昔の中禅寺路(古道)を歩く〜荒廃、渡渉多く危険! 銅親水公園〜阿世潟峠へ
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- GPS
- --:--
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 728m
- 下り
- 727m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:30
天候 | ☀ ・最低/最高気温 (熊 谷: 8.5/ 26.3 ℃) (奥日光: 0.9/ 16.6 ℃) ・昼間の時間: 13:56 (日出:4:41 日入:18:57) ・10日の気象[全国] : 気象人 https://kishojin.weathermap.jp/diary_detail.php?date=2024-05-10晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
250号に入ります。 わたらせ渓谷鉄道の終点「間藤駅」を過ぎ、更に上流へ。 足尾ダム「銅(あかがね)親水公園」の 駐車場に止めました。 8:22。駐車場は、すでにほぼ満杯でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〜まず初めに〜 日光国立公園の有名な「阿世潟峠」ではありますが、足尾から 中禅寺湖へ抜ける この"旧古道・旧林道"コースは、荒廃しており、 とてもハイキングという"代物"ではありません。 ですから相当の事前準備と天候と相談の上、入山したほうがいいです。 獣対策、流水対策etc......。また,地理院地形図必携です。 かなり下流部から、林道陥落及び橋流失があり、そのたび 右岸に行ったり左岸に行ったりですから、常に地形図を見ながら、 林道の流失先復活を睨んで、アタリをつけて渡渉することです。 ※:入山にあたって「足尾の風景」という立派なWeb掲示板 (2011/12月)を 参考にさせていただきました。 ◇◇◇ 往 路 👣◇◇◇ 地形図上の773m地点で、ルートは二手に分かれ、右へ行きます。 明快な道です。左岸側を歩くといっても、まだ久蔵川は下ですし、 対岸の尾根が緑鮮やかに輝いております。 やがて20分も歩くと、林道は、早くも先を暗示するような 状況になります。陥没です。ここは渡渉ではなく何とか降りて すぐ林道に戻れます。 この先は、何回も林道消失や橋梁の崩壊&流失で、渡渉を余儀なく され、このため 登山靴では無理があり、長靴です。 ですが案の定、膝まで水に浸かっての渡渉となり、結果的には 何を履いても同じに。 ・まずは、林道が沢を渡る地点で大きく流失です。 つまりは、久蔵川本線を2回にわたり渡渉しなければなりません。 雨上がりで水量多く及び水位が高く、転倒に注意!!。 ・右岸の林道に這い上がり、やれやれと思うと、今度は地形図上 850m地点手前で鉄橋が流失、渡渉を余儀なくされます。 すぐ先の床版橋を渡るとすぐまた林道が陥没。 ルートが大きくUカーブして山に入り、やっと林道の左岸側の いい状態に。ホッと。 ・久蔵川二号砂防堰堤という銘板が左側にあります。 つまりは久蔵川の防災上の河床抑えです。この先すぐ三号 へと連続して設置されております。 ここの堰堤より広い河原を経た阿世潟峠を眺めました。 またこの地点は、長平沢の出会い地点でもあります。 ・この先 また鉄橋流失で渡渉。右岸の山に入り、足尾沢出会いが 前面に見えます。Uカーブの後、樹木のアーチが目印の林道分岐に 出ます。 右に行き、程なく また鉄橋流失,渡渉。落橋有り。 長方形の石柱(山の神?)が右側に立っており、林道は左岸側を 標高をあげて登っていく。 長手沢はかなり下方を流れ、林道の状態はすこぶる良かったが ドラム缶を過ぎて、林道が荒れてくる。 しばらく左岸側の高巻きルートではあるが、路面大荒れ。 林道終点と思われるところ(落石多くわからない)から、いわゆる 古道となり、徐々に長手沢に近づき、やがて堰堤の下で沢に。 清らかな岩の小滝をやや遡行。 また渡渉して右岸ルートへ。良き"古道"復活ですが、別に標識が あるわけでは無いが、他のルートで見覚えのある◇型標識が出てきて 安心した。 最後は、小尾根から爽やかな新緑の「古道」を、峠へ。 ・こうして、1,417mの「峠」に着きました。 ◇◇◇ 復 路 👣◇◇◇ 同じルートを辿り、マーキングもそれなりにあるので、見落としなく 辿ればOKなのですが、林道終点先の堰堤上流部付近では、迷って しまいました。 うっかり沢を下ると、大変なことになりますから、右岸左岸と マーキングを見落とさないで、間違わないように。 後は、また下流部での渡渉を繰り返しながら、慎重に見極めて。 ・同駐車場に着いたら(15:55)、2/3車が無かった。 |
写真
感想
◎阿世潟峠へ行ったのは、21/8/10で、この時は半月山駐車場からの
往復でした。ですから2回目ですが、今回の「古道ルート」は
前出の「足尾の風景」というWeb掲示板を閲覧し触発されました。
この掲示板の記述が、10年以上前の記述でも、林道の状況や渡渉部分について、今とあまり変わっていないのは、かなり前から荒廃していた
ことが窺えます。また、ほとんど最近の情報がヤマレコ等に無く、
( ⇒ 阿世潟峠から下山に使ったレコは、あるようです)
事前に日光・足尾支所の観光課に出向き情報を求めても、ほとんど
情報が得られませんでした。
( ⇒ 無理もありません。推奨できるルートではありませんから)
ですからルートの荒廃もさることながら、昨今の各地の熊🐻等の
被害情報も懸念されることに鑑み、躊躇しておりました。
※※ 〜とにかく"ハイキングコース"ではありません〜 ※※
◎ 実は友人と一緒に行く予定でしたが、アクシデントにより急遽
単独となってしまいました。
ですから、途中でダメだったら引き返そうと思いつつ、いざ現地に
行ってみると、天気が最高にいいものですから、膝から下が
ずぶ濡れになりながらも、丘に登ればすぐ乾き、登りが4時間
10分も掛かって、ハアハア「阿世潟峠」到着と相成りました。
・ここから眺める「男体山」も、趣があります。
当初思っていた「社山」へ往復も、疲れちゃったのでNG。
(*´Д`)や〜めた。
下りでのルート迷いや転倒に心配しながらも、好天気と新緑に
救われて、"命の充電”が出来ました。やはり山はいい(*´Д`)。
・また明日から、いい活動ができます。
・なお行けなかった友人とは2日後に「下山祝」いをし、情報を
共有しました🍺🍺。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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元気そうなお姿が見れて、失礼ながら安心しました。
相変わらずの渋いルート取りも健在で、その衰えない意欲/チャレンジ精神は見倣いたいと思います。が、果たして10年後も今のように歩けているのか、私には自信がありませんけど。。。
これからもお互いそれぞれのペースで無理なく楽しんで行きましょう。
相変わらず 人が行かない ルート不明瞭な 危険な、また熊🐻さんの出そうな、
ワクワクルート。いいですね〜え。いつも、感心して見させて貰ってます。
私は、最近はすっかり「戦場ヶ原」のような"フラット散歩"に徹してます。
ベンチに座って男体山を眺めながら・・・・・🍙🍙。
「阿世潟峠」への古道。久しぶりに"山"に行こうと 天気を選んで行きました。
渡渉が多く、林道荒廃があったものの、 🐻さんに出会わなかったのが幸い!!。
今度は「半月峠」へのルートや、社山への尾根ルートにもと思っております。
何分にも、今 何処でも熊さんの脅威!!。
身の安全が第一ですよ。これからも気をつけて。
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