記録ID: 5616772
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
【静岡百】鶏冠山・中ノ尾根山
2023年06月17日(土) [日帰り]


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 14:31
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,367m
- 下り
- 1,908m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 14:11
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 14:58
距離 25.1km
登り 2,367m
下り 1,917m
5:19
0分
スタート地点
5:19
0:00
66分
車移動
6:25
0:00
165分
再スタート地点
20:17
ゴール地点
天候 | 終始晴れ 稜線は15〜20℃ 暑くなく良かったです |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スタートは池口岳登山口へ行く途中に広場に駐車。ここまで舗装路で苦労なく来れます。ゴール値は兵越峠。ここも舗装路で特に問題無く来れます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的にバリエーション要素があるルートだったので細かく記載します。 ・モノレール道〜青薙:モノレール基点に小屋らしきがあるのでそこから入ります。始めはモノレールに沿って歩き出す。しかしいきなりの激急。そしてヒルの猛攻。安堵な所で休もうとするとヒル地獄であまり休めませんでした。途中、モノレールからいったん離れますが、稜線まじかでもう一度合流します。モノレールから外れた後は薄い踏み跡に沿って歩きますが、よく見落とすのでGPSを細かく確認しながら登りました。稜線の青薙までずっと激急ですが足場は適度に柔らかく登り易い(約2時間)。途中鹿ネットが3箇所あり、入口を探すのに若干苦労しました。あと最近のものと思われる熊の足跡がやたら多かったのが気になりました。 ・青薙〜鶏冠山北峰(犬切尾根):尾根は全体的に歩き易いが、支尾根が分かり難くGPSを見て判断していきます。鹿ネット沿いに進んでいきますが、進行方向に対し左右どちらを歩くか迷う所で、始めは右側を使いました。ネットを固定するワイヤーが結構うざく、巻くと急斜面を歩く事になるので気を使って歩きました。 鶏冠山でよく使われるルート(分岐)からはピンテも増えルートも明瞭となる。北峰が近くなった所で急登となるが踏み跡がしっかりしそれほど苦労は無し。 その後、若干踏み跡が分かり難い所があったりするが、比較的登り易い。 ・鶏冠山北峰〜南峰:始めは少し急な笹原を下る。コルに着く手前で南峰全貌が見えるが明らかな激急登。しかし踏み跡は割としっかりしており、右側へ進むと取り付きのワイヤーがある。その後どんどん登って行くが、若干踏み跡のわかり難い所やロープの欲しい所もあるが捕まる所は多々あり割と安定して登る事が可能。ピークに出るまで下る事は無く登りっぱなし。 ピークに出た後は右側が大きくえぐれており崖沿い歩きかと一旦肝を冷やす。崖沿いの左側の樹林帯に明瞭な踏み跡があるのでそこを通れば崖沿いを歩く事は無い。 その後捕まる所のない笹原の少し急登を登って行くが、割と足場はしっかりしている。上部に行くと踏み跡が不明瞭だがよくよく探すと薄い踏み跡あり。 ・鶏冠山南峰〜三又山:一般的には北峰から南峰ルートが核心部で、今回は登り方向、且つルートも割と明瞭だったため思うほど危険を感じなかった(高度感はある)が南峰からしばらく進んだ所が本日の核心部となった。気持ちよさそうな笹原道が見え、稜線上で簡単に降りれると思ったら急に道が無くなる。どこも壁のような下りで往生した。よーく見ると急ではあるが笹原方向に何とか降りれそうな箇所があり5,6mほど下ると、左側に薄い踏み跡のトラバースがあり進む。すると本来の尾根上に合流する。上を見上げると大岩があり、歩くのを困難にしていた事を理解した。そのまま尾根上を進むが変な方向に行くので、笹原方面を見ながらちょっと尾根を下ると笹原へ行けそうなトラバースの道?らしきがあり、それを進むと笹原にでる。この辺はとても分かり難く、ヤマゴロさんがピンテを幾つかつけてくれた。 その後は気持ちの良い笹原道を進む。笹は膝程度の高さでルートも割と明瞭。三又山まで意外と距離がある。 ・三又山〜ドーム〜中ノ尾根山:ドームは急登だがルートはしっかりある。