旧正丸峠から伊豆ヶ岳へ
- GPS
- 06:58
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,161m
- 下り
- 1,259m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:20
少し明るくなるのを待って正丸駅を出発。民家を過ぎると雪道に。降雪後にここを歩いた人はいないようで、鹿、猪、そのほか小動物の足跡はたくさんあれど、人の足跡は無し。雪道の楽しさは普段なかなか見られないほかの動物の痕跡を感じられること。沢を渡る橋にも人の足跡は無く、たくさんの動物たちの足跡だけがあって、みんなしっかり利用しているのだなと楽しく感じながら歩いた。降雪量は10cmほど。
林道を越えると旧正丸峠から下ってきた男性2名(私より足が大きい!)の足跡が。それまで足跡が無かったことから、彼らは旧道を使わず林道を下ったのだろう。この下って来た男性のトレースと歩調が全く合わず、林道を越えて場所によっては20cmほどになった雪道を軽いラッセル気分で登った。
すぐに旧正丸峠。木立が切れて峠の向こうが見渡せるようなシチュエーションが実に峠らしくて気に入った。今度は雪のない時に来てみたい。ここからは強い風にあおられながらの歩きに。依然、男性2名のトレースとは足が合わず、時には膝下まで潜り込むところもあり、さらにラッセル気分を満喫しながら歩けた。正丸峠が見えるころには雪もなくなり、軽いラッセルも終了。
正丸峠からはしっかりトレースがあるのでずいぶん楽な歩きになった。五輪山では雪だるまが。こういう遊び心が楽しい。なかなか一人で歩いているとこういう遊び心を発揮することが無い。はるか昔、山で酒を飲み昼寝をして帰るというのを繰り返していたけど、そういう遊び心さえなくなっている自分を淋しく感じもした。
50分ほどで伊豆ヶ岳直下に。ここでアイゼン4爪装着。鎖場直登の先達が多いので自分も迷いなく取り付くが、鎖がしっかり岩に凍り付いてて引っ張っても取れない。鎖を使わずに登り始めるがやはり無理だと感じ、何度も力任せに鎖を引っ張って岩から外すと、凍り付いてたるんだ鎖が下にずり落ちていき、一瞬ヒヤッとした。鎖だけを持っていたら一緒にずり落ちたことだろう。
今度は鎖も使って登り始めるが、岩全体が凍っているような印象で登りあぐねていると、下から若者がすごい馬力で上がってくる。脇を開けて先に行ってもらう。いとも簡単に登っていくのを感心しながら見ていて、やっぱり気合が必要だと思い直し、気合を入れ直して登り切った。岩や氷をやらなくなってずいぶん経つので、この高度感は久々で楽しかった。気合を入れ直して、また岩をやろうかなと思ったりした。
伊豆ヶ岳からの眺めは良かったものの寒さもあり、先へ進む。古御岳でアイゼンを外し、あとはひたすら登り返しながら下っていく。愛宕山を越えると子ノ権現の鐘が聞こえてきた。お参りをし、景色を眺め、けっこうゆっくり時間を過ごした。
楽しみにしていた浅見茶屋はお休み。仕方ないので不動堂で弁当を広げる。そこから吾野駅までは30分ほどとすぐ。のんびりと冬の山散策の予定がちょっとした雪山と岩体験ができて満足の一日となった。
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
のんびり山歩きの予定が週アタマの降雪があって思わぬ雪山散策に。かねてから一度行ってみたいと思っていた旧正丸峠から伊豆ヶ岳を経由して子ノ権現に降りるコース。
少し明るくなるのを待って正丸駅を出発。民家を過ぎると雪道に。降雪後にここを歩いた人はいないようで、鹿、猪、そのほか小動物の足跡はたくさんあれど、人の足跡は無し。雪道の楽しさは普段なかなか見られないほかの動物の痕跡を感じられること。沢を渡る橋にも人の足跡は無く、たくさんの動物たちの足跡だけがあって、みんなしっかり利用しているのだなと楽しく感じながら歩いた。降雪量は10cmほど。
林道を越えると旧正丸峠から下ってきた男性2名(私より足が大きい!)の足跡が。それまで足跡が無かったことから、彼らは旧道を使わず林道を下ったのだろう。この下って来た男性のトレースと歩調が全く合わず、林道を越えて場所によっては20cmほどになった雪道を軽いラッセル気分で登った。
すぐに旧正丸峠。木立が切れて峠の向こうが見渡せるようなシチュエーションが実に峠らしくて気に入った。今度は雪のない時に来てみたい。ここからは強い風にあおられながらの歩きに。依然、男性2名のトレースとは足が合わず、時には膝下まで潜り込むところもあり、さらにラッセル気分を満喫しながら歩けた。正丸峠が見えるころには雪もなくなり、軽いラッセルも終了。
正丸峠からはしっかりトレースがあるのでずいぶん楽な歩きになった。五輪山では雪だるまが。こういう遊び心が楽しい。なかなか一人で歩いているとこういう遊び心を発揮することが無い。はるか昔、山で酒を飲み昼寝をして帰るというのを繰り返していたけど、そういう遊び心さえなくなっている自分を淋しく感じもした。
50分ほどで伊豆ヶ岳直下に。ここでアイゼン4爪装着。鎖場直登の先達が多いので自分も迷いなく取り付くが、鎖がしっかり岩に凍り付いてて引っ張っても取れない。鎖を使わずに登り始めるがやはり無理だと感じ、何度も力任せに鎖を引っ張って岩から外すと、凍り付いてたるんだ鎖が下にずり落ちていき、一瞬ヒヤッとした。鎖だけを持っていたら一緒にずり落ちたことだろう。
今度は鎖も使って登り始めるが、岩全体が凍っているような印象で登りあぐねていると、下から若者がすごい馬力で上がってくる。脇を開けて先に行ってもらう。いとも簡単に登っていくのを感心しながら見ていて、やっぱり気合が必要だと思い直し、気合を入れ直して登り切った。岩や氷をやらなくなってずいぶん経つので、この高度感は久々で楽しかった。気合を入れ直して、また岩をやろうかなと思ったりした。
伊豆ヶ岳からの眺めは良かったものの寒さもあり、先へ進む。古御岳でアイゼンを外し、あとはひたすら登り返しながら下っていく。愛宕山を越えると子ノ権現の鐘が聞こえてきた。お参りをし、景色を眺め、けっこうゆっくり時間を過ごした。
楽しみにしていた浅見茶屋はお休み。仕方ないので不動堂で弁当を広げる。そこから吾野駅までは30分ほどとすぐ。のんびりと冬の山散策の予定がちょっとした雪山と岩体験ができて満足の一日となった。
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