【上州武尊】吹雪の玉原高原でラッセルトレーニング
- GPS
- 02:25
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 65m
- 下り
- 68m
コースタイム
- 山行
- 2:03
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 2:22
天候 | 吹雪ときどきくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スキー場から玉原湿原入口まではトレースができてますが、湿原内の踏み跡はすぐに途絶えました。適当なところをワカンで吶喊 |
その他周辺情報 | 沼田駅から徒歩15分くらいの地蔵温泉ゆに〜いくで立ち寄り入浴(土日850円、平日750円) |
写真
感想
【大滝根山への道とその計画の蹉跌】
今年も春の青春18きっぷのシーズンがやってきました。1回目は登山とは無関係に美術鑑賞(横須賀美術館の「日本の巨大ロボット群像」展)に行ったりしましたが、2回目は阿武隈高地の最高峰 大滝根山への登山を計画しました。横須賀からの帰りも新宿紀伊国屋で地形図(2万5千分の1上大越)を入手し、あとは決行を待つばかりになりましたが、阿武隈には数日前から繰り返し降雪があり、スノーシューが必要なくらいの積雪になったという情報が入ってきました。駅から走っていくか、登山口までタクシーでアプローチするつもりだったので、ちょっと不安要素が多くなってきました。天気予報でも強風ということだったので、大滝根山登山は延期することにしました。
【目標は玉原高原へ】
とはいえ、18きっぷを消費しないわけにはいきません。できれば雪のあるところに行きたいですが、福島方面はあまり天気が良くなさそうなので、自然と群馬方面が候補に挙がってきます。結局、沼田からバスが出ている玉原高原に行くことにしました。東側にある鹿俣山には積雪期に何度か登頂したことがありましたが、西の尼ヶ禿山には無雪期しか登ったことがなかったので調度いいと思ったのです。
当日は朝の5時に家を出て、宇都宮線、両毛線を乗り継いで西に向かいました。車窓からは見事に晴れ上がった榛名山がみえます。一瞬「あっちにするべきだったかな?」という思いが脳裏をよぎりましたが、この予感は現実のものになりました。新前橋で上越線に乗り換えて沼田駅へ。沼田からは定刻通りにバスが出たものの、出発早々に「現地は吹雪いているとの情報があり、チェーンの装着等で到着が遅れる可能性があります」とのアナウンスがあり、果たしてサラダパークぬまたでチェーン装着のために停車がありました。装着後、ガタガタいわしながら走行を再開、定刻から20〜30分の遅れで終点に到着しました。
【尼ヶ禿山登頂を断念しつつ吹雪の中を前進】
ただでさえ時間が押している上に、現地ではアナウンス通りの吹雪。とても尼ヶ禿山に登頂する余裕はなさそうだなと、早々に尼ヶ禿山の登頂は断念。とりあえず玉原湿原の方を目指してみることにしました。駐車場をウロウロした挙句、車道に戻って踏み跡のない夏道をたどってしまいましたが、どうやら駐車場から西に直進してしまうのが正解だったようです。
しばらくはツボ足で頑張っていたのですが、正面の雪原に東屋が見えてきたところで、ワカンの装着することにしました。東屋のイスにザックを降ろし、ワカンの準備にかかります。相前後して、東側から歩いてきた男性も東屋に到着していたのですが、ふと後ろを向くと、荷物を降ろして空身になった男性が、雪原の上でもがいています。助けに行ってこちらもハマっても具合が悪いので、声がけして自分のトレッキングポールを渡しましたが、どうも自力では起きられない模様。自重で足元が沈み込まないことを確認して男性の後ろ側に回り込み、後ろから抱えて東屋の中に引き入れました。起き上がれなかったのが疲労によるものだとしたらちょっと心配でしたが、そこまで深刻な様子でもなかったので、男性に別れを告げて先に進むことにします。
【玉原湿原にてラッセルトレーニング】
センターハウス、ぶなの湧き水を通過し、途中犬連れのパーティとすれ違ったりしながら玉原湿原の入口にまでやってきました。尼ヶ禿山への道を離れ、湿原に突入することにします。はじめてのうちは踏み跡がありましたが、それもすぐに途絶えたので、あとはひたすらラッセルです。問題はどこまで前進するかですが、結局 玉原湿原の木柱があるポイント辺りまで進むことになりました。そのまま引き返しても良かったのですが、それもつまらないので適当なところをラッセルして道に出ることにしました。夏道はすべて埋没しているので、沢にドボンとしないように気をつけて進みました。玉原湖の見えるポイントまで出たところで、引き返すことにします。
途中、往路では気がつかなかったぶなの湧水で喉を潤し、出発地点に戻ってきました。なんだかパッとしない山行になってしまいましたが、たまには吹雪の中を進む苦労を味わうのも悪くありません。
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