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Yamareco

記録ID: 7099598
全員に公開
沢登り
尾瀬・奥利根

赤岩沢-黒岩山-魚沢_R.I.P.iPhone13

2024年08月03日(土) ~ 2024年08月04日(日)
 - 拍手
F3 その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
13:20
距離
16.9km
登り
1,454m
下り
1,455m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:47
休憩
0:06
合計
6:53
9:36
77
10:53
10:59
330
16:29
宿泊地
2日目
山行
6:07
休憩
0:17
合計
6:24
8:33
22
宿泊地
8:55
9:11
19
9:30
9:31
247
13:38
79
天候 晴、曇→雨極少
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
女夫淵駐車場。日影は満車、日向は半分ぐらいの入り
コース状況/
危険箇所等
各沢の入り口までは登山大系の時代からそれほど変わっていない模様
その他周辺情報 温泉は一休上人の湯。町民ですか?と聞かれたので、全員顔割れしているほど田舎ではない模様。町民だと言い張れば半額以下(300円)
第1ゲートは押せば開く(山と道愛好者)
2024年08月03日 09:36撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 9:36
第1ゲートは押せば開く(山と道愛好者)
第2ゲートは厳重(強い気持ちで)
2024年08月03日 09:38撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 9:38
第2ゲートは厳重(強い気持ちで)
本流を渡る橋は2つ
2024年08月03日 09:59撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 9:59
本流を渡る橋は2つ
エメラルドグリーンのダム湖
2024年08月03日 10:47撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 10:47
エメラルドグリーンのダム湖
赤岩沢入ってすぐの巨大堰堤.右からは急だった
2024年08月03日 11:00撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 11:00
赤岩沢入ってすぐの巨大堰堤.右からは急だった
しばらくは荒れた河原
2024年08月03日 11:07撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 11:07
しばらくは荒れた河原
1540m付近。苗床ポットだろうか
2024年08月03日 11:38撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 11:38
1540m付近。苗床ポットだろうか
人工的な平地がところどころにある.栃木が関東地方であることを実感
2024年08月03日 11:38撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 11:38
人工的な平地がところどころにある.栃木が関東地方であることを実感
ゴーロを抜け,溶結凝灰岩がはじまる
2024年08月03日 11:50撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 11:50
ゴーロを抜け,溶結凝灰岩がはじまる
前衛滝
2024年08月03日 11:56撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 11:56
前衛滝
下の大滝。左から容易に見えるが、登山大系の遡行図を誤読して右壁に取りついてしまう、、、
2024年08月03日 12:06撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 12:06
下の大滝。左から容易に見えるが、登山大系の遡行図を誤読して右壁に取りついてしまう、、、
取り付いたリッジは浮石にブッシュが絡まっている感じで早々に下降。OJTの若者に怖い思いをさせてしまった
2024年08月03日 13:28撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 13:28
取り付いたリッジは浮石にブッシュが絡まっている感じで早々に下降。OJTの若者に怖い思いをさせてしまった
いい感じのナメ滝
2024年08月03日 13:57撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 13:57
いい感じのナメ滝
遅くまで雪が溜まっていそうな地形
2024年08月03日 14:03撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 14:03
遅くまで雪が溜まっていそうな地形
上の大滝は下段20m上段27mとされ,ここからは黒い安山岩となる.登山大系に従い,右の支沢ルンゼ手前から大高巻きしたが,巻道は不明瞭で根曲がり藪漕ぎ1時間(3級)
2024年08月03日 14:35撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 14:35
上の大滝は下段20m上段27mとされ,ここからは黒い安山岩となる.登山大系に従い,右の支沢ルンゼ手前から大高巻きしたが,巻道は不明瞭で根曲がり藪漕ぎ1時間(3級)
大高巻きから本流滝上に復帰,ここにも微妙な平地がある
2024年08月03日 15:31撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 15:31
大高巻きから本流滝上に復帰,ここにも微妙な平地がある
それより上流は難所なし
2024年08月03日 15:56撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 15:56
それより上流は難所なし
傾斜が緩んだあたりで黒沼田代方面の支流を辿るが、笹のないシラビソ林床を泊地とする
2024年08月03日 16:30撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 16:30
傾斜が緩んだあたりで黒沼田代方面の支流を辿るが、笹のないシラビソ林床を泊地とする
林内が暗いと薪が湿っていて燃えにくい
2024年08月03日 21:06撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/3 21:06
林内が暗いと薪が湿っていて燃えにくい
シラビソ純林の朝.歩きやすい
2024年08月04日 08:34撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 8:34
シラビソ純林の朝.歩きやすい
榛名山6世紀噴火の軽石
2024年08月04日 08:37撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 8:37
榛名山6世紀噴火の軽石
尾根に飛び出す
2024年08月04日 08:52撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 8:52
尾根に飛び出す
ようやく飛び出た山頂では,空身シャウト系の若者とすれ違った
