神通川水系高原川沢上谷


- GPS
- 03:40
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 590m
- 下り
- 381m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車が複数の時は、終了点付近にもデポすると下山が非常に楽になる。 今回は入渓者が多く、入渓点付近の駐車はみなさん苦労していた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢上谷それ自体は特に問題ない。 今回は寄り道しなかったが、五郎七郎滝への支流はやや傾斜のあるナメがあるので、慣れていない人は要注意。 また、蓑谷大滝の巻きの下りは傾斜があって危ないので、残置ロープを使って慎重に降りるべきである。なお、当然のことながら、他人がロープを使っているときはロープを使うことは控えるべきである。 |
その他周辺情報 | 下山後は、最寄りは荒城温泉だと思う(前回はここで入浴。)。 今回は新平湯温泉の薬師のゆ本陣で入浴(安房峠の方から来ると左側に看板が出ている。)。 |
写真
装備
個人装備 |
沢靴(1)
沢用靴下(1)
ヘルメット(1)
ハーネス(1)
環付きカラビナ(2)
カラビナ(3)
スリング(60cm)(2)
スリング(120cm)(2)
水筒(1)
行動食(1)
地形図
GPS
カメラ
|
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共同装備 |
ザイル(8mm×30m)(1)
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感想
1 序
沢上谷は去年1回歩いたが、沢デビューをしたいとの要望があったので、今年も計画をした。
沢上谷の遡行時は、だいたいが五郎七郎滝と岩洞滝へ寄り道すると思うが、
五郎七郎滝への往復はやや傾斜のあるナメを通過することもあり、
デビューのメンバーには難しいと考え、今回はパスした。
2 行程
(1)蓑谷大滝まで
入渓して少し足慣らしできたかと思うあたりで五郎七郎滝への支流が出合う。
五郎七郎滝もなかなかの奇観であるが、上記のとおり今回はパス。
ただ、何回か沢登りを経験したメンバーであれば、さほど問題はないのではないかと思う。
岩洞滝への支流までは、ナメとゴーロとが混じる渓相で、特に問題はない。
岩洞滝までの支流は、出合のすぐ上のナメがすばらしい。
短いのが残念ではあるが、ナメ好きの各氏には気に入ってもらえるはずである。
そこを過ぎると岩洞滝までは普通の渓相。
沢デビューのメンバーもさほど苦労せずに通過できると思う。
岩洞滝は前回も感じたが、なかなか立派である。
沢上谷が初めてのメンバーは言葉を失う。
前回はここでしばらく遊んだが、今回は他のパーティーもいたので、今回は自重。
一休みしてから沢上谷の本流に戻る。
深い箇所もあったりするが、濡れることを厭わなければ問題なし。
程なくして蓑谷大滝へ。
ここでも初めてのメンバーは言葉を失う。
やはり他のパーティーもいたので、あまり遊ばずに先へ進む。
(2)終了点まで
蓑谷大滝の巻きはかなり明瞭な踏み跡が付いている。
少し登り、下流方向へしばらくトラバースして、岩盤までひとしきり登り、
岩壁にぶち当たったら再び下流方向へトラバースして、
バンドを上流に向かって進み、小尾根を乗り越して残置ロープを頼りに降りるのが正解。
バンドに乗るあたりに赤布が下がっている。
前回間違えたところであるが、岩壁にぶち当たったところで滝に向かう踏み跡が非常に顕著である。
小さく巻くべく、滝に向かいたくなるのはよく分かるが、そちらに進んでも行き詰まる。
巻きから沢床への下降点は沢上谷の核心部。かなり傾斜がきつい。
おとなしく残置ロープを頼りに降りるか懸垂下降をするべきであろう。
この核心部をクリアすればご褒美が待っている。
個人的には、二俣までの区間が沢上谷で最も好きな場所である。
二俣手前ではお約束のウォータースライダー。
ヒップそりを装備しているパーティーも散見されたので、
やっぱりここは有名なのだろう。
後続のパーティーもヒップそりを持参していたので、
ひとしきり遊んで先へ進む。
二俣は右のスラブ滝を残置ロープを頼りによじ登る。
ロープはしっかりしているので、さほど苦労せずにクリアできる。
スラブ滝を登り切れば、後は若干のゴーロとナメである。
余韻に浸りながら進む。
赤布の下がった枝沢を過ぎ、左沢に林道の橋が見える二俣を右に入り、
少し進むと終了点である。
3 巻道からの下降にて。
後ろから60歳代後半くらいの夫婦が追いついてきた。
エイト環ではなくATC(しかも綺麗なもの)をぶら下げていたので、
昔から山をやっていたのではないのだと思う。
namemaniaがパーティーのリーダーだったことから一番最後を降りたが、
当該夫婦がぴったりとくっついてくる。
上記のとおり傾斜がきついので、namemaniaはロープを頼りに降りていたのだが、
当該夫婦はその点に意識がいっていないようであった。
一つの区間に複数人が入ってはいけないというのは、
大学山岳部や山岳会で習わずとも、少し考えれば分かることだと思う。
こんなことは小学生でも分かる話である。
落ちてもすぐ止まるところであればまだしも、10mは落ちるところである。
当該夫婦が全くロープを頼りにせずに降りられるほど技量が高いならまだしも、
1回ずつ滑落してロープや立木をつかんで際どく止まっていた。
幸いにしていずれも滑落しなかったので問題はなかったが、
それはあくまでも結果論である。
事故を起こさないと分からないのだろうか。
もう1回滑ったら厳しく注意しようと思っていたものの、幸いにも以後滑落しなかったが、
滑落しなくとも厳しく注意すべきだったのかもしれない。
当該夫婦がこの駄文を読むとは思えないし、読んでも理解できないし、
何よりここに書いても仕方がないのであるが、当該夫婦には猛省を促したい。
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