ヒジリスキー 聖岳/芝沢ゲートピストン

2024年04月20日(土) [日帰り]

• GPS: 15:19
• 距離: 31.0km
• 登り: 2,909m
• 下り: 2,913m

コースタイム

日帰り

• 山行: 14:08
• 休憩: 1:08
• 合計: 15:16

2:23 芝沢ゲート
3:21 3:21 易老渡
3:43 3:44 便ヶ島
3:47 3:47 聖光小屋
4:27 4:37 西沢渡
6:16 6:23 大木の広場
6:43 6:54 苔平
8:47 8:47 薊畑分岐
10:02 10:04 小聖岳
11:48 11:50 聖岳
12:32 12:33 小聖岳
13:20 13:23 薊畑分岐
14:19 14:24 苔平
14:34 14:37 大木の広場
15:36 15:59 西沢渡
16:29 16:29 聖光小屋
16:50 16:50 易老渡
17:42 芝沢ゲート

天候

晴れ、高温、微風
昼前後から高曇り

芝沢ゲート6℃/スタート時
山頂8℃/お昼

アクセス

利用交通機関：

自家用車

高速降りてからが長い。国道からも1時間ほどすれ違いに気を使う細い道が続く。下栗の里手前で通行止め看板が出ますが、案内板に従って南アルプス方面を目指せば迷うことはありません。林道は落石や陥没が多数あるのでスピード厳禁。
芝沢ゲート駐車場は広くて50台程度停められるかと。

コース状況／危険箇所等

◾️芝沢ゲート～聖光小屋
落石注意程度で問題なし。
大規模な崩落の修復工事箇所があり、河原に重機がありますがそちらに降りてください。一番奥から林道に接続しています。

◾️聖光小屋～西沢渡
林道の崩壊が激しく、落石に注意しながらの歩行。夜は音が頼りなので、特に注意を。
西沢渡近くに鹿の死体あり(林道の真ん中に突如現れたのでビビりました)。落石に当たったのが原因そうですが、内臓を綺麗にえぐられて食べられてました。熊の仕業ではと思いますが、持ち去っていないので違うかも。

◾️西沢渡～薊畑
西沢渡の水量は雪解けで増えています。朝は飛び石を飛んで渡りましたが、帰りには無理でした。野猿ゴンドラ使用。疲れます。
登山道は比較的明瞭。崩壊しかけた箇所もネットなどでケアされています。
苔平を過ぎてから雪が出始めます。

◾️薊畑～小聖岳
ほぼ雪道で初見の私は登山道を見失いました。尾根に沿って登るだけなので問題ありませんが、割と木が密に生えて背負ったスキー板が引っかかってなかなか難儀しました。

