源次郎岳(キリガ尾根↑恩若峯南西尾根↓)
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- GPS
- 06:08
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,485m
- 下り
- 1,496m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:09
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道あり |
写真
感想
年末、ぽっかりと1日空いてしまったため、未踏の山梨百名山を潰しに源次郎岳に行くことにした。源次郎岳には、日川尾根の盟主としての顔、塩山市街に迫る大きな恩若峯尾根の頭としての顔がある。塩山の親戚宅から西を眺め、日川尾根が恩若峯南西尾根から競うように頭を出す景色に親しんで育った私には、どちらにも思い入れがあったが、この日は寝坊してしまったため、所要時間が短い後者を見に行くこととした。
中原地区内の広い路肩に駐車。車道をキリガ尾根の取り付きへ向かう。本当の先端は民家なので、少し先の登山口から山に入った。舗装道を登ること標高差100mで尾根に出た。772.9mの三角点を踏み、尾根先端の代わりとした。
さほど広くない尾根上にはくねくねと道形がついている。特に低標高帯はアカマツの植林が多い。初めは左手に並ぶ恩若峯尾根のほうがずっと高かったが、次第にキリガ尾根のほうが高くなってきて、大菩薩嶺の禿げた山頂が顔を覗かせるようになった。ぐんぐん標高を上げ、1270m圏ピークを越えると、壁のようにそそり立つ源次郎岳が見えてきた。間もなくキリガ尾根の付け根に着く。
ここまでピンクテープはついていたが、初めて登山道を示す看板が現れた。恩若峯尾根は甲州アルプスオートルートチャレンジのコースになっているらしく、途端にロープや看板などが整備されだした。遠くから見たとおりかなりの急登で、岩を迂回して急斜面を這い上がるところもある。落ち葉で滑りやすく気を使う。最後まで斜面が緩むことはなく、急に上が明るくなったと思ったらそこが山頂だった。
源次郎岳山頂は思いの外展望があり、富士山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父などを見渡すことができた。広くて陽射しが暖かく、簡易的なベンチもあり、休憩するにはちょうど良い。日川尾根から分かれるところまで往復してからしばらく休憩した。
キリガ尾根分岐まで戻る。端正な三角形の1270m圏ピークを左手に見ながら恩若峯尾根へ進む。源次郎平、オッタテと、さもない場所に名前が付いている。1270m圏ピークには名前がついていなかったが、実際は何か呼び名があるのではなかろうか。
尾根上には小さなピークが続く。巻道が付いていることが多いが、尾根通しに歩いた。恩若峯北尾根との分岐からは、樹間に塩山市街が見えるようになる。北尾根にも登山道があるらしい。程なく恩若峯山頂に着く。
恩若峯山頂は源次郎岳とは対照的に、樹林に囲まれた小さな平地だった。腹が減ったため腹ごしらえをして、恩若峯南西尾根に向かった。
塩山に下りる登山道との分岐までは尾根の乗り換えが必要になるため注意が必要。尾根通しに歩くと他にも何ヶ所かわかりづらい地形があったが、正規の登山道は判別できるため、賢明な登山者は登山道に従うと良い。
下るにつれて麓が近くなってくる。右手に塩山市街、左手に勝沼CC、正面にぶどうの丘を見ながら尾根を辿る。しだいに生活感のある森になってくる。伐採地を過ぎ、獣害防止柵をくぐる。柵の街側は、被食圧から解放された植物がのうのうと生い茂っていた。藪っぽくて歩きづらい。尾根先端はお寺になっている。本堂に手を合わせてから道に出て、尾根歩きを終了した。
子供が遊んでいたり、庭の掃除をしていたり、平和な年末の空気を感じながら駐車スペースまで戻った。
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