つるつる温泉発バースデー登山＠日の出山・御岳山

2024年07月02日(火) [日帰り]

• GPS: 07:26
• 距離: 12.9km
• 登り: 950m
• 下り: 943m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:22
• 休憩: 1:03
• 合計: 7:25

7:14 スタート地点
7:16 7:17 日の出山登山口バス停
7:35 7:43 日の出山ハイキングコース入口
9:41 9:50 日の出山
9:56 10:00 東雲山荘
11:04 11:14 御岳山
11:24 11:24 長尾平分岐
11:47 12:16 長尾平展望台
12:28 12:30 長尾平分岐
14:21 14:22 日の出山ハイキングコース入口
14:38 14:38 日の出山登山口バス停
14:40 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ
湿度高く風弱いため、じっとりした暑さを感じた

アクセス

利用交通機関：

自家用車

つるつる温泉手前のバス停松尾付近の路肩に車を3～5台ほど置けるスペースあり、そこに駐車
つるつる温泉の第2駐車場に停めたという山行記録もあったが、現在は「登山のための長時間駐車お断り」という掲示があったため遠慮した

コース状況／危険箇所等

よく整備されており道標も多く設置されているため迷わなさそう
崩落や倒木などの危険箇所には東京レンジャーの方によるトラロープや注意喚起の張り紙が設置されていた

ただし、人通りは少ないのか、登山道をまたぐ形でクモの巣が張っていて、顔にくっつくことは3回ほどあった
実際、夏休みシーズン前の平日というのもあるだろうが、ほとんど登山客にはエンカウントしていない

その他周辺情報

■生涯青春の湯　つるつる温泉
町外民は960円/3時間
今回はたまたま日の出町が関連しているイベントに参加した時に200円引きのクーポンを貰っていたためそれを利用した
https://www.tsurutsuru-onsen.com/


■松尾バス停付近の公衆トイレ
個室1、男性小便器1
和式だが、人感センサーで照明がつく水洗トイレ
ペーパーもあるなど、公衆トイレにしては綺麗

写真

7/2 7:19

松尾から歩くこと数百メートル、二股の分岐を道標に従って左の細い方へ
右へ行くとつるつる温泉

7/2 7:22

せせらぎの音を聞きながら進むとコテージが出現
こういうところに泊まるのも楽しそう

7/2 7:32

謎のハイセンスオブジェが橋の欄干の上にいた

7/2 7:32

橋の向こう側（山側）はカエル

7/2 7:52

早速本日のキノコ第1号を発見！
かじってみたが、口ん中がキノコの匂いでいっぱいになるだけで無味だった

7/2 7:53

その近くに生えていたイグチの仲間の幼菌

7/2 8:20

ヤマトタケルが一休みしたとかいう岩
言うほど関東平野を見渡せない

7/2 8:35

景観良しポイント
正面右手に麻生山が見える
ベンチあり

7/2 8:49

ハイキングコースというだけあって、基本的に分岐にはかならず道標があるので迷うことはないだろう

7/2 8:52

ノイバラの仲間？
あんまりガッツリしたトゲはないし、枝が無毛だから、テリハノイバラかしらと思ったりしている

7/2 9:03

林床に群生していた小さくて茶色いキノコたち
傍らには幼菌だろうか、儚げで真っ白なのもいた

7/2 9:14

懇切丁寧な道標

7/2 9:20

ザトウムシくん
アカサビザトウムシとかなのかな？
背中に刺があるのを初めて知った

7/2 9:21

シソかと聞かれたけど違うと思う

7/2 9:23

こういう山頂への階段って空に続いてるようにも見えて、いいよね

7/2 9:26

日の出山登頂
ここで初めて人に会った（男性1、女性2）

7/2 9:58

ヤマホタルブクロ
普通のホタルブクロとの違いは萼片の形というか、萼片の間が反り返ってるかどうからしい

7/2 10:07

デカ岩

7/2 10:13

御岳山へのルートを辿っていると鳥居が出現
ここからは神域ということか

7/2 10:17

群生してたかわいい白いキノコ

7/2 10:24

アジサイの木の向こうに農地が見える
支柱の形的にナスかキュウリでも作ってるのかな？
ここで栽培するのは色々大変そうだが…。

7/2 10:33

ヤマカガシのベイビィを発見
つぶらなおめめに首元の黄色、派手めの体色がエレガントよな
ウロコの触り心地は、ジムグリみたいなつるつるではなくカナヘビのザラザラマット感に近かった

7/2 10:35

後翅の付け根にある黄色い模様で見分けられるらしい　こいつはスジグロシロチョウ（夏型）。
モンシロチョウは黄色がもっと控えめ

7/2 10:37

なんか唐突にヤギがいた
人懐っこくて可愛い感じのヤギだった、カウベルというかヤギベルまで付けてもらって
無心に餌を食ってた、我々が山を降りる時も食い続けてた

7/2 11:04

畠山重忠さんの像
清廉な武将の像が5000万の寄付金で造られたという説明文、なんとも言えない何かを感じる

7/2 11:07

茅ノ輪潜りがあったのでやっておいた
去年も誕生日登山の富士山山麓浅間神社でやったなぁ（7/2登頂の予定だったので、輪潜りをしたのはアタック開始日の7/1だったが）

