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記録ID: 7037578
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ハイキング
ヨーロッパ

妻と歩いたサンチャゴ巡礼(ポルトガルの道)11日目

2024年07月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
TsukubaTad その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:56
距離
25.4km
登り
383m
下り
144m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:57
休憩
0:00
合計
5:57
23:27
357
スタート地点
5:24
ゴール地点
天候 小雨、すぐ止み曇り、後晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス Padronのアルベルゲから出発
コース状況/
危険箇所等
[PadronからSantiagoまで]
*道中は特に注意すべき所は無い。
*サンチャゴの大聖堂に着いたら聖堂を正面に見て左側方向に行き巡礼証明書の発行所に行く事。以前と違って電子化されているので長い時間待たされる事はないので慌てて行く必要は無い。
*サンチャゴのアルベルゲを探す場合、聖堂から10分程歩いたインフォメーションに行って聞くと親切に教えてくれる。これまでの巡礼中のアルベルゲと違って予約を受け付けているので、祭日の日など満員で泊まれない場合もある(僕たちの場合、この日も翌日も泊まれなかった)。サンチャゴに着く日が予想できたら早めにスマホで予約した方が良い。

(5:02) 昨夜隣のベッドのオジサンに「4時以前に起きるな」と釘をさされたので彼に遠慮して5時に起床。そっとベッドから抜け出し食堂に行く。昨夜作っておいたゆで卵、ヨーグルト、牛乳、バナナで朝食。
2024年07月06日 05:25撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 5:25
(5:02) 昨夜隣のベッドのオジサンに「4時以前に起きるな」と釘をさされたので彼に遠慮して5時に起床。そっとベッドから抜け出し食堂に行く。昨夜作っておいたゆで卵、ヨーグルト、牛乳、バナナで朝食。
(5:52) 出発したら小雨。でも有り難い事にすぐ止む。
2024年07月06日 06:59撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 6:59
(5:52) 出発したら小雨。でも有り難い事にすぐ止む。
Esclavitude町の教会。車道沿いのタバコ屋で休んでいたオジサンが僕たちを呼び止め「今から教会の正門を開けるからスタンプを押して行け」と勧め、階段を上がって側門から教会の中に消えて行った。しばらくすると正門が開きスタンプを押してもらったが何も寄付は要求されなかった。
2024年07月06日 07:26撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 7:26
Esclavitude町の教会。車道沿いのタバコ屋で休んでいたオジサンが僕たちを呼び止め「今から教会の正門を開けるからスタンプを押して行け」と勧め、階段を上がって側門から教会の中に消えて行った。しばらくすると正門が開きスタンプを押してもらったが何も寄付は要求されなかった。
昔は洗濯場として主婦たちで賑わっていた事だろう。
2024年07月06日 07:56撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 7:56
昔は洗濯場として主婦たちで賑わっていた事だろう。
ブドウで覆われたアーケードが続く。実りの秋になると少しぐらいおすそ分けしてもらえるかも知れない。
2024年07月06日 07:58撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 7:58
ブドウで覆われたアーケードが続く。実りの秋になると少しぐらいおすそ分けしてもらえるかも知れない。
この家には鶏がきちんと飼われていて、サンチャゴという大都会の近郊でも従来の生活様式を大事にして暮らしている様子が分かる。
2024年07月06日 09:30撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 9:30
この家には鶏がきちんと飼われていて、サンチャゴという大都会の近郊でも従来の生活様式を大事にして暮らしている様子が分かる。
警官が馬でやって来た。大学で馬術部に入っていた僕の息子によるとスペインの馬術は超一流との事だから彼らも厳しい訓練を受けているかも知れない。
2024年07月06日 09:58撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 9:58
警官が馬でやって来た。大学で馬術部に入っていた僕の息子によるとスペインの馬術は超一流との事だから彼らも厳しい訓練を受けているかも知れない。
Milladoiroの町の手前でサンチャゴまでの距離は9.870kmとなり、ついに10kmを切った。
2024年07月06日 10:13撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 10:13
Milladoiroの町の手前でサンチャゴまでの距離は9.870kmとなり、ついに10kmを切った。
道は今日の最高高度の260mに達し、これからSar川に向かって下る。
2024年07月06日 10:24撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 10:24
道は今日の最高高度の260mに達し、これからSar川に向かって下る。
Sar川にかかるVella橋を渡る。ここからサンチャゴまで再び登りとなる。
2024年07月06日 11:29撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 11:29
Sar川にかかるVella橋を渡る。ここからサンチャゴまで再び登りとなる。
スペインやポルトガルにはこのように巨大な分別用ゴミ箱が置いてあるが、その割にはゴミが路上に落ちている。日本は近頃では道路はもちろんの事、駅や公共施設の建物の中に殆どゴミ箱が無く不便になったが、その割にゴミが落ちていないのはすごい事だ。
2024年07月06日 11:41撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 11:41
スペインやポルトガルにはこのように巨大な分別用ゴミ箱が置いてあるが、その割にはゴミが路上に落ちている。日本は近頃では道路はもちろんの事、駅や公共施設の建物の中に殆どゴミ箱が無く不便になったが、その割にゴミが落ちていないのはすごい事だ。
高速道路を渡る。
2024年07月06日 11:45撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 11:45
高速道路を渡る。
サンチャゴの町に入って来た。この辺りの高度は約250m。
2024年07月06日 11:53撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 11:53
サンチャゴの町に入って来た。この辺りの高度は約250m。
大聖堂近くの商店街。通りが狭いので観光客で大渋滞である。
2024年07月06日 12:20撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 12:20
大聖堂近くの商店街。通りが狭いので観光客で大渋滞である。
(12:24) いよいよゴールの大聖堂に着いた。ポルトから出発して11日目である。公称240kmの距離だが、巡礼の当初はCostaの道からCentralの道へ移ったり、迷って22kmの距離を余分に歩いたりしたので合計270kmの距離を歩いた。その間、夫婦共、殆ど肉体的故障もなく25km/日のスピードで歩けたというのは神に守られたとしか言いようが無い。ここまで文句も言わずに一緒に歩いてくれた妻には感謝してもし切れない。
2024年07月06日 12:35撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 12:35
(12:24) いよいよゴールの大聖堂に着いた。ポルトから出発して11日目である。公称240kmの距離だが、巡礼の当初はCostaの道からCentralの道へ移ったり、迷って22kmの距離を余分に歩いたりしたので合計270kmの距離を歩いた。その間、夫婦共、殆ど肉体的故障もなく25km/日のスピードで歩けたというのは神に守られたとしか言いようが無い。ここまで文句も言わずに一緒に歩いてくれた妻には感謝してもし切れない。
10年前に僕がこの地に来た時は改修中で建物全体に幕がかかっていたが、今回は実物を見ることが出来た。広場の各所で到着したグループの歓喜の声が上がっている。
2024年07月06日 12:38撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 12:38
10年前に僕がこの地に来た時は改修中で建物全体に幕がかかっていたが、今回は実物を見ることが出来た。広場の各所で到着したグループの歓喜の声が上がっている。
早速広場から少し離れた巡礼証明書の発行所に行く。先ずは証明書の発行手数料(3€/人)とその証明書を丸めて保管する円筒形の筒(2€/本)を払う。
2024年07月06日 12:55撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 12:55
早速広場から少し離れた巡礼証明書の発行所に行く。先ずは証明書の発行手数料(3€/人)とその証明書を丸めて保管する円筒形の筒(2€/本)を払う。
10年前に来た時は証明書をもらう為に長蛇の列が出来ていたが近頃は電子化されて係の人に教えてもらいながら短時間で済むようになっていた。
2024年07月06日 12:56撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 12:56
10年前に来た時は証明書をもらう為に長蛇の列が出来ていたが近頃は電子化されて係の人に教えてもらいながら短時間で済むようになっていた。
証明書の発行所の建物の中にある聖堂。
2024年07月06日 12:56撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 12:56
証明書の発行所の建物の中にある聖堂。
ここ迄で、僕たち80歳と72歳夫婦のポルトガルの道の旅の報告は終わるが、ここから帰国までの話はそれまでの巡礼以上に精神的ストレスの多い事柄満載であった。これは次回報告する。
2024年07月06日 13:13撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 13:13
ここ迄で、僕たち80歳と72歳夫婦のポルトガルの道の旅の報告は終わるが、ここから帰国までの話はそれまでの巡礼以上に精神的ストレスの多い事柄満載であった。これは次回報告する。
撮影機器:

感想

*前日(巡礼10日目)の報告は下行のサイトをご覧下さい:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7037573.html

*本日(巡礼11日目):
 今日で僕たち夫婦の巡礼の旅は終わった。反省点や感想は以下のとおりである。
10年前のフランス人の道を歩いた経験から巡礼用ガイドブックは出発地で簡単に手に入ると思っていたらどこにも売っていなかった。予め日本で用意しておくべきであった。苦肉の策として既にガイドブックを購入していた友人に頼み、スキャナーでコピーしてもらってLINEの添付ファイルでスマホに送ってもらったが画面が小さいので見づらく、ルートを詳細に検討する気が起きなかった。その為に大きな道間違いをしてしまった。
道中の黄色の矢印に従って歩くのは当然だが、盲目的に信じずガイドブックの地図と比較しながら歩く必要があった。
10年前の巡礼では他の人々との交流が多く、忘れ得ぬ人が5人以上は出来た。又、日ごとに変わる景色、個性的なアルベルゲなど楽しい記憶が一杯ある。それに対して今回は歩行日数も少なかったせいか、心に残る巡礼仲間も景色も少なかった。Centralの道は最初はトウモロコシ畑、後半はブドウ畑で景色にあまり変化が無く、Coastの道の方が美しく興味深い場所が沢山あるかも知れない。
10年前のフランス人の道の場合巡礼者の男女内訳は6対4くらいで男が多かったが、今回は3対7くらいで女の方が多く感じた。
ゥ▲襯戰襯欧僚蒜颪聾饗Г箸靴得菽綵腓世リスボン、ポルト、サンチャゴなどの大都市では予約で満員になっている場合もある。リスボンから出発地点やゴール地点からの交通の予約なども日程が確定したら早めに予約しておいた方が良かった。
Ε好泪曚縫襦璽箸鯢充┐掘WiFiが使えない場所でも現在地を表示するアプリや、交通機関や宿泊地の予約など全てスマホで出来るように日頃から使い方を慣れておく必要がある。
僕たちはスペイン語は一切出来ない。逆に現地の人は殆ど英語が話せない。僕は「スマホに翻訳アプリを入れているから大丈夫だ」と楽観視していたが、咄嗟の時には役立たないのでせめて基本的なスペイン語が出来るように勉強しておくべきであった。
僕たちは6月下旬から7月上旬と言うヨーロッパの盛夏に巡礼した。外は暑かったが木陰やアルベルゲは涼しく、20人以上同じ部屋で寝ている寝室も空調が無くかったが、少し窓が開いているだけで快適な温度であった。年々地球温暖化の傾向が増大しているが、この巡礼路では末永くこの快適な環境が保たれる事を願う。

*翌日から帰国まで(巡礼後の観光旅行)の報告は下行サイトをご覧下さい:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7103323.html

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