三条の湯から雲取山
- GPS
- 08:52
- 距離
- 31.7km
- 登り
- 2,482m
- 下り
- 2,480m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
写真
感想
三条の湯にはこれまで行ったことがなかったので、三条の湯経由で雲取山に登ろうと思った。三条の湯への通常ルートはお祭から後山林道を辿るのだが、約8kmの林道歩きが長い。入口から約2kmの片倉ゲートで一般車は進入禁止になるので、普通は歩く。そこを自転車利用なら効率的に行き来できると思って過去の記録を調べたところ、2020年まで自転車で入った記録があるが、2021年には自転車進入禁止となったと言う。ところが2022年にはまた自転車で行った記録があった。これはどういうことだろう? この間林道崩壊で歩行者も含め全面通行禁止になった時期もあったようなので、一時的禁止で解除したのだろうか。結局今現在どうなっているかが分からなかったので、駄目なことも覚悟はして、自転車を持って行ってみることにした。
朝7時に車でお祭に到着、積んで来た自転車(マウンテンバイク)を下す。片倉ゲートまで車で上がることもできるのだが、そこから自転車が使えない場合は持ってきた意味がなくなると思った。
後山林道に入って間もなく、コンクリの舗装からダートに変わる。初めは急坂だが、緩くなって一部にごく緩い下りもある。20分ほどで片倉ゲートに到着。さてさて、掲示をみると….やはり、自転車も進入禁止となっていた。ゲート格子に括り付けた掲示に加え、ゲート手前の「通行止め」立て看板に後付けで重ねてほぼ同じ掲示がある。「発見した場合、不法侵入として警察に通報します」の注意書きもある。掲示者は東京都水道局 水道管理事務所と上野原警察署となっている。さらには、歩行者が通れるゲート横隙間の目先に鉄柱が立ち、そこにも自転車・バイク進入禁止とある念の入様である。仕方なく、ゲート前に自転車はデポして、歩いて入る。
林道区間を基本的には速足で、下りになると小走りも交え、林道終点までの6.5kmを70分ほどで行って、自転車利用の計画時間からの遅れを30分以内に収めた。この林道区間から三条の湯までは、まだ見頃の紅葉が見られた。盛りかと言うと、もう多くの木の葉は落ちていて、でも残っている木は概ねカエデ系で濃い赤が多く、黄色のものも鮮やかであり、茶の割合が多い盛りのときより綺麗だと思った。
三条の湯から上へ、三条ダルミへの道は基本右を谷にするトラバース道で、その谷側が急峻な崖状で落ちてはいけない所が多い。そして木の葉は大方落ちていて、積もった落ち葉のラッセル道になっている。これが曲者で、落ち葉の下の地面の様子が分からない。足が着くと谷側に傾いていたり、石ころや滑る木の根に乗ることもあり、特に急な場所では慎重を要する。
三条ダルミに向かう道の、標高1450mからの旧道は崩壊のため、迂回路が作られている。この迂回路は尾根筋を標高1550mまで一旦登って、下りに転じる。このつづら折りの下りがうんざりするほど長く、迂回の起点と変わらない高さまで下りてしまうので、帰りには地獄の登り返しになると覚悟することになる。
支尾根を辿る道から主稜線の下のトラバースになり、三条ダルミが近づくと斜面も急でなく、落ち葉も少なくなって歩き易くなる。1776pを回り込むと、左手直ぐ上に飛龍山からの道があると分かるが、なかなか出会わない。出会ったところが三条ダルミだった。やや霞んでいる富士山にも、ここで出会えた。
三条ダルミには結構な強風が吹き抜けていて、直ぐに寒くなったので雲取山頂を目指した。残り標高差200m、登山道の窪みに入ればもう風は問題ない。急坂に喘いで避難小屋のあるピークに到達。12時を回ったが、当初計画よりそんなに大きな遅れでなくて済んだ。山頂を往復して、風が避けられ陽は当たる避難小屋のベンチでランチタイム。そこの温度計で11℃だった。この時期としては暖かい方だろう。
山頂滞在30分で下山開始。三条ダルミからは、落ち葉を踏み散らして下っていく。例の登り返しを辛抱で越えて、もう一頑張りで三条の湯。賑わうテント場を横目に、さらに下って林道終点。また紅葉を愛でながら、小走りを交えて片倉ゲートで自転車回収。そこからはものの10分のダウンヒルでお祭に着いた。
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