2024年08月04日 09:00撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
8/4 9:00
ようやく飛び出た山頂では,空身シャウト系の若者とすれ違った
燧ヶ岳方面
2024年08月04日 09:02撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 9:02
燧ヶ岳方面
二等三角点「黒岩山」2163.07m
2024年08月04日 09:03撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
8/4 9:03
二等三角点「黒岩山」2163.07m
大きなコブ
2024年08月04日 09:27撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 9:27
大きなコブ
ようやく黒沼田代にたどり着く
2024年08月04日 09:30撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 9:30
ようやく黒沼田代にたどり着く
魚沢側の源頭部
2024年08月04日 09:33撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 9:33
魚沢側の源頭部
三俣の滝
2024年08月04日 10:25撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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三俣の滝
溶結凝灰岩のナメ
2024年08月04日 10:38撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 10:38
溶結凝灰岩のナメ
左岸をクライムダウン
2024年08月04日 10:42撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 10:42
左岸をクライムダウン
かなり滑るナメ
2024年08月04日 10:48撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 10:48
かなり滑るナメ
岩脈かと思ったが,巨大な転石
2024年08月04日 10:57撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 10:57
岩脈かと思ったが,巨大な転石
発射台のようなナメ
2024年08月04日 11:07撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 11:07
発射台のようなナメ
これは使えない
2024年08月04日 11:08撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 11:08
これは使えない
懸垂(新たに残置)
2024年08月04日 11:28撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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懸垂(新たに残置)
赤いナメとなる
2024年08月04日 11:38撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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赤いナメとなる
虎毛状(?)もあり
2024年08月04日 11:41撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 11:41
虎毛状(?)もあり
標高1550m付近,この辺りから古い林道が左岸に合流するはずだが,わからず
2024年08月04日 11:48撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 11:48
標高1550m付近,この辺りから古い林道が左岸に合流するはずだが,わからず
堰堤のように見える滝.右岸を巻くが高度感あり
2024年08月04日 11:52撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 11:52
堰堤のように見える滝.右岸を巻くが高度感あり
右岸の巻道は明瞭だったがワンポイントで難しかった
2024年08月04日 12:17撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 12:17
右岸の巻道は明瞭だったがワンポイントで難しかった
登山大系にないトイ状滝.ここは滝壺に飛び込むが,相方がポケットからスマホを落としてしまう,,,濁っていて水底は見えず,落水部は足も届かない深さ.しばらく滝壺を見つめる
2024年08月04日 12:47撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 12:47
登山大系にないトイ状滝.ここは滝壺に飛び込むが,相方がポケットからスマホを落としてしまう,,,濁っていて水底は見えず,落水部は足も届かない深さ.しばらく滝壺を見つめる
往生際悪く水中写真を撮ってみる,,,(拾得した方がいらっしゃいましたらご連絡ください.ビニールの防水ケースSTS製に入っています)
2024年08月04日 12:51撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 12:51
往生際悪く水中写真を撮ってみる,,,(拾得した方がいらっしゃいましたらご連絡ください.ビニールの防水ケースSTS製に入っています)
赤いナメを経て,左から支沢が合わさる1350m付近.
2024年08月04日 13:18撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 13:18
赤いナメを経て,左から支沢が合わさる1350m付近.
林道への踏み跡は明瞭
2024年08月04日 13:27撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 13:27
林道への踏み跡は明瞭
崩壊した擁壁の残骸
2024年08月04日 13:53撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 13:53
崩壊した擁壁の残骸
やぶ漕ぎの成果
2024年08月04日 14:06撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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8/4 14:06
やぶ漕ぎの成果
女夫渕からみる溶結凝灰岩の露頭が良い
2024年08月04日 14:58撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 14:58
女夫渕からみる溶結凝灰岩の露頭が良い
温泉
2024年08月04日 15:53撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 15:53
温泉
下山飯は水戸「八福」
小皿の唐揚げが大きい!
2024年08月04日 19:08撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/4 19:08
下山飯は水戸「八福」
小皿の唐揚げが大きい!
撮影機器:

