(熱海)十国峠・岩戸山(湯河原に下山)【お気軽】

2009年11月07日(土) [日帰り]

• GPS: 06:04
• 距離: 13.3km
• 登り: 173m
• 下り: 924m

コースタイム

12:06十国峠ケーブルカー山上駅-12:31日金山東光寺-13:05岩戸山-岩戸観音-七尾原ー七尾峠ーウルシガ窪排水地ー15:05潮音寺-(ファミレスで休憩)-16:30ゆとろ嵯峨沢の湯(1時間入浴)-18:10湯河原駅

天候

快晴(ガスってしまい富士山殆ど見えず)

コース状況／危険箇所等

●ルート:「大人の遠足Book」の「日帰りウォーキング関東周辺�◆廖次崕醜馥修�ら岩戸山へ」の項目を参考に、昭文社登山地図「箱根」にあったルートを見てアレンジした。

●危険個所:岩戸山中腹から岩戸観音に向かう途中、かなり急、殆ど垂直に見えるようなロープ場所の岩場。高さは5、6mしかないが、岩が剥き出しで岩と鉄杭、ロープにつかまりながら下りた(この道を巻いて普通の登山道も歩けるが、相方の強い要望でこの岩場を通った)。他はなだらかな道なので危険個所はなし。

●分かりづらい場所:七尾原から七尾峠。舗装路だが保養所の多い場所でハイキング標識が少ない。また、七尾峠からウルシガ窪第一排水地までの道も、草が生い茂り余り踏まれておらず、分かりづらい。(登山地図でも「迷」の文字あり)

●混雑度:十国峠付近は芝生の公園で人がそこそこいた。日金山東光寺から岩戸山までも10組位のハイカーにすれ違った。岩戸山から岩戸観音では1人のみ、七尾峠から潮音寺までは一人も会わなかった。ゆとろ嵯峨沢の湯は大混雑していたが、車で来た人ばかりだった。

●展望/景観:天気は晴れだが暖かくてガスが出ており、期待した富士山展望は十国峠からもうっすらとしか見えなかった。ウルシガ窪第一排水地の少し先から、潮音寺まで、みかん畑の中の農道を歩くが、この、みかんに彩られた海の風景は美しかった。

●トイレ:十国峠ケーブルカー山上駅、潮音寺付近のファミレス、ゆとろ嵯峨沢の湯

●水・食べ物の調達:十国峠ケーブルカーの山麓駅は大きなレストハウスと売店がある。以降、買い物出来る場所はない。

●休憩場所:十国峠山上駅からすぐは芝生広場になっており天気が良ければ寝転ぶことも可能。東光寺の数十分先は笹の広場になっており、ここも天気が良ければ寝転んで休憩するのに最適。岩戸山山頂はベンチが1つだけで狭く混雑しているため、余り落ち着けない。以降、休憩場所はなし。

●最寄駅情報:熱海駅からバスで十国峠ケーブルカー駅前まで向かったが、バス待ち時間にコンビニなどで食糧補給が可能。他にも熱海には店が多いが、観光客が多く混雑しているため、コーヒーを落ち着いて飲めるような店は余りなさそう。

●日帰り温泉:湯河原の「ゆとろ嵯峨沢の湯」に寄ったが、この温泉まで結構坂を登っていくので、案外疲れる。この日帰り温泉は真鶴と湯河原の中間位の場所で、歩いて行くにはちと遠いか。他、湯河原駅の温泉街までバスやタクシーで向かい、日帰り温泉に入ることは可能。

●その他:道としては岩戸山から岩戸観音途中にある急な鎖場以外はスリリングな場所もなく、山歩きという感じは余りない。散策程度で楽しむと良いと思うが、秋でも明るい海と山頂の雰囲気を楽しめる。尚、このコースは紅葉は期待できないが、岩戸山に行かずに十国峠から湯河原こごめの湯、万葉公園方向に下りることも可能で、万葉公園まで行けば紅葉が楽しめるらしい。

