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記録ID: 6239922
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アイスクライミング
八ヶ岳・蓼科

【八ヶ岳】裏同心ルンゼ&大同心大滝

2023年12月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:16
距離
14.4km
登り
1,366m
下り
1,371m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:36
休憩
2:40
合計
8:16
距離 14.4km 登り 1,370m 下り 1,379m
5:07
4
5:11
5:12
29
5:41
45
6:26
6:31
3
6:38
6:39
127
8:46
8:59
40
9:39
11:43
20
12:07
32
12:39
12:45
25
13:10
13:12
3
13:15
13:22
1
13:23
ゴール地点
天候 概ね曇りで上部は霧
過去天気図(気象庁) 2023年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
赤岳山荘駐車場(1台1000円)
コース状況/
危険箇所等
・大同心稜から大同心ルンゼに降りる斜面は急だが、雪が十分ついていてアイゼンを付けていれば問題はない。裏同心ルンゼから大同心大滝に繋げたいときにはお薦めのルート取りである。
・その他はメジャールートのため略
その他周辺情報 ・大同心大滝は標高が高く、登れる期間の長い氷瀑ではあるが、12月初旬から登れる年は多くないようである。
裏同心ルンゼF2下部:フリーソロ
2023年12月02日 07:32撮影 by  SHG03, SHARP
2
12/2 7:32
裏同心ルンゼF2下部:フリーソロ
裏同心ルンゼF3:一応ロープを出した
2023年12月02日 07:40撮影 by  SHG03, SHARP
2
12/2 7:40
裏同心ルンゼF3:一応ロープを出した
裏同心ルンゼF5:一応ロープを出した
2023年12月02日 08:07撮影 by  SHG03, SHARP
1
12/2 8:07
裏同心ルンゼF5:一応ロープを出した
大同心大滝:意外にも登れそう。2軍アイゼンなので厳しそうだが登ってみる。
2023年12月02日 09:56撮影 by  SHG03, SHARP
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12/2 9:56
大同心大滝:意外にも登れそう。2軍アイゼンなので厳しそうだが登ってみる。
大同心大滝の上流の滝:大滝より上流の大同心沢は殆ど遡行されていない
2023年12月02日 11:05撮影 by  SHG03, SHARP
1
12/2 11:05
大同心大滝の上流の滝:大滝より上流の大同心沢は殆ど遡行されていない
大同心大滝の懸垂下降:50mロープ1本だったため、2ピッチ
2023年12月02日 11:17撮影 by  SHG03, SHARP
2
12/2 11:17
大同心大滝の懸垂下降:50mロープ1本だったため、2ピッチ
撮影機器:

感想

【計画の経緯】
 アイスクライミングはじめの場所としてメジャーな裏同心ルンゼにまだ行っていなかったので、メジャーどころも押さえるという意味で一度は行ってみたいと思っていたが、都合よくお誘いがあったので参加させてもらうことに。

【記録】
○アプローチ
 この時期の裏同心ルンゼは大人気ルートらしいので、混雑を懸念して早出。暗いうちに歩き始める。暗いと、明るければ一目瞭然の、林道のショートカット部分も分かりにくい。
 相変わらず登山道歩きが長いなと思いつつも赤岳鉱泉に到着し、そのまま裏同心ルンゼへ。ルンゼに入ってからもF1までが結構長い。まだかな〜と思った頃にF1に着き、漸くクライミング準備。歩くのをやめると急に寒くなり、これぞアイスクライミングという感覚を思い出す。
○裏同心ルンゼ
 F1、F2は簡単なのでフリーソロするが、落ち口の氷は薄くてアックスを傷めるのが怖い。F3で先行Pを抜いて先頭に立つ。tet3434とは初めてなので練習も兼ねて一応ロープを出して登り、F4は傾斜も緩く滝という認識もないまま通過。F5も一応ロープを出して登ると、涸棚が見えてきて、早くも終了。なんだか、アプローチの方が全然長かったぞ。
 F5の上の左岸の段々氷を登り、ラッセル開始。まだシーズン初めなのに意外と雪が多く疲れる。大同心の下までトラバース気味に登り、大同心稜に出れば、詰めも終了。
○大同心大滝
 まだ9時なので、途中で大同心沢に降りて大同心大滝を見に行ってみることにする。大同心大滝は、3年9か月前に初めて天然氷瀑を登った思い出の氷瀑である。
 トレースに従って大同心稜を多少下ったところで、降りやすそうなところを見繕って斜面を下っていくと、多少急ではあったがうまく大滝の近くに降りられた。すこし登って滝を見に行くと、薄そうだが一応繋がっているではないか。裏同心ルンゼしか登らないつもりだったのでアイゼンとスクリューが2軍装備で、登攀は厳しそうだが、もう少し近づいてみる。するとだんだんやる気が出てきたので、テンション覚悟でトライ決定。
 1段目はフリーソロで登り、2段目からロープを付けてリード。3段目の出だしが垂直で細く、しかも割れやすい氷で厳しく、大事を取ってスクリューに1回テンション。十分休息した後、多少傾斜の緩んだ氷柱を登り、無事トップアウト。薄そうに見えた上部は問題なかった。テンションを入れたのは不本意だがまあ氷質も装備も良くなかったので仕方ない。tet3434も結構苦労してフォローし、あまり登られることのない次の氷瀑を見てから懸垂下降。50mロープ1本なので1度V字スレッドでピッチを切り、2ピッチで滝下へ。
 帰りは下りなので楽々かと思ったが、それでもやはり登山道と林道は長く、飽き飽きしたところで赤岳山荘に到着。

【感想・総評】
 裏同心ルンゼは超メジャールートなのでもう少し面白いかと思っていたが、あまりにもすぐに終わって残念だった。シーズン初めから登れるというのは貴重だが、アプローチの長さには見合わない。
 2度目の大同心大滝は、1度目(3月)に行った時よりもはるかに難しく、ノーテンで登れなかったのは残念。とはいえ初めてリードできたし、八ヶ岳のメジャー氷瀑のシーズン初登というある意味貴重な経験をできたのはちょっと優越感。また、裏同心ルンゼから楽して大同心大滝に繋げられることを発見できたのは有意義だったと思う。

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