7/2 11:30

長尾平の展望台に立ち寄り昼食をとることにした
この判断が思わぬ出会いをもたらす

7/2 11:42

昼食、ワンタンがめちゃくちゃ美味かった
【急募】メスティンで焦がさない方法

7/2 12:15

さてご飯も食べたし戻るか……と足を踏み出したところでなんと！　やぶの中にぽつんとひとつ、輝く赤い宝石を発見！
……美味と名高いタマゴタケ！！　テングタケ科推しのわたしとしては一度は出会いたかったかわいいきのこ！　しかも美味い
ありがたく採取して明日の朝ごはんにすることにした

7/2 12:26

長谷川恒男さんの映画のポスター
なんでここに？　と思ったら

7/2 12:28

トレランハセツネカップの第3チェックポイントが長尾平なんだとか
長谷川さんについては恥ずかしながら『神々の山嶺』に登場する長谷恒夫経由で名前を知ってただけだったんだが、そんな形でも有名人なのか

7/2 12:42

神代欅も一応見てきた
さすがに屋久杉ほどじゃないけど、でかいな……

7/2 13:16

そして帰り道ふと怖いものを見つける
それぞれの木に赤いペンキで書かれた「⛩」「⛩←」「⛩→」
……いや何これ！？　意味がわからなくてホラー感がある（まあ実際林業とか木の所有に関するサインかなと思うんだけどさ）

7/2 13:18

しかもペンキが垂れ落ちてるのがB級ホラー感に拍車をかけてる
カメラを止めるながまた観たくなってきた

7/2 13:20

日の出町なんかペンキが垂れて「月の出町」になっちゃってる　ここまでくるとギャグホラー

7/2 13:23

7/2 13:29

懇切丁寧な道標（二回目）
「つるつる♨️👩」の表現がかわいい

7/2 13:46

帰りは林道を通って、平井川の源流を見てみた
水がつめたくてきもちいい

7/2 13:46

水の恵みに感謝感謝よ

7/2 13:56

密生するコケの林をかきわけて、堂々と頭をもたげるちいちゃなキノコ
百均でマクロレンズを買って正解だったな……

老菌を見てみると、ヒダは疎で柄に垂生していたのでキミズゴケノハナ（もしくはミズゴケノハナ）でよさそう？

7/2 14:05

本日最後のキノコ！
傘にはかなりはっきりとぬめりがあり、ヒダはやや疎、肉質はかなりやわらかく傘が簡単にとれてしまう

感想

どら

梅雨前線がドーンと居座って天気がかなり怪しかった（現に前日は雨だった）が、なんとか3時頃まではもちそうな予報だったので決行
もともとはロックガーデンを経由して綾広の滝まで見に行くつもりだったが、雲行きが怪しくなってきた＆母のコンディションが優れなかったため、長尾平で昼食を終えた時点で撤退を判断

しかし終始蒸し暑かったものの、雨に濡らされることもなく、ヤマカガシベビィにヒキガエル、それからたくさんのキノコちゃんと遭遇できてとても楽しい山行になった。


実際、結構いろいろな種類のキノコを見れたように思う
写真に収められなかったが、行きの山道では「オニイグチに似た（傘には先が黒変したささくれが多数あり、傘の裏は管孔、肉質はやわらかく指を少し押付けただけで沈みこんで戻らない。触ると黒変）キノコを見たし、
帰りの沢沿いの林道ではチャワンタケ類と思われる、茶色っぽくでゼラチン質、触れると少しねっちょりプルプルとした感触。触れたくらいでは変色無しのキノコを見た。
雨後の筍とはよく言うが、実際雨後のきのこという言葉があっても良いんじゃなかろうか

ちなみにわたしは特に地面から生える「キノコらしい形のキノコ」が大好きなのだが、なかでもテングタケ科がいっとう好きだ。
毒物界のアイドルにしてキノコ界のアイドルでもある「ベニテングタケ」に、死の天使と名高い美しく可憐な「ドクツルタケ」、ファンキーでパンキーな「タマシロオニタケ」などさまざまな素晴らしい毒キノコたちが勢ぞろいしている
しかし！　数少ない無毒のテングタケ科のひとつ「タマゴタケ」にも、有毒の同胞とはまた違う魅力がある。彼女らが食えばゲロ吐きのたうち回るデンジャラスレディとするならば、タマゴタケは純朴にして華やかなクラスのアイドル的美少女……


▼タマゴタケ食レポ（7/4追記）
バターでホイル蒸しにして、レモン醤油をちょびっと垂らして食べた（参考：https://blog.goo.ne.jp/holidaymatagi/e/91df7fdee6fcbcb589e1b0c73ecc0cfb 、https://take-cast.com/archives/9864/ ）
食べたことないほど濃厚な旨味。味がどうとかではなく旨味が本体。不思議な（ちょっと癖のある）後味？におい？が鼻に抜けるのでそこは好き嫌いあるかも。現に母はあまり口に合わなかった模様　しかし、まじで、うまみが、やばい
こっくりとした旨味なる言葉があるが、それはこういう食材に対して使うものなのかもしれない
ベニテングタケ（毒）はこれよりさらに濃厚な旨味だと聞くが、それなら腹を下してでも食べようとする人の気持ちもわからんでもない