写真

11/7 11:48

十国峠レストハウスから十国峠方向。

11/7 11:48

これが十国峠の山麓にある、レストハウス。しらす丼なども食べることができる。

11/7 12:06

ケーブルカーであっという間に十国峠山上へ。

11/7 12:08

これが十国峠山上からの景色。暖か過ぎて富士山が見えないのだが、青空が気持ち良い。

11/7 12:09

十国峠展望台の雰囲気。

11/7 12:09

芝生の丘陵のようなが並んでいる。

11/7 12:09

これが十国峠展望台(山上駅)。

11/7 12:09

十国峠の説明書き。

11/7 12:10

山麓にあるレストハウスが、ケーブルカーのレールの先に見える。

11/7 12:11

山頂の風景。

11/7 12:12

そして十国峠展望台(山頂)から舗装された階段を下る。

11/7 12:14

芝生の広場のような場所から振り返って撮った、十国峠展望台。

11/7 12:17

展望台の背景にうっすらと富士山が見える。

11/7 12:18

こちらの写真の方が富士山の姿を捕えられているように思う。

11/7 12:18

十国峠の芝生広場の雰囲気。

11/7 12:20

写真の石碑は、鎌倉将軍三代目の源実朝が相模灘の絶景を愛でた歌碑。実朝はこの十国峠を経て、箱根神社に参詣したらしい。

11/7 12:20

ここに実朝の箱根神社参詣のことが書いてある。

11/7 12:20

これが実朝の歌碑。一部が欠けている。

11/7 12:20

またまた降りかえって撮った、十国峠展望台。

11/7 12:27

十国峠から日金山東光寺に行く途中にあった、説明書き。

11/7 12:30

日金山東光寺からは南に向けて石仏の道が続く。来宮駅方向だが、我々は岩戸山に行くのでこの石仏の道はほんの一部しか歩かない。

11/7 12:31

これが日金山東光寺。半端に切れているのは、いたち大臣がでかでかと写っているためにトリミングした結果。

11/7 12:49

この実はなんというのだろう。

11/7 13:05

そして岩戸山山頂。とても狭くてベンチも1つしか無かったように思う。他のパーティが寛いでいたので、我々は写真だけ撮って岩戸観音に向かう。

11/7 13:05

一応、岩戸山からの展望。曇ってしまってイマイチ。

11/7 14:59

これはウルシガ窪排水地を過ぎたミカン畑内の農道から撮った写真。結構深い山なんだな〜。

11/7 15:00

同じくミカン畑内の農道から。結構急な下り坂を下っている最中。

11/7 15:00

ミカンと海。

11/7 15:00

これもミカンと海。

11/7 15:01

坂を下りきれば潮音寺、千歳橋はすぐ。そこからゆとろ嵯峨沢の湯までは坂を登り返さなければならず、正直やや辛かった。

撮影機器：

COOLPIX S52 NIKON

感想

kumiyan

登りが少ないルートで楽といえば楽だったが、潮音寺から「ゆとろ嵯峨沢の湯」までは坂を登るのできつかった。やはり一度下りきって登る気力もない時間帯に登るのは辛い。

また、富士山展望を目的に行ったのに、富士山は十国峠でもうっすらとだけしか見えず残念。

だが、このコースはお気楽だがとても気持ちがよい。道迷いしやすいのは七尾原からウルシガ窪排水地付近までなので、岩戸山や日金山東光寺に行かなくてよいなら、湯河原万葉公園方面に下山した方がよいかもしれない。

今回、岩戸山に登ったのは、2009年5月に豆相人車鉄道の旅と銘打って潮音寺に来た時に、岩戸山登山口があったのが気になったため。でも今回で好奇心は満たされたので、次回十国峠に来る時は岩戸山ではなくて十国峠から別方向を制覇したい。