【過去レコ】納古山 「ぜったい、また登りたくなる山!」


- GPS
- --:--
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 429m
- 下り
- 429m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
納古山は山頂からの展望が良いことで有名で,岐阜の低山ハイクといえば,「東の納古山・鳩吹山,西の天王山・金華山」と称せられるほど.今回はガイドブックに紹介されている中級コース(より自然と親しむアドベンチャーコース)から登り,初級コース(せせらぎの音が気持ちいいヒーリングコース)へと下るルートを選択.
21号線を西へ向かい,美濃加茂からは41号線を北上する.「日本昭和村」の看板を経て,川辺町を過ぎると,七宗町に入る.この町にある「道の駅ロックガーデンひちそう」までは,以前夜中にドライブで来たことがあった.
上麻生で41号線と別れ,高山本線の踏切を渡り,すぐに左折して大きく「納古山登山道」と舗装道路に記された木和谷の林道に入る.ほどなく案内板があるので,ここで登山道の概略を確認し,さらに林道を詰めていく.土曜日なので混雑を予想していたが,案外空いており,中級コース入り口近くの第2パーキングに停めることが出来た.車を停めたスペースからさらに少し奥に進んだところから中級コースへと入る.
木和谷に沿って薄暗い木漏れ日のスギ林を登っていく.スギの倒木が多く,歩きにくい箇所もあるが,人気の山だけあって踏み跡はしっかりしている.しばらくで,竹をくり抜いて作った水場があり,親切にもコップが備えられているので,口に含むと大変冷たくておいしい.登山道はここで沢と離れ,山腹を登り始める.沢の音が遠ざかるとT字分岐に出る(塩の道).ここには案内がないが,ガイドブックにしたがって左折し,そこから少しの登りで尾根の鞍部に出る(大牧谷川分岐).
ここを直進すると塩の道に沿って大牧谷川に下るようだが,納古山へは右折して赤松やナラの支尾根をジグザグに登っていく.やがて大きな天空岩が現れ,ロッククライミング気分で岩の上に登ると大きく展望が広がる(残念ながら御嶽山は雲に隠れて見えなかった).次いで,もうひとつフィックスロープのある岩塊(「山頂まで200米」の表示あり)を越えると,林道終点からの尾根道(初級コース)に合流.山頂の付け根を南に巻いていき,美濃加茂市三和町からの道を合わせると,山頂での話し声が聞こえてきた.
石仏と石碑がある山頂はまさに「岐阜の山の展望台」.360度のパノラマが広がる.展望案内板の下に,カシミールで作成した地図と,山名が記された写真のファイルがあり,たまたま居合わせた作者のおじさんが貸してくれたので,それを参考に山座同定を楽しむ.北の白山・別山・大日ヶ岳から時計回りに,乗鞍岳,小秀山,笠置山,富士見台,恵那山,本宮山・尾張富士,JRセントラルタワーズ,鳩吹山,金華山,霊仙山,百々ヶ峰,矢坪ヶ岳,高賀三山と枚挙に暇がない.
たっぷり展望を楽しんだ後は,初級コースから下山する.今度は木作谷に沿って,尾根をどんどん下っていく.沢を何度も渡り返すが,飛び石が置いてあるので危ないところはない.こちらも見事なスギ林だ.林道終点に出てからは10分ほど林道を歩いて,駐車スペースに帰り着く.
人気の山だけに,鳩吹山のような混雑を心配していたが,登りの際には山頂まで誰にも会わないほど,静かな山歩きを楽しむことが出来た.山頂まで1時間余りで,あれほどの眺望が楽しめるのだから,「ぜったい,また登りたくなる」のもうなずける.
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