南暴走散歩
- GPS
- 64:00
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 41m
- 下り
- 25m
コースタイム
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 6:33
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
先週末は伊豆半島は南伊豆、今週末は房総半島は南房総にやってきました。
伊豆ドリームパスに続き、今回もお得な千葉の電車バスフリーパスを利用です。千葉も広いので車でしか行けないところもありますが、今回は電車バスで行けるところを周り倒そう!と息巻いてましたが、結果下準備がいまいちだった反省と予期せぬ(よくある)トラブルで思い通りには行かず、それでも房総半島南側を電車で一周はできました。
毎度の事ではありますが、週末の旅行きを決めたのは前日金曜日。準備なんて限りがあります。それでも金曜朝には ppoくんパジャマに羽織をひっかけて駅まで行って、フリーパスの購入方法とルールを駅員さんに聞いてくれました。(フリーパスの存在自体をご存じ無く、適切な説明には至らなかったのですが。。)夕方仕事終わりに指定席券売機で東京から千葉の出入り区間の往復付きフリーパスを購入して、フリー区間の東京湾フェリー6:20の始発で金谷港に入るルートを計画しました。
当日3時前に起きて4時半の品川始発に乗り込むために品川駅まで走りました。準備は無くともやる気は十分です。走ったおかげでコンビニでコーヒーを買えたので昨日入手しておいたガーリックシュリンプサンド(食べ物だけは準備良し)とコーヒーで早速車内朝食です。今日も明日もお昼はどこで何食べるの?と千葉でおいしい店探しをしている間に久里浜に到着。(スマホバッテリーは風前の灯。)駅ホームから見えていたタクシーで久里浜港へ!と小走り。ところがフリーパスで改札を出る事ができず、マイク越しに駅員さんとやりとりをしている間にタクシー乗り場にタクシーがいなくなってしまいました。(ちなみに駅券売機には切符をカメラ越しに駅員さんが見る事ができる機能があるらしく、券売機にフリーパス2枚分を並べたものを確認していただき、そのまま改札出て良し、の許可受領。)タクシーいないと始発のフェリーに間に合わない!と焦りタクシーを呼ぼうとしても、近くにアプリで呼べるタクシーがいません。。と、じたばたしているとびゅびゅーんとタクシー登場。事なきを得ました。
前も一度鋸山に行くのにフェリーに乗ったね。あまり久里浜港の記憶は無いけど今日は昇りたて朝日とともに出発!既に電車内でコーヒーと朝ごはんとは食べていたけど、久里浜についてからの寒さにやられて、船内で2度目の朝食、コーヒーとたこ焼きを食べてしまいました。天気も良く甲板に出ると気持ち良すぎて結局その後は寒さも忘れてほとんど外で過ごしてました。(朝の寒さは激しく館山に〇ニクロないかな、と装備の心配するほど。)
久里浜港の記憶が乏しい割に金谷港に着くと記憶がよみがえりました。(ここで海鮮食べたな、的な。)早速浜金谷駅に向かう短い道中も南国風情に心躍ります。駅では鴨川方面行きの電車がしばらく来ない中、日焼けを気にしながら歩道橋の上から海を眺めたり山を眺めたり鳥達を眺めたり写真を撮ったりと結局あっという間。電車に乗ってからも車窓を流れる景色が新鮮で、まるでジャングルを電車で走り抜けているよう!記憶の限り初めての南房総への旅。知らない場所、いつもと違う眺め、違う空気感でここまで脳が刺激されるのですね。
館山に着く前に確認しておくべきだったのですが、館山に着いてから白浜行のバス乗り場まで10分以上かかる事がわかり、またまた館山の町を走り抜ける羽目に。なんとかバスに間に合い更に半島の南端を目指しますが、道が悪いのかバスは飛んだり跳ねたりジェットコースター感満載でなんだか遠足気分。バスを降りると野猫様が遠巻きにお出迎え。宿に荷物をデポって早速お散歩。まだ9時前!天気は最高!にもかかわらずこの時点で全くのノープランですがまずは海岸沿いを東に進みます。海岸沿いは公園のように整備されていてきれいですが白浜という割に伊豆のような海水浴場が見当たらず、海には削れた洗濯板のような岩場と漁港が交互に現れるといった感じ。歩いても歩いてもコンビニやお食事処は見当たりません。適当にバス・電車を乗り継いで鴨川方面に行こうと漠然と考えていましたが、Google MAP はすべてのバス路線を把握しているわけではないようなので、途中にあるホテルにバス運行状況情報の助けを求めたところ、どうやらバスも無くなる昼間の空白の時間帯に突入しているらしく、どこに行くバスも2時間近く来なそうです。タクシー会社に電話をするも、2台しか無いので遠距離じゃないと出せないと言われる始末。散歩するしかないので、2時間後に来るバス停をチェケしつつ東に進みます。千葉らしくお花畑が点在するようなのですが、それらしいものは見当たらず、野生と思しきあさがおのような青い花と、雑草?の割に色鮮やかで菜の花に負けない主張ある黄色いお花の群生地には何度も出会いました。これが畑なのかもね、とも思いつつ、あとでわかった事ですがお花畑のシーズンは、1月から3月と寒い時期のようです。
