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Yamareco

記録ID: 7103323
全員に公開
ハイキング
ヨーロッパ

妻と歩いたサンチャゴ巡礼(ポルトガルの道)巡礼が終わって

2024年07月06日(土) ~ 2024年07月12日(金)
 - 拍手
TsukubaTad その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
12:19
距離
35.1km
登り
149m
下り
146m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:24
休憩
0:00
合計
7:24
距離 23.9km 登り 54m 下り 66m
0:58
444
スタート地点
8:22
宿泊地
2日目
山行
4:55
休憩
0:00
合計
4:55
距離 11.2km 登り 95m 下り 79m
6:30
295
宿泊地
11:25
ゴール地点
天候 5日間とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス リスボンの宿舎は列車のRossio駅の最上階にあり、リスボン観光にはとても便利な場所である。
コース状況/
危険箇所等
*巡礼終了日:サンチャゴからバスでフィステーラまで行き、日没直前にタクシーでフィステーラの岬先端まで行った。日没後は歩いて宿に戻る。
*1日後:フィステーラからバスでサンチャゴまで。サンチャゴから列車でPontevedraまで。
*2日後:Pontevedraからバスでポルトまで。
*3日後:ポルトからバスでリスボンまで。
*4日後:宿舎からTejo川の河口沿いに「希望の塔」まで歩き、帰りは普通列車。
*5日後:午前中、路面電車(トラム)でベレンまで行き、観光後帰りは普通列車。
 午後、宿舎から歩いて地下鉄のMartim Moniz駅付近の路面電車駅でE28の電車を待つが来ない。やむなく付近の急な階段を登り、途中でエスカレーターも利用しながらサン・ジョルジェ城の横にある展望台まで行く。帰りは路面電車E28号線の線路に沿って戻る。
(7月6日(土)) サンチャゴ・デ・コンポステーラにゴールした後、今日宿泊できるアルベルゲを探してもらおうと大聖堂の近くのインフォメーションに行くと「今日と明日はこの土地の大きなお祭りがあり、各地から大勢の観光客が来ているので安い宿泊施設は満員だが300€/人くらいの宿なら何とか空いている」との事。とてもそんな高い宿には泊まれないので明日行く予定であったフィステーラに早めに行く事にした。
2024年07月06日 14:20撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 14:20
(7月6日(土)) サンチャゴ・デ・コンポステーラにゴールした後、今日宿泊できるアルベルゲを探してもらおうと大聖堂の近くのインフォメーションに行くと「今日と明日はこの土地の大きなお祭りがあり、各地から大勢の観光客が来ているので安い宿泊施設は満員だが300€/人くらいの宿なら何とか空いている」との事。とてもそんな高い宿には泊まれないので明日行く予定であったフィステーラに早めに行く事にした。
フィステーラは10年前にサンチャゴから3日かけて歩いた場所だが、今回はバスで行く。大聖堂から約30分かけて列車の駅に隣接されたバスセンターに行き、15:20発の切符を購入(7.4€/人)。センターには清潔な無料のトイレがあり感激する。
2024年07月06日 17:57撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 17:57
フィステーラは10年前にサンチャゴから3日かけて歩いた場所だが、今回はバスで行く。大聖堂から約30分かけて列車の駅に隣接されたバスセンターに行き、15:20発の切符を購入(7.4€/人)。センターには清潔な無料のトイレがあり感激する。
バスは色々なバス停に停まりながら3時間でフィステーラに着いた。バスの停留所から数分歩いて10年前に泊まったアルベルゲ(Albergue Hungarian)に行くと幸いにも空いていた。受付は10年前の人とは違っていたが、10年前に利用した事を言うと喜んでくれた(40€/2人)。
2024年07月06日 18:17撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 18:17
バスは色々なバス停に停まりながら3時間でフィステーラに着いた。バスの停留所から数分歩いて10年前に泊まったアルベルゲ(Albergue Hungarian)に行くと幸いにも空いていた。受付は10年前の人とは違っていたが、10年前に利用した事を言うと喜んでくれた(40€/2人)。
このアルベルゲから大西洋に夕日が沈む岬の突端までは3kmの緩い登り坂のコースだが、もう歩きたくない気分なのでタクシーの予約をしてもらう。日没が22時15分ごろなので21時45分に来てもらうようお願いしてバス停近くのスーパーで買って来た食材で夕食。
2024年07月06日 20:37撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 20:37
このアルベルゲから大西洋に夕日が沈む岬の突端までは3kmの緩い登り坂のコースだが、もう歩きたくない気分なのでタクシーの予約をしてもらう。日没が22時15分ごろなので21時45分に来てもらうようお願いしてバス停近くのスーパーで買って来た食材で夕食。
歩くと1時間弱かかるのに車だとアッと言う間に着いた。予約では僕たちだけで5€だったが同じ宿の人が3人相乗りしたので8€と要求され、僕たちは3€出した。
2024年07月06日 22:05撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 22:05
歩くと1時間弱かかるのに車だとアッと言う間に着いた。予約では僕たちだけで5€だったが同じ宿の人が3人相乗りしたので8€と要求され、僕たちは3€出した。
ここからどこかの聖地に巡礼が始まるコースがあり、距離指示盤には"Km 0.000"と書いてあった。
2024年07月06日 22:06撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 22:06
ここからどこかの聖地に巡礼が始まるコースがあり、距離指示盤には"Km 0.000"と書いてあった。
岬の灯台方向に歩くと既に人々が日没を待っている。
2024年07月06日 22:08撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 22:08
