熊野古道 大辺路
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- GPS
- 30:39
- 距離
- 89.6km
- 登り
- 2,416m
- 下り
- 2,415m
コースタイム
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:57
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:10
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 5:10
写真
感想
同じメンバーで過去に熊野古道の中辺路・小辺路と歩き、今回は少しマイナーな?大辺路を歩いてきました!
大辺路は中辺路・小辺路と比べて全体的に情報が少なく、コース割りや宿泊施設を決める難易度がやや高かったです。ただしマイナーなせいか中辺路のときのように宿が埋まってて取れない!といった問題は発生しませんでした。
中辺路や小辺路は山歩きの割合が多いですが、大辺路はロードや町中を歩くことが多く、鉄道も並走しているため、エスケープしやすい&必要なものは途中で補給できるという点はメリットだと思います。
長距離だけど高低差は少ないのでなんとかなるかなと挑みましたが、ロードを歩き慣れてなさすぎて見事に撃沈し、途中電車でのエスケープを挟みつつのゴールとなりました。
コースは全体的に海、港町、山間の集落、山間を走る鉄道、軽い峠越えといろんな風景を見ることができとても楽しめました。
<1日目>紀伊富田〜安居の渡し
新大阪の乗り換えで551の焼売をゲットし、中辺路のときと同じ紀伊田辺の宿(ブッダゲストハウス)に前入り。
目の前の味処みや路で地酒やカツオ、ウツボを前夜祭的に堪能しました。どれも美味しかったのでおすすめです。
1日目は距離の都合上紀伊富田までは電車で移動し、そこから歩き始めました。
この日はほぼほぼ山・林道歩き。
途中の沢沿いに黄色い花(タイキンギグ?)が群生して見事に咲いていました。
予報通り途中から雨が降ってきて傘をさして進みます。
三ヶ川まで下ってくると、霧がかった山間を明日渡る日置川が流れている風景が広がっていました。
土砂降りになってきたところで1日目の工程が終了し、予約していた乗り合いバスで民宿まで移動。
もともと食事処だったのもあり夜はとても豪華な夕食をいただきお腹パンパンで就寝しました。
<2日目>安居の渡し〜江住駅
2日目は晴天!
安居の渡しへ宿の車で送迎していただき、予約していた渡し船に乗り込みます。
日置川は大雨の翌日にも関わらず明度が高く(これでも濁ってると船渡しの人は言ってましたが…)気持ちよく2日目のスタートを切れました。
川を渡ってすぐにひと山越えると太間川にぶつかり、そこから川沿いに集落の中を周参見駅まで歩きます。
田植えしたばかりの水がたっぷり貼られた田んぼや黄色い花畑が広がっていてとても雰囲気のいい道でした。
周参見駅を過ぎて長田坂を越えると見老津駅です。
見老津駅ではお休みの食事処が多くすこしさまよってやっと見つけたごはん屋さんでお昼に。食べていると手にカツオをぶら下げたおにーさんが「持ってきたよー」と入ってきてちょっと面白かったです。
その後は長い海沿いの国道歩きで脚にダメージが溜まっていき、限界だーーとなったところで宿泊する海沿いの宿に到着しました。
<3日目>江住駅〜田並駅(田並駅〜串本駅:電車移動)
3日目は初めに砂浜・波打ち際の岩稜帯を歩くちょっと変わったコースがありつつも、そのあとはほぼ海沿いの国道となり、昨日に引き続きHPはみるみる擦り減っていきました。
途中から雨も振り始め、私の足裏が限界に達したため田並駅から3日目ゴールの串本駅までエスケープさせてもらうことに。
このコースを歩ききるならロードを2,30キロくらい走れるよう訓練しとくべきだったなと思いました。(私はロードを5キロ走るのが限界な人)
エスケープした結果、翌日は休館日で訪問はやや諦めぎみだった無量寺へ長沢芦雪の虎図・龍図(共に重要文化財)を観に行くことができました。虎図がプリントされたmont-bellのウイックロンTシャツが可愛かったです。
この日と翌日連泊した串本の宿はコインランドリー併設の古民家の宿で、洗濯も捗りシャワーなどの共用部も綺麗でした。
<4日目>串本観光
レンタサイクルで、橋杭岩や紀伊大島、本州最南端をめぐりました。
そこそこの距離走ったのとアップダウンが結構あり、休息日のつもりが脚の疲労感は増すばかりでした…笑
<5日目>(串本駅〜古座駅:電車移動)古座駅〜太地駅
この日は朝から雨。
古座駅までの国道は電車でエスケープして、古座駅からは山側のルートを行きます。
途中で見た虫食岩はなかなかの迫力でした。
雨が止む気配はなく、佐部からバスでエスケープするか迷ったもののせっかくなので八郎山も登ることに。
山に入り個人的には(気持ちの問題かもですが)みるみる元気になっていくのを感じました。山道最高。
傘を指しながら登っていくと山頂手前でまさかの鎖場があったりしつつ、無事驚きの白さの山頂にタッチして下山しました。
その後びしょ濡れでたどり着いた太地の道の駅で食べた和歌山ラーメンは身体に染み渡りました。太地名物の入り江で飼育?されているイルカに癒やされ6日目は終了です。
<6日目>太地駅〜紀伊勝浦駅
最終日は曇から段々と晴れていきました。
しんとした雰囲気の与根河池を通り、ゆかり潟をぐるりと回り込んで駿田峠を越えると紀伊天満の可愛い駅に下ります。
補陀洛山寺で平維盛と補陀落渡海について学んで、浜の宮王子を通過し遂に那智駅にゴール!エスケープしてもなお長い道のりでした。
道の駅でみかんジュースとめはり寿司と秋刀魚ずしを買い込み電車が来るまで打ち上げ。
きのくに線で紀伊半島をぐるっと逆走しながら来た道を色々と思い返して帰路につきました。
初夏の海沿いの町、山間の集落、きのくに線の無人駅は田舎の風景的な郷愁にあふれていた。
舗装路歩きでの日差しがきつかったのと、また雨の日もあったのでモンベルの晴雨兼用の折り畳み傘が活躍した。
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