積雪期限定、焼岳南峰は雷鳥パラダイス
- GPS
- 07:39
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,222m
- 下り
- 1,221m
コースタイム
天候 | 晴れのち雪のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 国道から中の湯温泉旅館に向かうゲートから先に車で入ろうとしても、宿泊者 の方しか通らせていただけませんので、沢渡からタクシーでのアクセスとなります。 中の湯温泉旅館の奥から踏み跡がありますので、林道をショートカットして 登山口へ向かいます。この先、ピンクテープがしっかりとある上、この日は トレースもありましたので、迷わずりんどう平まで行けます。トレースを外すと 踏み抜くところもあります。 南峰へは、初めて登った時は、りんどう平の先から山頂に向けて直登しました が、雪崩の危険性を考えて、りんどう平手前辺りから、左手にある南峰へ向かう 尾根に早めに取り付き、尾根通しで登るのが安全だと思います。 |
写真
感想
先日、BS-TBSの「日本の名峰」にて放映された、谷川真理さんの焼岳登頂
を見ていて、自分の初雪山である焼岳(南峰)のリベンジをしたくなり、会社の
同好会の若手メンバーを「冬季限定」という言葉で釣って、行ってきました。
山行日が近づくにつれ、天気予報が曇りから雨の予報へ。同日も、朝4時に
会社に集合した時には空には空には星空が見えていたが、高速を走っている
間にも雲が広がってくる天候。岡谷JCT手前で、山行先を計画通りに焼岳に
するか、天気が少しでも持ちそうな八ヶ岳方面にするかを決めるということで、
車を走らせる。JCT付近から見える八ヶ岳方面はまだ陽が射していて、往復
する間はもってくれそうな感じだ。どちらに向かうか迷ったが、曇っていても
稜線が見えていた中央アルプスの状況からまだ大丈夫だと判断し、計画通りに
焼岳を目指すことに。
登山口に到着したタイミングでちょうど小雨が降りだし、「今日も敗退か?」
という嫌な思いが脳裏をよぎる。しかし、暫くの間は樹林帯歩きの為、様子を
見ながら進む。テープもしっかりと付いている上に、トレースもしっかりと
付いているのでありがたい。時々踏み抜くこともあるが、雪はしまっていて
歩き易い。1972mピークを過ぎた辺りで下山してこられたカップルに遭遇。
りんどう平を過ぎた辺りでトレースがなくなり、天気も次第に悪くなってきた
ので下山してこられたとのことだった。その方達の情報では、4名のパーティー
が南峰に向かっている姿を見かけたとのことなので、トレースの多少の期待を
して進む。りんどう平手前でその4名パーティーとすれ違い、皆さん登頂された
とのこと。天気も何とかもってくれているので、我々も休憩の後、アイゼンを
装着して尾根に取り付く。この時点では何とか稜線も見えていたので、状況を
見ながら13時をタイムリミットに設定する。
急登を登って尾根に乗り、尾根沿いに付いているトレースを辿る。2318m
ポイント辺りでトレースを見失うものの、その先は土の出ている尾根に沿って
進む。タイムリミットギリギリのところで、山頂に到着する。しかし、視界は
全くないので、登頂の証拠となる写真だけを撮って早々に下山する。山頂に
近づくにつれて聞こえていた雷鳥の鳴き声が、下りだすと間近で聞こえてくる
ようになる。周りをよ〜く見てみると、やっと姿が。今年初の雷鳥の姿を見る
こともでき、登頂と二重の喜びが。その先、しばらくの間は普通に下っていた
が、途中からはシリセード大会に突入。りんどう平近くの休憩地から中の湯
温泉まで45分という速さで下山し、後はゲートまでの舗装路歩き。
天候的には、前回の伊吹山ほどひどい状態にはならかったのと、途中からの
地肌の露出区間にも助けられ、何とか登頂をし、6年4か月越しのリベンジを
果たすことができました、
お疲れ様でした、そしてありがとう、gomatさん、mazz君。一人だったら
また途中敗退していたと思います。
山行日の一週間前に、kameさんから焼岳南峰の提案がありました。
南峰へは立ち入れないものと思っていましたので、冬期限定入山可(?!)という事から(嫁さんの了解を得る前に…)ほぼ即答で「行きましょう!」という事になりました(笑)
