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Yamareco

記録ID: 5492030
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

妙義山 中之岳〜鷹戻し往復 本当にヤバイところだった

2023年05月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:14
距離
3.4km
登り
448m
下り
590m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:15
休憩
3:37
合計
6:52
距離 3.4km 登り 457m 下り 606m
7:26
4
7:30
7:37
36
8:13
9:04
4
9:08
9:21
6
9:27
9:34
42
10:16
11:33
48
12:21
12:36
13
12:49
12:50
15
13:05
13:46
9
13:55
13:58
4
14:02
14:04
14
14:18
0
14:18
ゴール地点
休憩時間が多いのは鎖場滞在のため。往路の一部でログ抜けあり。ペースが表示されないのは往復だから?
天候 曇り 最後は小雨
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
妙義公園第一駐車場
コース状況/
危険箇所等
最初の鎖場以降、全行程で気が抜けず聞きしに勝る難コースでした。特に二段ルンゼ下り、下段の鎖ではけっこう焦りました。
前日夜は雨のもようで途中撤退も想定していましたが、岩・鎖ともドライでラッキーでした。下山時13℃。ヤマビル遭遇は無し。
駐車場付近から。ガスって金洞山見えず。
2023年05月13日 07:21撮影 by  SO-51A, Sony
1
5/13 7:21
駐車場付近から。ガスって金洞山見えず。
かなりでかい
2023年05月13日 07:25撮影 by  SO-51A, Sony
5/13 7:25
かなりでかい
いざ出発
2023年05月13日 07:27撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 7:27
いざ出発
無事帰還を祈願。中之岳がご神体なのだろうか。
2023年05月13日 07:33撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 7:33
無事帰還を祈願。中之岳がご神体なのだろうか。
立入禁止なの?二子山同様、多少なりとも罪悪感を感じてしまう・・・
2023年05月13日 08:03撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 8:03
立入禁止なの?二子山同様、多少なりとも罪悪感を感じてしまう・・・
最初の鎖場を振り返って。景色も異様で不安が高まる。
2023年05月13日 09:01撮影 by  SO-51A, Sony
2
5/13 9:01
最初の鎖場を振り返って。景色も異様で不安が高まる。
あっという間に中之岳の頂
2023年05月13日 09:01撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 9:01
あっという間に中之岳の頂
東岳かな あのてっぺんも行くの?
2023年05月13日 09:08撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 9:08
東岳かな あのてっぺんも行くの?
こえー! やめてほしい
2023年05月13日 09:12撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 9:12
こえー! やめてほしい
2023年05月13日 09:16撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 9:16
2023年05月13日 09:17撮影 by  SO-51A, Sony
5/13 9:17
ガスがまた怖さをあおる
2023年05月13日 09:40撮影 by  SO-51A, Sony
5/13 9:40
ガスがまた怖さをあおる
右奥から来ました。左下がエスケープコース。
2023年05月13日 09:44撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 9:44
右奥から来ました。左下がエスケープコース。
二段ルンゼ ですよね
2023年05月13日 09:47撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 9:47
二段ルンゼ ですよね
2023年05月13日 09:47撮影 by  SO-51A, Sony
5/13 9:47
2023年05月13日 09:52撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 9:52
二段ルンゼ取り付きから見上げる。この下部は登りでは何ともなかったが、復路の下りで苦労することになる。
2023年05月13日 09:52撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 9:52
二段ルンゼ取り付きから見上げる。この下部は登りでは何ともなかったが、復路の下りで苦労することになる。
登り切ってから。隙間に取り付きが見える。
2023年05月13日 10:03撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 10:03
登り切ってから。隙間に取り付きが見える。
ちょっと迷い込んだ。この岩の先は崖。引き返す。
2023年05月13日 10:05撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 10:05
ちょっと迷い込んだ。この岩の先は崖。引き返す。
さあ、いよいよ鷹戻し。まだ傾斜が見えずドキドキ。
2023年05月13日 10:38撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 10:38
さあ、いよいよ鷹戻し。まだ傾斜が見えずドキドキ。
途中で見上げる。鷹戻しはスタンス多く、実は傾斜もきつくない。しっかりと立って昇り降りできます。
2023年05月13日 10:50撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 10:50
途中で見上げる。鷹戻しはスタンス多く、実は傾斜もきつくない。しっかりと立って昇り降りできます。
振り返って、下を見る。東野登山隊で天津木村さんが嗚咽した場所が見える。広角なので実際には近い。
2023年05月13日 10:50撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 10:50
振り返って、下を見る。東野登山隊で天津木村さんが嗚咽した場所が見える。広角なので実際には近い。
嗚咽ポイントにて。ガスの中、崖が見える。
2023年05月13日 10:56撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 10:56
嗚咽ポイントにて。ガスの中、崖が見える。
降りてきた鎖場を見上げる。
2023年05月13日 10:56撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 10:56
降りてきた鎖場を見上げる。
はしごが見えるまでさらに鎖を下る。天気がもちそうなので堀切に向かわず折り返して再度登る。
2023年05月13日 11:03撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 11:03
はしごが見えるまでさらに鎖を下る。天気がもちそうなので堀切に向かわず折り返して再度登る。
下の方にあるプレート
2023年05月13日 11:04撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 11:04
下の方にあるプレート
今度は登る。鷹戻しを登った時に大粒の雨が降り焦りました。濡れた岩の下り・鷹戻しかルンゼか、鷹戻しの方を選びますが・・・雨が止んだのでとりあえず続行
2023年05月13日 11:04撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 11:04
今度は登る。鷹戻しを登った時に大粒の雨が降り焦りました。濡れた岩の下り・鷹戻しかルンゼか、鷹戻しの方を選びますが・・・雨が止んだのでとりあえず続行
二段ルンゼをここからまた下る。何故か下部でうまく立てず苦労しました。
2023年05月13日 11:43撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 11:43
二段ルンゼをここからまた下る。何故か下部でうまく立てず苦労しました。
往路では東岳山頂と気付かずスルーしてしまった。
2023年05月13日 12:22撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 12:22
往路では東岳山頂と気付かずスルーしてしまった。
稜線での岩登りでヌッと出てきた岩。再会。
2023年05月13日 12:43撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 12:43
稜線での岩登りでヌッと出てきた岩。再会。
この両側も切り立った崖!怖さMAX。
振られるのは嫌なので鎖は使わず。
2023年05月13日 12:47撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 12:47
この両側も切り立った崖!怖さMAX。
振られるのは嫌なので鎖は使わず。
再度の中之岳
2023年05月13日 12:55撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 12:55
再度の中之岳
最後の急な鎖を降りてきて一枚。登った時より怖かった。
2023年05月13日 13:12撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 13:12
最後の急な鎖を降りてきて一枚。登った時より怖かった。
下山時、振り返って。ロープが切れている奥は怖かった。しみ出した水で濡れており、滑ったら結構下まで落ちる。
2023年05月13日 13:42撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 13:42
下山時、振り返って。ロープが切れている奥は怖かった。しみ出した水で濡れており、滑ったら結構下まで落ちる。
見晴らしに寄る。ここで小雨が降りだす。
2023年05月13日 13:56撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 13:56
見晴らしに寄る。ここで小雨が降りだす。
見晴らしから。ガスっているが山容見えてきた。
2023年05月13日 13:56撮影 by  SO-51A, Sony
5/13 13:56
見晴らしから。ガスっているが山容見えてきた。
2023年05月13日 13:58撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 13:58
帰還の拝礼
2023年05月13日 14:18撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 14:18
帰還の拝礼
崖がご神体?
2023年05月13日 14:23撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 14:23
崖がご神体?
駐車場から。今日初めての山容全体を見る。
2023年05月13日 14:30撮影 by  SO-51A, Sony
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5/13 14:30
駐車場から。今日初めての山容全体を見る。
撮影機器:

