今回もありがとう、米山さん。
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