当日の天気図や予報は午後から崩れるとの事で多少ヤキモキしてましたが、そうは言っても北アルプス。昨年夏以来という事もあり心躍らせ当日朝を迎えました。他山域も移動中に検討しましたが、やはり焼岳『南峰』への気持ちが強かったので計画通りとさせてもらいました。(天候が悪くなれば敗退すればいいや、ということもありで)
中ノ湯温泉を経由し新中ノ湯口から登り出しました。踏み抜きに手こずりましたので早々にワカンを装着。すると早くもパラパラとみぞれが降り始め、まだ登り始めでしたがテンションダウン。アイゼンを装着したりんどう平までは何とかそのままの天気でしたが、南峰へ続く稜線に上がってからは徐々に視界は悪くなり始め、風も強くなってきました。2318m地点までは先行された4人パーティのトレースを使わせてもらいましたが、kameさんの感想にもある通り、そこから先はトレースが消失しました。幸い気温がそれほど低くない事と山頂へと続く岩肌が目視できたことから、現在地を確認しながら山頂を目指しました。右手にある北峰とのルンゼを確認しながら岩肌に沿って標高を上げて行き、岩場が終わるころ左手に赤リボンのある立木を確認。そこをトラバース気味に進み山頂へ。そして無事登頂。代わる代わる記念撮影を早々に済ませます。視界不良から周辺の眺望は当然としても火口も見えずやや残念。しかし敗退も覚悟していたのでそれ以上は贅沢ですね。。。山頂付近では雷鳥の鳴き声が聞こえた事と、足元には足跡が続いていたので雷鳥を探しながらの下山となりました。既に自分達のトレースは消えかかっていましたが、登ってきた岩稜沿いに下ります。視界がきかないので、ひたすら岩稜に沿って下るだけでは気を付けない2318mとはやや違う方向へ下ることもありそうです。2318m地点まで無事に戻る事ができましたが、そこまでで雷鳥を3回(でも多分2羽)も見る事となり、登頂できたこともあってテンション結構上がってました。その後は休憩を挟みつつシリセードできそうな所はシリセードで下り、ほぼ予定の時間通りに登山口に到着しました。下山時の雨降りを懸念してましたが、それほど降られることは無かったので助かりました。下山後は竜島温泉で身体を温め、途中のPAで夕食を済ませてからの帰宅となりました。
南峰登頂を提案してくれたkameさん、急な募集にも快く参加してくれたmazz君、ありがとうございました。幸いにも登頂できたのはお二人のおかげです。また宜しくお願いします!!
3月、4回目の登山は焼岳!
順調に冬山ステップアップしております。
そして個人的な話ですが、初めて4週連続で登山です。
山はいいですね〜
最近は雪山にすっかりハマっていて、
これまでは歩いていて突然踏み抜くのも楽しかったのですが、
序盤は多すぎて嫌になりました。
というとこでわかんを装着しましたが、
急遽用意していただいたのでつける練習をしておらず、
お待たせしてすみません。
わかん歩きもなかなか慣れずとても歩きづらかったですが、
踏み抜きがなくなり快適。便利ですね〜
天気が良くないためガツガツ登ります。
夏に見た景色、道とは全然違いますね!
あと直登はやっぱりきついです。
途中、突然のゴゴゴゴーという音。
飛行機かなと思っていたらなんだか違って、
ササササーと音が小さくなっていきました。
どこかで雪崩が起きたようです。
冬山には登らないと思っていた理由の雪崩を身近に感じました。
気づいたら冬山に登るようになり、何度か登るうち
雪崩なんてないだろうと思っていた自分の甘い考えを改めさせられました。
南峰へ向かうために早めに尾根に上がります。
急な斜面を登りながら、何度も滑落停止方法を思い浮かべて慎重に進みます。
途中から真っ白で周りが見えなくなりました。
初めての状況で不安でしたが、なんとか先頭を歩くgomatさんに着いて行きました。
あの状況で先頭を歩くことは自分にはまだまだ難しいなと思います。
視界が悪い中なんとか山頂に着き、ささっと記念撮影して下山開始です。
トレースが消えないうちに、という言葉ですごいところに来てしまったなと感じました。
しゃりばて気味になりながらも下山。
途中何度も雷鳥を見て間近からでも写真が撮れて、雷鳥のレア感が薄れました(笑
急な下りでは隙あらばシリセード。
すごく楽しく早く下山できました。
今までで1番過酷な雪山でした。
あの状況でまだ行けるという判断と実際に山頂にたどり着けたこと、やはりkameさんはすごいなと思いました。
kameさん、gomatさんありがとうございました。
またお願いします!