装備

個人装備
雨具 着替え 行動食 GPS 携帯 時計 ナイフ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ セルフビレイランヤード スリング 渓流シューズ
共同装備
食料 50mロープ テント2人用 アッセンダー ナイフブレード

感想

元登山用品店員の若者と.沢はほぼ初めてとのことだが,仕事で山を歩いているので問題ない.初級の沢を選択したつもりが,判断ミスや装備忘れで迷惑をかけてしまった.
女夫渕の駐車場は関東一円の高級車で溢れていた.かろうじて日向のスペースにプロレタリアート車両(軽トラ)を潜り込ませれば,登山は成功したも同然.斯くしてピンチパック,ハンマー,虫除けなど必須装備を忘れて入山する山舐め入山者を許容するような沢はどこにもないことを痛感させられることになる.
やや長い林道歩きは思いのほか快適,足尾松木沢の崩壊林道よりは歩きやすい.容易く赤岩沢に入渓すると,巨大堰堤.こちらは作業道があったと思われる左岸側は何もない急斜面.そこから1時間ほど荒れたゴーロを歩くと下の大滝.手前のナメ滝を含めて50mということか.左から容易に登れそうだが,上段が見えていないだけと思い込み,右のスラブに細く伸びるリッジ状のブッシュに取り付く.これがボロボロの岩と貧弱なブッシュで、とてもスラブ上まで辿り着けないと見て懸垂で戻る。改めて滝の左を登るとほとんど一瞬で上り、リッジから見えた急なナメ滝は支沢であることがわかった。高速道路のようなナメを鼻歌で辿ると上の大滝20+27m。先程の判断ミスがあったので、素直に登山大系に従い右の支沢の手前から尾根を辿るが、根曲り三級の薮。かろうじて支沢をトラバースするような獣道を追うが、踏み跡が忽然と消えたり現れたりする。残雪期の踏み跡なのかもしれないが、明確な人跡がほとんど無いのが不思議。地質が変わったせいか、それからは小滝の連続で、黒沼田代の近くまで到達した。針葉樹の純林に白樺の倒木を見つけたので、迷わず泊地とする。食事は簡素な物しか用意していなかったが、若者のジョンソンヴィルで多幸感を味わう。
翌朝はのんびり出発、黒岩山を踏んでから黒沼田代にようやく出会う。狭いが獣の痕跡が濃厚だった。
魚沢は癒し系と見ていたが下降は容易ではない。短いロープで済みそうな滝が次々と現われる。左岸の林道を見つけられればかなり省略できるが見つけられず、トイ状滝にたどり着く。ここで私の指示通り滝壺にダイブした若者はスマホを落としてしまう。あいにく水は濁っており、ゴーグルがあっても見つかるかは分からない。落水地点は足も付かない深さだ。にわかに降ってきた雨も諦めを強めたかもしれない。
やがて明らかに人工的な石積みや蛇籠があり、そこから林道に合流出来た。雨はパラパラだったが降りて行くとビッショリ濡れているのに驚いた。
今回は自分のミスがあまりにひどかったが、北関東の沢の奥深さを感じることができた。

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