ただ枝藪を避けて行くのでルートを見落とさないように進む。捕まる所が多々あり問題無く進める。ドームから中ノ尾根山の取り付き間は崖続きとなる。少しだけ崖沿いを歩くが、その後、左側の樹林帯に明確なルート有り。そこを進めば危険箇所は回避できる。中ノ尾根の登りは膝位までの笹原を登る。薄い踏み跡はあるが適当に登っても良さそう。急ではないが疲労した体力ではきつかった。頂上はとても広くテントも余裕で張れる。 ・三又山〜朝日山:ルートは基本的にあるが、所々分かり難い箇所あり。始めの1kmは急な所を下って行くが、その後5kmは平坦な道を歩く。ただ大きな倒木が密集する地帯が幾つかあり、避けて行くのに結構体力を消耗する。最後の朝日山は見たよりはるかに緩やかな斜面を登り詰める。 ・朝日山〜兵越峠:始め少し気を遣う急登あり。その後は急登はない。但し小さいアップダウン繰り返し進む。道も思ったよりか分かり難くく苦労した(暗くなったからそう感じた可能性あり)。ピンテは多かったので大変助かった。 |
その他周辺情報 | この付近は食べ物屋やコンビニが全くない。夕飯を食べるのに30km以上離れた飯田市まで行きました。 |
写真
一旦モノレールを離れ歩き易い尾根に出るがそれは一瞬。ちなみにこの辺でいったん休憩するが、ヒルの猛攻に会う。ジョニーをしてるので、ヒルが靴でもがいて登り切れない。その間に手で払う。
そして登り。草付は捕まる所が無いので不安でしたが、足場は安定してました。写真の草が長くなってくる所から、道が分かり難く、右へトラバースして登ったのですが、それなりに急なので気を使いました。
というか本日の核心部となりました。
どこも壁を下るという感じ。最奥なので余計に焦りました。munaは補助ロープ20mを準備しましたが、一ヶ所だけロープ無しで下れそうな所を見つけた。yamaさんがピンテを付けてくれた。
どこも壁を下るという感じ。最奥なので余計に焦りました。munaは補助ロープ20mを準備しましたが、一ヶ所だけロープ無しで下れそうな所を見つけた。yamaさんがピンテを付けてくれた。
尾根沿いを行くと変な方向に行くので途中でUターンが必要。少し進んだら右後ろにトラバース道があるのでそちらに行く。ちなみに大岩下部がこの角度。60度以上。上から見るに下れるようには見えなかった。
期待の最高の景色だが、munaは水が足りないから直射日光は難色。munaは途中でため池の水を汲む。オタマジャクシを入れないのに苦労した。途中、ろ過して道中で飲みました。翌日も腹痛はない。
この辺でヘッドライトを付けました。実際は写真より暗いです。このように明るければ道は概ねわかるのですが、暗くなるとだいぶ苦労しました。朝日山からはピンテが多かったので暗くなっても助かった。
装備
備考 | 携帯用 浄水器 デリオス。 minaiさんが今回使用、時々稜線上にある、とても、飲料用にはならないと思われる小池の水を(オタマジャクシが生息)の水を浄水器 デリオスでろ過して飲んでいました、その後帰宅後にもお腹痛くなかったようでした。 携行にも支障がなさそうです。ペットボトルを使って直ぐに飲める。 夏山幕営や非常に使えそうです。クリックしちゃおう? |
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感想
お疲れ様でした。(12時間超え行動)
munaitaさん詳細はレポートありがとうございます。
この日はお天気に恵まれ、日が一番長い時季で長時間行動する事がが出来ました。
朝、登山口を決めるの時間がかかりました。しかしながら、結果的には無事に下山出来ました。
肩脱臼後、初めての険しい山のロング。肩は思った通り結構大丈夫でしたが、過度に使うと痛みがまだちょっとある。まだ可動域が不十分な事もあり当面リハビリは必要と改めて感じました。
今回初めてな事が2点。1点目は溜池の水を漉して300mlほど飲んだ。1回のろ過(デリオス)だったけど味は臭みはあまり無く、やはり緊急時は”有り”と思った。
2点目は日没後の夜間歩き。今回は踏み跡程度のルートだったので所々で往生した。朝方はたまにやってるので、ある程度想像できてるが、日没後は下りルートという事もあって、やっぱり出来る限り避けた方が良いと思った。
yamaさんへ、今回改めてyamaさんのパフォーマンスの高さに感心しました。とても65歳とは思えないです。私も年を取っても今回のようなルートをこなせる体力を目指したいと思いました。でも今回はさすがに疲れましたね。お疲れ様でした(;'∀')
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