南峰に登ってもいいんですか?テレビでも行っていたのでいいんですよね?
夏は立ち入り禁止で北峰に登りました。
tora75さん、こんばんは。
改めてそのように問われてしまいますと回答しにくいですが、私が初めての雪山として
ここ焼岳に登った時は、先輩の方々よりそのように教えていただきました。中の湯温泉
からのルートから北峰に向かおうとすると、どうしても雪崩の巣窟とも言われる沢を
渡らなければいけなくなりますので、リスク回避のためにも南峰に登るとのこと。
あくまでも、自己責任ということでの対応ですが。
おはようございます。
みなさん、お疲れ様でした。
kameさん、リベンジおめでとうございます。
ちょっとガスが出ていたようですが、より一層雪山の雰囲気ですね。
こんな天候でも、登頂とは、みなさんのチームワークはさすがですね
岩の上の雷鳥、カッコいいです
この時期は、真っ白で一段と精悍な趣があります
totokさん、こんばんは。
ありがとうございました。
やっと、初雪山のリベンジを果たすことができました。ずっと引っ掛かっていたものが
取れた気分ですが、まだ残っているリベンジは3つ。ボチボチと消化していこうと思って
います
このガスですが、地肌が露出していなかったらほぼホワイトアウトで敗退していたと
思いますし、単独だった場合も諦めていたと思います。今回は運が良く、仲間がいた
からこそ登頂できたと思っています
雷鳥は、これから繁殖期に入りますので、アルプスの標高が高い山ならかなりの確率で
見かけることができると思いますよ。特に、GW以降の立山はお勧めです
totokさん、こんばんは。
登りだしから天気が悪くなっていくのを実感できたので、こりゃだめかな〜?と諦めてた分、登頂できて良かったです
そして山頂に着いた途端、雷鳥に遭遇したのも何か印象深いなと。
今回も良い経験になりました
日帰りの強行、お疲れ様でした。前の週の遠出、持病の首痛等により、欠席して正解だったと思います。私が参加しても、りんどう平でみんなを見送っていたことでしょう。楽しく読ませていただきました。
yama-bitoさん、こんばんは。
御一緒させていただきました焼岳のリベンジを、やっと果たすことができました。
今回登れたのも、今までご指導して頂いたことがあったからこそ達成できたと思って
います。本当にありがとうございました。
何をおっしゃいます。しっかりと恩田大川入山のリベンジを果たされて。私にとっては、
こちらのリベンジも残ってますので、来年あたりにはと思っています。
もし御一緒していましたら、先頭でピークを踏んでいらっしゃったと思いますよ。
それにしても、若い二人について行くのがやっとでした。年だな〜
yama-bitoさん、こんばんは。
一緒に行けると思っていたので残念でした。
ただ、ご一緒してたら間違いなく登頂されてたと思いますよ〜
gomatさん、よいしょしてくださってありがとうございます。
自分の体調は自分でわかりますので、欠席して正解でした。
引退するのは寂しいので、なんとか老体をつぶさず、甘やかさずやってみますので、よろしくです〜。
首痛ですが、私も最近まで苦しんでいたのですが、
ちょっと高価ではありましたが、枕を奮発したら
ものの見事に痛みがなくなりました。
慢性的な痛みでしたら、枕を変えることもひとつの
手段みたいですよ。
Kameさん、gomatさん、mazzさん、こんばんは
皆さんお疲れさまでした。私は、こちらの方の山域については詳しくないですが雪の付いてるときのほうが登りやすい所ってありますよね。
と言ってもかなり困難は伴いますけど、仲間と一緒に登頂できた達成感は共通の財産ですね。
私も、kameさんといった三池岳は一生の思い出になりました。
higurasiさん、こんばんは。
雪の付いているときのほうが登り易い山と言えば、笹薮の山々や脆い岩陵など多くの
山があると思います。higurasiさんたちが計画されている安平路山から越百山間なんて
いい例だと思います。
一生の思い出だなんて。これから、まだまだ御一緒する機会なんて山ほどあると思い
ますので、こちらこそ、よろしくお願いいたします
higurasiさん、こんばんは。
この南峰へのルート、私にとっては初めてルートでしたので何とも言えないのですが、今回は雪が少なく気温も高かったのが幸いしました。
とは言っても仰る通り、仲間と一緒だったのが一番の勝因(?)ですね!
