依遅ヶ尾山・太鼓山・金剛童子山
- GPS
- 05:15
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 716m
- 下り
- 713m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●依遅ヶ尾山 よく整備されていて、まったく問題ありません。要所には案内表示もありますが、迷うような所も、ほぼありません。 ●太鼓山 スキー場跡を登っていきますが、山頂と三角点の周りはススキで覆われています。離れたところから見ていると、何でもないように見えますが、かなり進みにくいです。下りのルートも適当に倒れたすすきの上を通っています。三角点もススキの中ですので、根気よく探してください。 (kumakumo追記)ススキは身長より高く視界不明瞭。倒れたススキを踏むのはふわふわとおもしろいが、踏み外せば足がとことん沈む。この時季、すぐに種が舞い散るので敏感な人はご注意! ちなみに三角点は一等。 ●金剛童子山 よく整備されています。案内表示も充実しています。山頂から展望所を経て、周回しましたが、展望所を過ぎて少し下ると、長い林道と舗装路歩きが待っています。見所もありませんので、周回と三角点にこだわりがなければ、展望所から来たルートを引き返すのもよいでしょう。 (kumakumo追記)はじめは渓流や湿地の間を抜ける、ぬかるみの多い道。482.5mの三角点「ミドノ」は、草の中で「大切にしましょう」の標杭もなくわかりにくい。 |
その他周辺情報 | ●依遅ヶ尾山登山口には、トイレと自動販売機はありません。 ●太鼓山登山口周辺の食堂、レストランは営業していません。少し手前のビジターセンター付近にトイレと自動販売機があります。 ●金剛童子山登山口には、自動販売機はありません。ガラシャ荘にトイレがあると言うことでしたが、閉まっているように見えました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
冬山に対する装備も経験も不足している私たち。そろそろ標高の高い山は無理かなっと思っていたら、週末の最高気温はまさかの20度近くの予想。これを逃すと春の雪解けまで待たねばならなくなるので、かえって行く山の選択に迷うこととなりました。
今年は愛宕山にも行ってないなとか思いつつ、丹後の山をいくつか巡ろうと決めたのは、前日の午後10時頃でした。
当日は、天気も良く、暑いぐらいでしたが、選んだ3つの山はそれぞれ面白く歩くことができました。太鼓山では、ほんの少しですが、今年初めて雪を目にすることもできました。丹後の山を始め、標高の高い山は春までお預けだなと思いました。
枯葉の道が突然終了し、目の前に岩ぼこの丘が現れた。先月登った
霊仙山のカレンフェルトを思い出す。依遅ヶ尾山の山頂は1000m
に満たないどころかたったの540m。実際、スタートから1時間足
らずでここまで来た。
樹木がほとんどなく、広い山頂からの見晴らしはまさに360度。海、
海岸、穭田の広がる里、延々遠くに続く山並み……それらを一度に
目にする贅沢。
次なる太鼓山は、数年前まではスキー場。リフトの鉄柱がいまでも
残っている。斜面を覆う枯れ芒は、遠目には芝生のようにしか見え
ない。標高は700m近くあるものの、既にずいぶん上まで車で来て
おり、上りは60m程度。「これはただのお散歩だな」と気楽に構え
ていたが、思いのほか時間を要した深い藪漕ぎ。むしろスキー場と
いうよりススキ場。
芒の藁を一歩一歩踏み抜きながら、ようやく見つけた三角点は「大
切にしましょう」の白い標杭ごと芒に埋もれていた。あわや難攻不
落となるところ。
「大切にしましょう三角点」の杭も大切にしましょう、と言いたい。
金剛童子山山頂では、依遅ヶ尾山で出会った役小角(えんのおづぬ)が、
ここでも石積みの祠に収まっていた。行動範囲の広さは空海と松尾
芭蕉の間ぐらいか。
山頂から少し行けば展望台になっており、360度の見晴らしがブラン
コに乗りながら楽しめる。
登山口は、味土野というほぼ廃村状態の村にある。豪雪の地域、京
丹後では80にのぼる村が、戦後の高度成長期の陰で廃村に追い込ま
れたという。先日も、岩手で1000年続いた祭が少子高齢化で取りや
めになったというニュースを見たばかり。
消えていくふるさと。消えていく国。遠くの景色を眺めながら、そん
な思いが頭をよぎる。芒ほどには種を飛ばせぬ代わりに、役行者よろ
しく津々浦々に足跡を遺すしかないか!?
最後に、「大切にしましょう」の標杭もないのに標高482mの四等三
角点「ミドノ」をなんとか探し当て、本日は一等〜四等までの三角点
を一つずつ巡ることができた。
その代わりにガラシャ関連は、女城跡から徒歩20分の男城跡も、落差
50mの大滝も短日の都合で省略。男城跡へは徒歩20分道とはべつに
ガラシャ古道という尾根伝いの道があるらしいので、これらをいつか
訪れる機会があらまほし。
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