岳沢小屋まで雪渓を楽しみつつハイキング

- GPS
- 05:53
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 723m
- 下り
- 731m
コースタイム
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 5:50
| 過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
上高地2日目。朝起きるとバルコニーから鳥の声。窓を開けてみるとキセキレイが鳴いていた。人に慣れているのかしばらくバルコニーの近くをチョンチョンと歩いていて、少しすると仲間を見つけて森の中へ飛んでいった。
この日は帰りのバスが14時半だったので、周辺を軽く散策しようかと思っていたけれど、バルコニーから見える穂高の山々を眺めていたら少しでもそこに近づきたくなり、2170mの岳沢小屋まで登ってみることにした。
天気は少し曇ってはいたものの山の姿は綺麗に見えていた。河童橋から15分ほど歩き岳沢登山口へ。樹林帯の登山道はよく整備されていて歩きやすい。途中、岳沢名物の風穴の天然クーラーからは涼しい風が吹いてきて、少し汗ばんだ身体を爽やかにしてくれた。登山口から45分ほどで見晴し台があり、振り返ると、雪を被った霞沢岳、乗鞍岳、焼岳の素晴らしい眺めが見えて感動する。
岳沢小屋直下は雪渓があり、先日の立山で雪は最後かと思っていたが、思いがけずまた雪に会えた。ここでチェーンスパイクをつけ、涼しい風を受けながら岳沢小屋までもう一踏ん張りする。友人も初めての雪渓歩きを楽しんでいた。
ハイペースで歩いたこともあり、登山口から1時間45分ほどで岳沢小屋に到着。岳沢小屋では名物のカレーやバナナジュースで疲れを癒し、絶景のブランコにも乗り、後ろに聳え立つ穂高の山々を目にしながらいつかここから前穂高を目指そうねと友人と約束する。
下山もハイペースで、1時間ほどで登山口まで下山。お昼過ぎの上高地は修学旅行生なども来ていて、朝の静けさとは打って変わってとても賑やか。その賑やかさの中、トロワサンクというお店のリンゴがぎっしりのアップルパイとリンゴジュース、友人はビールで乾杯。朝、ふと思いついた岳沢小屋までのハイキングは、予想以上に楽しかった。
ホテルにて荷物を受け取り14時半のバスに乗り、新宿へ。さすがに帰りのバスでは寝るだろうと思ったが、楽しかった旅を振り返って興奮し、結局あまり寝られなかった。山の帰りというのはいつもそうなのだ。
残雪の穂高連峰、新緑、ニリンソウと野鳥の囀りと、2日間を満喫した上高地。また違う季節にぜひ訪れてみたい。そして次回は、もう少し先まで。
nagatani1975



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