赤岩沢-黒岩山-魚沢_R.I.P.iPhone13
- GPS
- 13:20
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,454m
- 下り
- 1,455m
コースタイム
天候 | 晴、曇→雨極少 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
各沢の入り口までは登山大系の時代からそれほど変わっていない模様 |
その他周辺情報 | 温泉は一休上人の湯。町民ですか?と聞かれたので、全員顔割れしているほど田舎ではない模様。町民だと言い張れば半額以下(300円) |
写真
装備
個人装備 |
雨具
着替え
行動食
GPS
携帯
時計
ナイフ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
セルフビレイランヤード
スリング
渓流シューズ
|
---|---|
共同装備 |
食料
50mロープ
テント2人用
アッセンダー
ナイフブレード
|
感想
元登山用品店員の若者と.沢はほぼ初めてとのことだが,仕事で山を歩いているので問題ない.初級の沢を選択したつもりが,判断ミスや装備忘れで迷惑をかけてしまった.
女夫渕の駐車場は関東一円の高級車で溢れていた.かろうじて日向のスペースにプロレタリアート車両(軽トラ)を潜り込ませれば,登山は成功したも同然.斯くしてピンチパック,ハンマー,虫除けなど必須装備を忘れて入山する山舐め入山者を許容するような沢はどこにもないことを痛感させられることになる.
やや長い林道歩きは思いのほか快適,足尾松木沢の崩壊林道よりは歩きやすい.容易く赤岩沢に入渓すると,巨大堰堤.こちらは作業道があったと思われる左岸側は何もない急斜面.そこから1時間ほど荒れたゴーロを歩くと下の大滝.手前のナメ滝を含めて50mということか.左から容易に登れそうだが,上段が見えていないだけと思い込み,右のスラブに細く伸びるリッジ状のブッシュに取り付く.これがボロボロの岩と貧弱なブッシュで、とてもスラブ上まで辿り着けないと見て懸垂で戻る。改めて滝の左を登るとほとんど一瞬で上り、リッジから見えた急なナメ滝は支沢であることがわかった。高速道路のようなナメを鼻歌で辿ると上の大滝20+27m。先程の判断ミスがあったので、素直に登山大系に従い右の支沢の手前から尾根を辿るが、根曲り三級の薮。かろうじて支沢をトラバースするような獣道を追うが、踏み跡が忽然と消えたり現れたりする。残雪期の踏み跡なのかもしれないが、明確な人跡がほとんど無いのが不思議。地質が変わったせいか、それからは小滝の連続で、黒沼田代の近くまで到達した。針葉樹の純林に白樺の倒木を見つけたので、迷わず泊地とする。食事は簡素な物しか用意していなかったが、若者のジョンソンヴィルで多幸感を味わう。
翌朝はのんびり出発、黒岩山を踏んでから黒沼田代にようやく出会う。狭いが獣の痕跡が濃厚だった。
魚沢は癒し系と見ていたが下降は容易ではない。短いロープで済みそうな滝が次々と現われる。左岸の林道を見つけられればかなり省略できるが見つけられず、トイ状滝にたどり着く。ここで私の指示通り滝壺にダイブした若者はスマホを落としてしまう。あいにく水は濁っており、ゴーグルがあっても見つかるかは分からない。落水地点は足も付かない深さだ。にわかに降ってきた雨も諦めを強めたかもしれない。
やがて明らかに人工的な石積みや蛇籠があり、そこから林道に合流出来た。雨はパラパラだったが降りて行くとビッショリ濡れているのに驚いた。
今回は自分のミスがあまりにひどかったが、北関東の沢の奥深さを感じることができた。
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