記録ID: 62754
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北穂高岳
2010年05月01日(土) ~
2010年05月03日(月)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- 16:41
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 1,807m
- 下り
- 1,822m
コースタイム
5/1 上田4:00==上高地6:30--9:15横尾9:25--12:50涸沢小屋
5/2 涸沢小屋6:40--9:40北穂山頂9:45--9:50北穂小屋
5/3 北穂小屋6:10--7:45涸沢8:00--10:00横尾10:10--12:35上高地12:45==15:45上田
5/2 涸沢小屋6:40--9:40北穂山頂9:45--9:50北穂小屋
5/3 北穂小屋6:10--7:45涸沢8:00--10:00横尾10:10--12:35上高地12:45==15:45上田
天候 | 5/1 曇りのち晴れ 5/2 晴れのち快晴 5/3 薄曇りのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
上田を早朝暗いうちに出発して6時前に沢渡第2駐車場(橋を渡った一番大きい駐車場)に到着。もっと上高地に近い駐車場もありますが、沢渡上高地間のタクシーは定額4000円なので、きれいなトイレがあって広いこちらの駐車場をいつも使います。 さすがゴールデンウィーク、広い駐車場が7割方埋っています。ここで装備を整えたのち、タクシー乗場へ。タクシーはすぐに来て、上高地へ。タクシーの運転手の話だと昨日の上高地は雪降りだったとのことで、上高地には昨日降った新雪が残っていました。タクシーはまだ冬タイヤ装着とのことです。 下界は晴れでしたが、上高地は曇りで穂高の稜線の上の方はガスに隠れて見えません。気温も零下で風が冷たかったです。けれど、人は大勢いました。トイレを済ませて涸沢に向け出発です。 明神の辺りから天気は回復して稜線も見え始めました。徳沢には結構な数のテントがありました。徳沢から横尾への道は途中から河原に作られた梓川護岸工事用道路を歩きます。横尾にも沢山のテントがありました。そして人も大勢。さすが好天のゴールデンウィークです。 横尾大橋を渡って10分位の所から雪道となります。本谷橋(雪の下でまだありません)までの間は所々地面が出ていますが、早めにアイゼン/スパッツを装着した方がよいでしょう。私たちは横尾岩小屋跡でアイゼンを装着しました。 本谷橋手前位から沢の中の雪渓歩きになります。途中横尾本谷を右に見て涸沢へ。本谷にトラロープと×印で通行禁止にされています。途中の危険箇所にはベンガラで迂回表示がされていますが、雪が陥没して沢が見えている場所はありません。涸沢までは沢を直登しますので距離は短くなりますが、雪道で夏よりは時間がかかりました。 昼過ぎに涸沢小屋に着いてチェックイン。ここは労山割引がきいて500円引きです。これでビール一缶飲めます。小屋代は値引き前で1泊2食9000円です。結構混んではいましたが、一人に布団1枚でした。割り当てられた場所は大部屋で、木のいろは札で場所名が表示されています。私たちの場所は「を、わ、か」の3箇所。私の名前から場所を選んだのか、最初割り当てのせいなのかは不明ですが、受付のお姉さんが笑っていました。 荷物を整理したあと、早速、テラスで宴会開始。生ビールもありましたので、奮発して生ジョッキ。800円です。風が冷たかったのですぐに売店の中に移動。しばらくしてヤマレコメンバーのbmwr1100rsさん入ってきて、「わかさんですか?」。他に人も少なかったせいか、すぐわかったようです。2時間程、一杯飲みながら、楽しくお話させていただきました。ハンドルネームの由来も教えていただきました。 夕食後、アーベンロートの写真を撮って就寝でした。日没方向に雲があってアーベンロートはイマイチでした。 