感想

GWは白雲山止まりだったので今日は金洞山に。午前中は天気がもちそうで決行。往復して鎖場を堪能してきました。さすがに今日はハーネス・ビレイを装備。コース上で会ったのは3人パーティー(ガイド登山?)と、復路二段ルンゼでの一人だけでした。全行程ひとり黙々と、ヤバ妙義山と向き合えたエキサイティングな山行でした。白雲山側とは楽しさも怖さも次元が違いました。

不測のミス=死ですから、大丈夫と確信してはいても、鷹戻しや二段ルンゼの上部では一応架け替えしました。どの鎖場も足で立てたので殆ど腕力は使ってません。ですが唯一、二段ルンゼ下段の下りで足場に確信が持てず腕力に頼ってしまいました。そんな状況で架け替えしたりすると余計に腕力を使います。ここの登りは鎖も使わない場所だったのに、疲れが出たのか・・・本日の反省です。私の場合、妙義神社からの縦走にトライする場合には(体力を消耗するでしょうから)ここだけは懸垂下降が安全かもしれないと思いました。

一番怖かったのは鎖場より稜線歩行。踏み幅50cmくらいの両側が崖なのにザレ・目立たない根・隠れ岩突起もあったり、微妙な岩場も多く、少し引っかけたり不意に滑ったりして初速がついたら崖下へ、という場所が沢山あります。一歩たりとも気が抜けずかなり消耗しました。感覚的には前回・二子山の10倍、八丁尾根の100倍怖かった。


ところで、以下の溝手康史氏の記述は大変参考になります。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~mizote/myougisan.htm
妙義山縦走の性格や技術的位置づけが整理され、事故防止への提言や文化的価値への示唆等、とても説得力があります。今回、鷹戻しや二段ルンゼに向かうにあたり、私が受け取ったポイントは以下の三つ。
・登攀路でありその難易度を理解すべき。
   (槍穂縦走より難しく、源次郎尾根や北鎌尾根よりは易しい中級クラス)
・岩場鎖場の技術が望まれる。「腕力は必要」ではない。
・転落死リスクがありセルフビレイを。

腕力のない私がぞっとした一文をそのまま紹介します・・
『「腕力の消耗」は目に見えない。腕がパンプして初めて腕力の消耗が目に見えるが、もはや手遅れである。』

追記:
最近行った東京に近い岩場を比較してみました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/723470-detail-301516

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