南房総は思った以上に南国で、見た事の無い植物や、南国系の多肉植物の生命力が見るからにすごいです。そして海岸の磯の香りの強さが鹿児島あたりを思い起こします。そしてたくさんの猫さん達に出会いました。みんなおとなしいです。2時間以上の散歩を堪能して、バス停位置を確認していた場所まで戻って定刻に現れたバスに感動。バス車内でお昼時刻に到着予定の千倉のグルメ情報を確認し、目当ての海鮮ポイントにたどり着きました。おなか一杯になったら、千倉の海岸(こちらは砂浜)散策です。おなか一杯のはずなのに、なぜかコンビニでしろくまアイスを携えてしろくまオンザビーチしてしまいました。波と波の音は全くあきる事なくずっといれそうでしたが、そろそろ千倉駅に移動して、他の町に行ってみよう、という事になり、またまたノープランのまま駅に到着するも、1時間に一本の電車は上りも下りも行ったばかり。また散歩かい、と思いましたが駅に置いてある自電車を見てフリーパスで自転車が無料でレンタルできる事を思い出し、借りてみました。海岸沿いを西に西にいくつかの漁港を通り過ぎ、道の駅のそばまで来ている事に気づいて、行ってみる事に。道の駅では水分補給だけして、大急ぎで折り返し。というのも、また電車もバスも間に合わないかも、という事になり帰りは猛ダッシュで漕ぎまくりです。電動アシストなのに電源入れるの忘れて坂道登っていたら、ppoくんに電源入ってる?と声かけられました。(追いつけない私に追いついたのでしょう。)でもこの坂道で失った体力はその後回復を見せず、ppoくんが快調に飛ばしていくのに追いつくの必死。しかも、途中野良道のようなところに入ってしまった ppoくんを見失う羽目に。野良道の分岐には物凄く大きな蜂がいるし、ppoくんは蜂に刺されてしまったのか、荷物は ppoくんが全部持ってるから私はスマホさえ無いよ。と分岐で途方に暮れていたら数分後 ppoくんが野良道の向こうから迎えに来てくれました。その後も ppoくんに追いつけず、でしたが野良道を脱出して駅への道標に従い千倉駅に着くと、ppoくんが私の自転車をかかえて返却場所へ持って行ってくれました。バスにも乗り込めましたが、汗がまた止まりません。
結局、千倉から別の町を訪れる事はあきらめ、宿へ戻る事に。16時過ぎには戻れてチェックイン後に夕日を見にそばの野島埼灯台までお散歩しました。この灯台のお散歩がまた楽しく、南房総の最南端の岩場にベンチがあり、朝日も夕日も見えるという素晴らしい場所によじ登って記念写真を撮ったり、神社巡りをしたり、日の入りは雲に覆われ不明瞭でしたがその時刻には確実に最南端にいたわけで。光を放ちだした灯台はとても神秘的で灯台の中に巨大ミラーボールが回っているようでした。その後もゆっくり小さな灯台岬を一周しおわった頃には真っ暗でした。朝4時から走って走って、館山でも走って走って千倉では自転車で爆走。温泉が染みるわけです。ちょっとスリムになったかな。
ちなみに翌日は、わかってはいたけど朝から大雨。その雨はやがてちょうど宿を出る時間帯に土砂災害警戒レベル4にまでなり、送迎車は道だか川だかわからない道を館山まで急ぎめに運んでくれ、乗ろうと思っていた1本早い上総一宮行きの電車に乗れたのが良かったようで、といっても、車中では風雨で木々に遮られる線路を抜ける毎に轟音がするのが、木々に音なのか土砂流入なのかもわからず、やり過ごすごとに安堵で笑うしかありません。結局途中安房鴨川まで行ったところでそれより北上については運休が決まり、代行バスを待つ事に。次の電車だったら太海あたりで土砂流入があったようで鴨川にまでさえたどり着かなかったようです。プランとしては、大原からいすみ線と五井線を乗り継いで五井に行くつもりだったのですが、代行バスが大原に着く頃にはもう明るい時間にローカル線の旅ができる時刻ではなかったのであきらめて上総一宮経由の最短ルートで東京に戻りました。代行バスから見える景色は、大きな太平洋の荒波、小さな漁村、のどかな田園風景、雨上がりの虹は大小三つも見えてすっかり癒されました。上総一宮に着いたのはちょうど16時。乗った電車も大雨による遅延でかなり遅れましたが、ちょうどお腹のすく頃に東京に。錦糸町の気に入りの店で反省会となりました。
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