◾️小聖岳～聖岳
2.3箇所数メートル雪の上に乗りますが、完全に夏道です。山頂までアイゼンを使うことはありません。

その他周辺情報

座光寺スマートICを利用すると、コンビニは1箇所。

写真

4/20 2:24

ワンデイなので早出。睡眠0。

4/20 4:27

真っ暗な林道は退屈。
西沢渡は野猿使わず飛び石で渡る。

4/20 6:02

しかし荷物が重い。
板とブーツ他、諸々で17.8kgくらいかな？

4/20 6:17

他の方のレコにも登場のさるのこしかけ。デカいね。

4/20 8:39

薊畑でやっと聖さん対面。雪が全然ない…4月は南岸低気圧が多かったから期待してたのに

4/20 10:01

でも山頂からの雪渓は滑れそう。どう繋ぐかが課題。

4/20 11:42

標識の頭と一緒に

4/20 11:44

山頂は雪多いよね？
お団子標識の頭だけ出ていた。
赤石岳も雪が少なそう。

4/20 11:48

本日のゲレンデ。斜度は40度前後のフラットバーン。滑走跡なし(そんな奇特な人は少ないか)のファーストトラックいただき。
上河内、茶臼岳も雪少なそうだ。

4/20 11:50

ちょー気持ちいい〜

4/20 12:24

登山道復帰。僅かな滑走距離だけど濃ゆい一発。いやー良かったですよ。

4/20 15:59

野猿体験…きついし進まないし、降りる時は怒りで荷物を、投げ捨てたw

4/20 16:12

崩落したかつら沢橋は応急処置済み。ありがとうございます。

4/20 16:14

帰りの林道も崩落箇所多く(画面左はそのまま河原まで)、ザレている。丁寧に歩けば問題ないし滑落しても死ぬほどではありませんが。。

4/20 16:22

聖光小屋からしばらくこのように修復作業の資材が置かれていました。

4/20 16:50

落石の凄さを物語る。

4/20 18:25

帰路。下栗の里から。また来るのかなぁ？とりあえず、ありがとうございました。

感想

Bettie

3000m峰滑走

南アルプスはアプローチ、積雪量、何より体力が不可欠とハードルが高いが、4月に南岸低気圧がいくつか通過したので、雪が残っていることを期待して出動。結果、期待していた雪の量はなく滑走距離も僅かだったが、素晴らしいザラメを楽しんで満足度は高かった。

日帰りで行けると判断したものの、山頂まで板を担ぐ為かなりの高負荷。体力次第では冬季小屋利用もあると考えて結局一泊装備になり、18kg程度を担いでスタート。西沢渡までは良いペースだったが尾根道の急登はきつかった。

薊畑からはさらにペースダウン。踏み抜き多数。森林帯は枝がスキーに掛かって進まない。高度が上がって酸素も少ない。ザレた斜面で足が取られる。
シューズとスキーブーツの履き替えも登り下りで計6回行ったので、ほどほどに時間を使った。

山頂は誰もいない(結局スタートから最後まで誰にも会わなかった)。360度の絶景を独り占め。赤石岳は思ったより遠く感じる。南アは一つひとつが大きくて離れているんだな。
気温は高く8℃。高曇りもあって富士山もぼんやり。ちょっと残念。
山頂標識はお団子の一番上だけ露出。ここだけは雪が多い…

スキー滑走は山頂からの雪渓。まっすぐ上河内岳を正面に見ながら滑り降ります。雪渓を下まで降り切ると戻れないので、残った雪渓を繋いで小聖の上の登山道へ戻るプランに。
雪は緩んで最高のザラメ。大回りも小回りも自由自在。斜度も40度くらいか、スピードも出るし快適この上ない。贅沢な貸し切りゲレンデだ。僅か1～2分だが、報われた。

登山道に戻ってからは長い消化試合。荷物も重く疲れもあって、尾根道でのスリップ尻もちが数回。もう少し歩きが上手くなりたいものだ。

ショックだったのは行きは飛び石を渡れた西沢渡。雪解けが進んで水量アップ。落ちたら流されそうなので、やむなくゴンドラ使用。腕までパンパンになった。

ここまで人に合わない静かな山行は初めてかも。

コメント

KeikoAkimoto

蓟畑から小聖岳もアイゼンは不要でしたか？？

南アルプスで滑走できるんですね😲

Bettie

KeikoAkimotoさん

見ていただきありがとうございます。
薊畑〜小聖間は行きも帰りも日が高い時間だったのでザクザクでアイゼン不要でした。
早い時間や気温が下がるとアイゼン欲しいかもしれませんね。

雪があれば南アルプスも滑れますが一般的ではないです。スキーそのものを楽しむだけなら北アの方が絶対にお勧めです（笑）
白馬方面によくいかれているんですね。鑓温泉は大昔に行きました。熱いですよね〜。
白馬主稜もしびれますね！

KeikoAkimoto

Bettieさん
ありがとうございます！
この時期、記録出てないので助かりました

鑓温泉暑かった🥵けど、最高でした

mitty4cats

Bettieさんお疲れ様でした。とても参考になり、有り難い投稿ですm(_ _)m

Bettie

mitty4catsさん

この時期は入山者も多くないので、お役に立ちそうな情報を入れてみました。
お役に立てれば幸いです。