翌日2日の朝食は5時からでしたが、モルゲンロートを撮るため2回目の5時半にして日の出を待ちました。日の出も雲が邪魔してイマイチでした。寒いので小屋に出たり入ったり。みなさん小屋のサンダルで外に出ていますが、これが結構滑って危ない。62歳の女性が転倒して頭を打ち、意識はありましたが、ふらふらしてとても歩いて下山が出来ないとのことで、ヘリで下ろされた様です。(3日の信濃毎日新聞に載っていました。)小屋も危ないです。 朝食後出発前には天気は快晴となり、風もなく絶好の登山日和です。北穂沢の急な雪渓を一歩一歩ゆっくり登ります。蟻の行列ほどに登山者がいました。途中、左上からの小雪崩が数回、登山ルート近くまで落ちてきましたのので、ルートを右寄りに変更。奧穂の下の沢ではゴーという轟音の結構大きな雪崩が起きていました。 翌日、登って来た人の話だと奧穂に向かっていた10数人が流され、軽い怪我の人が数人いたとの話でしたが、新聞にはでていませんでした。(白馬/立山では死亡者出ています。) 急な雪渓を登り上げ、松濤のコルへ到着。ここから山頂はすぐそばです。山頂で写真を撮ってから、すぐ下の小屋に行きますが、急な雪の壁の階段が作ってあります。ここも結構怖いです。小屋のテラスには大勢の人。涸沢からのピストンの人もいるので全員が北穂小屋に泊る訳ではありませんが、チェックインしたら、今日は混む予定とのことで、布団2枚に3人。広い布団だったので、昨日の涸沢小屋と広さは変わらずでした。3階の部屋の上段だったので暖かく、布団を掛けずに寝ました。 チェックイン後、午前中から槍穂を見ながら宴会です。ここにはまだ生ビールはありませんでした。あまり飲み過ぎないようにセーブしてましたので、この日の夕食メニューは翌朝記憶にありました。 夕食後、夕景の撮影ですが、やはり日没方向の雲が邪魔して良い写真は撮れませんでした。翌朝も薄雲が邪魔してモルゲンロートはイマイチ。朝食のあと、身支度を整え、下山開始です。 雪はしっかり締まっていてアイゼンがよく効きますが、松濤のコルからの下りはさすが急で怖いです。一歩一歩ゆっくりと確実に降ります。早朝で雪が締まっているので雪崩の心配はありません。急な下りで、太腿筋肉痛になってしまいました。もう、この時期ここに来れる可能性は少ないと感じました。 下り1時間半ほどで涸沢へ。今日もまた沢山の人が北穂に登ってきています。涸沢で休憩して横尾へ。この街道でも続々と登山者が登って来ます。アイゼンを来るとき付けた場所で外して、横尾、徳沢で休憩をとり上高地へ。薄曇りだった天気は快晴になっていました。 河童橋付近は銀座並の大賑わい。人をよけるのも大変です。まだ昼過ぎだったので、タクシーはすぐに乗れ、沢渡に。途中大型バスが上の駐車場に入りきれないのか大正池近くまで、路上駐車。誘導員が片道交互通行を誘導していました。 帰路、島々の近くにある竜島温泉に入りました。料金500円。3日間天気に恵まれ良い山行が出来ました。 |
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2570人
北穂高岳お疲れ様です。
好天にも恵まれて何よりです。
北アならではの展望が素晴らしいです。
それにしても凄い人数ですね。
山頂手前の写真を見ると盛況ぶりが良く判ります
MATSUさん、こんばんは。
良い天気の最高の雪山でした。人も多いので事故もありましたが。
wakaさんも労山会員ですか?私も労山会員で青森県連の理事をやっています。
もしかして、コマクサ山の会の森田○○○さんをご存知ですか?
citrusさん、こんばんは。
無事下山されたようですね。(結構、山の事故が多かったです。)
私も長野県連の理事をしていますが、名前だけで、会議等には一切顔を出していません。
森田さん、よく知っています。いろんな意味で有名人ですね。私たちの会の出身の方です。
確かに、森田さんは色んな意味で有名人ですよね。
とても世話好きで、森田さんのおかげもあってインドの未踏峰を登ってこれました。
労山会員もヤマレコ多いのでしょうね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する