沢の池-沢山


- GPS
- 06:58
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 737m
- 下り
- 677m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
北山に沢の池とか沢山というのがあるらしく、多くの人が訪れるとのことだ。一度行ってみようと思って、周山道の高鼻谷から行こうと猛暑の中をバス停から進む。
道は何時の間にか林道となって鬱蒼とした樹林の道になった。その林道が消えて、谷の中に道は続く様だが、岩のある谷に赤布が見えた。渡渉をして対岸に上がり沢沿いを進む道の踏み跡は薄い。流れの脇を際際に進む嫌な道だ。暫くすると倒木が酷くなってきて木の下を潜ったり、跨いだりしながらも何とか進めたが、その内に物凄い倒木で進むのを諦めざるを得なくなった。此処までの間に、巻道があるはずであったが、それには気が付かなかった。やむを得ず、上に向かいながら上流側に急傾斜の藪を進んだ。岩があってやっとそれを越えると右に谷があった。その谷の手前に見たことのある黄色と黒色のテープを発見した。関西ハイクの森井さんの物のようだ。しかも対岸側にもそれがある。これで大丈夫だと一安心してしばらく急傾斜の僅かな踏み跡を進む。徐々に踏み跡は流れの方に下りだすと小さな沢に出るとそこは倒木と背の高い草で覆われて歩きにくいが、すぐそこが流れだと無理やり進んで渡渉をすると広場があった。酷い倒木帯であったが、何とか越えられて良かった。
そこからは直ぐに廃林道が続いていて、楽勝に福ケ谷分岐とか言われるトレイルNO85に出られた。そこは舗装道路がある場所で、沢の池への登り口でもあるようだ。池を包み込むような小高い丘上は意外と登りがいがあって、這う這うの体で稜線に出た。沢の池の南側尾根は歩き安く、陽ざしの陰の道は散策には最適な所だ。
初めての沢の池に降りて池のほとりに立つと池の大きいのには驚いた。しかも綺麗な水でかぜが無いためか湖面は静まり返って対岸の尾根を映している。すぐ近くに昨日からボッチキャンプをしていたらしい方が片付けをしてマウンテンバイクで走り去っていった。黙ったままで。
沢の池から直接沢山へ登れるらしいので、踏み跡を探すが見当たらない。今日は倒木越えで力を使い切ったので、正規道を進むことにして吉兆山分岐から沢山に進んだ。沢山は周囲が見渡せないことが残念である。今日は沢山から南東方向へ尾根筋を吉兆山、桃山と進んでから北尾根を紙屋川へ降りる予定である。倒木越えで水分を余分に消費しすぎたようで、残りが少ないのが気になるが、小さいもののアップダウンが多くシンドイ思いの内に408mポイントに着いたことをGPSで確認したので休憩をした。その後歩きながらGPSの位置がおかしいな?と思い、位置情報のSWの確認や携帯の再稼働などで現在地の確からしさを確認しようとしたが、今までにも位置異常が何回かあったこともあって、GPSを信用できない時のことが頭をよぎっている中で、歩き続けていると沢山山頂についてしまったのである。そういえば、少し前に見たコースのようだな?と何度か感じた所があった。
なんと東に向かっていたはずであるが、元の戻ってしまっていたのだ。GPSを確認すると408mポイントから引き返しているのであった。408mポイントで休憩した地点で、方向を見誤って元の方向に進んでいたようだ。とんでもないことだ。こんなことは生まれて初めてのことである。頭がこんがらかっていたが、事実を確認できたので。沢山から北の尾根をそのまま下ることにした。時間が迫りつつあることと水分の少なさが気掛かりだ。予定のなかった尾根を下り、その先の鷹峯への道も良く判らない中で、不安な気持ちで歩くときは周囲の景色は何も見えずに、只歩くだけだ。長い尾根と思っていたが、意外と時間は短い内に林道風の道に出て、しばらくする舗装道路に出た。トレイル標識もあった。でもここからは中川とある。それは周山の道だ。もう一つは上ノ水峠とある。確かこれは鷹峯と周山を繋ぐ峠で、沢の池に行く時に通過するところで、トレイル上の地名であることを思い出した。
これで何とか、トレイル標識に従えば大丈夫そうな気持となって落ちついた。傍らにある流れの水をごくごくと飲んでこれで水分も補給したので、安心して鷹峯に向かうのだった。
上ノ水峠を越えて、鷹峯側の集落までの長いことは想像以上であったが、その集落に着くと登って来る林道の終点部分に湧水の飲み水らしいのがあって、長椅子まで設置されていた。後は長いコンクリ道をテクテクと一人で歩くのであったが、今日は一人で良かったな!としみじみと思ったものだ。もし、何方かを誘ってきていて、この通リの結果であったらとんでもないことだ。倒木越えとコ−スロストのことは大いに反省しないといけないことだ。もう少しで80歳を考えると、ハイキングの行き方やコースなども考えないといけない時期であることを教えられたのかもしれない。
”単独”
高鼻林道歩いたのですか。あそこは倒木がひどく廃道扱いですが、それを超える強者もいらっしゃいます。写真4で沢を越えて、白砂山西側を巻いていくとちゃんとした登山道になります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6648788.html
三宝寺川沿いにも上れます。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6314148.html
ご無事でなによりでした。
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