本当、今回も良い思い出となりました
こんばんは kame, gomat, mazz さん
この時期に登る実力に脱帽です。生憎の天候の中、真っ白なライチョウを見られたことがうらやましい。冬羽のライチョウは見たことがないので写真で楽しませていただきありがとうございました。
sireotokoさん、こんばんは。
以前、11月に敗退したときは、中の湯温泉からりんどう平までは3時間40分かかり
ましたが、そのほとんどがラッセルだったため、かなり体力を消耗してしまっての
敗退でした。しかし、今回はたまに踏み抜く程度の雪質に、トレースもあったため、
条件が凄く良かったと思います
雷鳥ですが、GWの立山でしたら、一の越までに着くまでに必ずと言っていいほど
見ることができますよ
sireotokoさん、こんばんは。
夏の可愛い出で立ちとは違って、冬の凛とした姿はとても魅力的ですよね。
でもよくよく考えたら、この時期のライチョウをこれだけ間近に見たのは初めてでした
しかも何度も見れて。。。ラッキーでした
焼岳おめでとうございます。
スペシャルチームならではの登頂ですね。
南峰へは、トラバース斜面の雪崩と冬の風向きによる火山性ガスの2つがあったように思います。
kameさんを置いてきぼりにする若手のお二人さん凄いですね、今後の活躍が益々期待されます。登頂を祝う雷鳥達のお出迎えも良かったですね。本当におめでとうございます。
tokageさん、こんばんは。
ありがとうございます。
やっと、リベンジすることができました。それにしても、長かったな〜
南峰へは、りんどう平の手前から尾根に取り付き、後は尾根沿いに登りましたので、
最初の急登がやばかったくらいで、トラバースするところはありませんでしたよ。
ガスは、時々臭いはしましたが、雷鳥がいるくらいだから問題ないだろうと思って
そのまま突入しました
現在、出張先での飲み食いが祟って、ベストの体重に対して+6kg。
これじゃあ、ついていける訳ありませんよね
tokageさん、ありがとうございます。
視界が多少悪かっただけ(?)で、この日の条件は良かったんだと思います。
kameさんを置いてくだなんて…、それほど開いてないですよ〜
写真撮ってもらってましたしね。
また色々ご指導下さいませ!!(笑)
kameさん、gomatさん、mazzさん、こんばんは。
厳しいコンディション下での登頂、おめでとうございます。
三つの力を合わせて得ることのできた、素晴らしい結果ですね
kameさんにとっては長い間、内にしまってきた思いの実現だったのですね
待たされた多くの時間…。
達成の喜びと充実は相当なものだったろうと想像します
hiroCさん、こんばんは。
初雪山で敗退、それも上高地からは必ず見える山での敗退でしたので、
上高地を通る度に思い出してました。これで、やっと肩の荷が降りた
感じですかね。とにかく、景色が見えなくても、登れただけで嬉しかった
です
hiroCさん、こんばんは。
ありがとうございます
今回、kameさんから良いタイミングで誘っていただき、また登頂もできたので私も充足感で一杯です(笑)
kameさんリベンジおめでとう。あれからかなり経ちますね。
それも、若手を誘って・・・さすがです。
gomatさん、mazzさんお疲れ!!
天気がイマイチみたいだけど楽しめたみたいでなによりです。
写真と話を楽しみにしてます。
morgerot2さん、おはようございます。
やっと、リベンジをすることができました。長かったな〜
若手と言っても、注意点さえ教えれば体力的には全く問題ないメンバーですので、
安心して行動することができました。むしろ、付いて行くことが出来ず、彼らを
待たせてしまうこともしばしば。
伊吹山の敗退と今回の判断の違いをわかってくれたと思っています。
morgenrotさん、ありがとうございます
この時期の焼岳に登頂できた事も、kameさんのリベンジに立ち会えたことも嬉しく思います
うっすらと見える岩肌や立木が調度良く目印になってくれて、むしろそんな天気を楽しんでた感じもあります。
只今、同好会用の記録はまとめてますのでしばらくお待ちください
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