妙義山 中之岳〜鷹戻し往復 本当にヤバイところだった
- GPS
- 06:14
- 距離
- 3.4km
- 登り
- 448m
- 下り
- 590m
コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 3:37
- 合計
- 6:52
天候 | 曇り 最後は小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最初の鎖場以降、全行程で気が抜けず聞きしに勝る難コースでした。特に二段ルンゼ下り、下段の鎖ではけっこう焦りました。 前日夜は雨のもようで途中撤退も想定していましたが、岩・鎖ともドライでラッキーでした。下山時13℃。ヤマビル遭遇は無し。 |
写真
感想
GWは白雲山止まりだったので今日は金洞山に。午前中は天気がもちそうで決行。往復して鎖場を堪能してきました。さすがに今日はハーネス・ビレイを装備。コース上で会ったのは3人パーティー(ガイド登山?)と、復路二段ルンゼでの一人だけでした。全行程ひとり黙々と、ヤバ妙義山と向き合えたエキサイティングな山行でした。白雲山側とは楽しさも怖さも次元が違いました。
不測のミス=死ですから、大丈夫と確信してはいても、鷹戻しや二段ルンゼの上部では一応架け替えしました。どの鎖場も足で立てたので殆ど腕力は使ってません。ですが唯一、二段ルンゼ下段の下りで足場に確信が持てず腕力に頼ってしまいました。そんな状況で架け替えしたりすると余計に腕力を使います。ここの登りは鎖も使わない場所だったのに、疲れが出たのか・・・本日の反省です。私の場合、妙義神社からの縦走にトライする場合には(体力を消耗するでしょうから)ここだけは懸垂下降が安全かもしれないと思いました。
一番怖かったのは鎖場より稜線歩行。踏み幅50cmくらいの両側が崖なのにザレ・目立たない根・隠れ岩突起もあったり、微妙な岩場も多く、少し引っかけたり不意に滑ったりして初速がついたら崖下へ、という場所が沢山あります。一歩たりとも気が抜けずかなり消耗しました。感覚的には前回・二子山の10倍、八丁尾根の100倍怖かった。
ところで、以下の溝手康史氏の記述は大変参考になります。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~mizote/myougisan.htm
妙義山縦走の性格や技術的位置づけが整理され、事故防止への提言や文化的価値への示唆等、とても説得力があります。今回、鷹戻しや二段ルンゼに向かうにあたり、私が受け取ったポイントは以下の三つ。
・登攀路でありその難易度を理解すべき。
(槍穂縦走より難しく、源次郎尾根や北鎌尾根よりは易しい中級クラス)
・岩場鎖場の技術が望まれる。「腕力は必要」ではない。
・転落死リスクがありセルフビレイを。
腕力のない私がぞっとした一文をそのまま紹介します・・
『「腕力の消耗」は目に見えない。腕がパンプして初めて腕力の消耗が目に見えるが、もはや手遅れである。』
追記:
最近行った東京に近い岩場を比較してみました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/723470-detail-301516
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