記録ID: 701813
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沢登り
鳥海山
鳥越川から鳥海山
2015年08月11日(火) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,136m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
ファイル |
遡行図
(更新時刻:2015/08/19 13:38)
(更新時刻:2018/09/21 23:49)
|
写真
撮影機器:
感想
火山の名残ある東北の最高峰、盟主鳥海山。名山名山というけれど、この山に敵う真の名山などそうあるわけではない。海を従えての山容秀麗さがまたいい。出羽富士、秋田富士とも呼称する、と。
このまたとない出会いの山に、私にしか引けない山頂へのラインを見出したい。5万図を睨むと、見えてくる。外輪山北辺が新山溶岩流に塞がれ、中島台をはじめとする溶岩台地が形成されたその上を、穏やかに流下するのが今回目指した鳥越川だ。その溶岩流末端崖には「出壷」と呼ばれる湧水池があって、稀少なコケも見られるという。その姿を確かめてから遡上を開始した。
遡行内容については小滝を二つ数えたのみで特記する事項はない。確かに内容に富むわけではない。だからといって、この沢の遡行価値が無い、とならないところが沢登りという行為の豊かさを示している。滝やゴルジュが無いかわり、手付かずのブナ林や広大に展開する潅木帯、ほとばしる湧水、それらを取り囲む側壁や外輪山に自然と目が向く。
ガイドブックに毒されていないかつての岳人達は、当然のようにこのラインを見出し、実践している。見ればわかる。山頂が、ここを登れと呼んでいる。
鳥海山、月山では優に五年は遊べそうだ。それ位にそれぞれの山はデカいし遡行ルート積雪期のラインが幾つも幾つも見いだせる。
こんな山はそうざらにはない。殊日本に於いては。
再訪の機会を是非持ちたい。
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