岬の灯台方向に歩くと既に人々が日没を待っている。
(22:09) 10年前はここまで歩いて来たが明るい内に着いた為日没を見る事が出来ず、いつか再びこの地に来て出来れば妻と一緒に見たいと思い続けて来た。この夢がようやくかなった。
2024年07月06日 22:09撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 22:09
(22:09) 10年前はここまで歩いて来たが明るい内に着いた為日没を見る事が出来ず、いつか再びこの地に来て出来れば妻と一緒に見たいと思い続けて来た。この夢がようやくかなった。
他の人々も思い思いに岩に座り、日没を見続けている。帰りは緩い下り道なのでライトを点けながら歩いて帰った。
2024年07月06日 22:09撮影 by  SC-53C, samsung
7/6 22:09
他の人々も思い思いに岩に座り、日没を見続けている。帰りは緩い下り道なのでライトを点けながら歩いて帰った。
この宿のシャワーは個室で扉が閉まり快適であった。
2024年07月07日 08:21撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 8:21
この宿のシャワーは個室で扉が閉まり快適であった。
洗面所もトイレも清潔である。
2024年07月07日 08:22撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 8:22
洗面所もトイレも清潔である。
部屋は2段ベッド1台とシングルベッド1台の3人用であったが我々以外にはお客がいなかった。40€も払えばアルベルゲと言うより安いホテル並なので2人で1室は当然かも知れない。
2024年07月07日 08:26撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 8:26
部屋は2段ベッド1台とシングルベッド1台の3人用であったが我々以外にはお客がいなかった。40€も払えばアルベルゲと言うより安いホテル並なので2人で1室は当然かも知れない。
(7月7日(日)) 7時起床。サラダ・ベーコンエッグの朝食を食べ8時40分アルベルゲを出る。バス停にはもう大勢の人がバスを待っている。9時45分発のサンチャゴ行きの切符を買おうと思ったら今日は日曜日なので切符売場は空いていない。バス内で買おうと思ったら、殆どの人たちは既にスマホで予約しているとの事。バスが着き予約者から優先的に乗り、我々は乗れないかと心配していたら何とか乗れてホッとする。
2024年07月07日 09:12撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 9:12
(7月7日(日)) 7時起床。サラダ・ベーコンエッグの朝食を食べ8時40分アルベルゲを出る。バス停にはもう大勢の人がバスを待っている。9時45分発のサンチャゴ行きの切符を買おうと思ったら今日は日曜日なので切符売場は空いていない。バス内で買おうと思ったら、殆どの人たちは既にスマホで予約しているとの事。バスが着き予約者から優先的に乗り、我々は乗れないかと心配していたら何とか乗れてホッとする。
(10:54) 再びサンチャゴに戻って来た。フィステーラに行く時はいくつかのバス停に止まったので3時間かかったのに、帰りは直通で1時間強とはえらく時間が短縮された。
2024年07月07日 12:03撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 12:03
(10:54) 再びサンチャゴに戻って来た。フィステーラに行く時はいくつかのバス停に止まったので3時間かかったのに、帰りは直通で1時間強とはえらく時間が短縮された。
昨日は入らなかった聖堂の中に入ろうと思ったら長蛇の列。並んでいる途中で「リュックは別の所に預けなければ中には入れない」と言われ、これ以上並んで待つ気力喪失。10年前に見たお香の入ったツボを聖堂内でブランコさせる光景を妻に見せたかったが、今回必ずやるとは限らず、妻も聖堂の内部をそれほど見たいとは思わぬようなので入室を諦めた。
2024年07月07日 11:47撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 11:47
昨日は入らなかった聖堂の中に入ろうと思ったら長蛇の列。並んでいる途中で「リュックは別の所に預けなければ中には入れない」と言われ、これ以上並んで待つ気力喪失。10年前に見たお香の入ったツボを聖堂内でブランコさせる光景を妻に見せたかったが、今回必ずやるとは限らず、妻も聖堂の内部をそれほど見たいとは思わぬようなので入室を諦めた。
今日こそはサンチャゴ市内に泊まろうと思ってインフォメーションに行ったら今日も安宿は満員との事。今朝のフィスーラからのバスで乗り合わせた日本人の若い女性(彼女は「銀の道」を歩いたとの事)が今日宿泊すると言っていた駅の近くの「Albergue Estacion」に行ってみる事にする。奇しくもこの宿は僕が10年前に泊まった所。この狭い道も見覚えがあった。
2024年07月07日 12:59撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 12:59
今日こそはサンチャゴ市内に泊まろうと思ってインフォメーションに行ったら今日も安宿は満員との事。今朝のフィスーラからのバスで乗り合わせた日本人の若い女性(彼女は「銀の道」を歩いたとの事)が今日宿泊すると言っていた駅の近くの「Albergue Estacion」に行ってみる事にする。奇しくもこの宿は僕が10年前に泊まった所。この狭い道も見覚えがあった。
ここも満員と断られる。アルベルゲは「予約無し、先着順」の筈なのにこのような大都会では予約が必要らしい。仕方なく巡礼中に印象の良かったPontevedraのアルベルゲに行く事にする。10年前には無かった駅への連絡通路を登る。
2024年07月07日 13:01撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 13:01
ここも満員と断られる。アルベルゲは「予約無し、先着順」の筈なのにこのような大都会では予約が必要らしい。仕方なく巡礼中に印象の良かったPontevedraのアルベルゲに行く事にする。10年前には無かった駅への連絡通路を登る。
サンチャゴの鉄道駅。
2024年07月07日 13:19撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 13:19
サンチャゴの鉄道駅。
鉄道切符は自動販売機でも買えるが、僕たちにはそのハードルは高く、幸いにも人間が売ってくれる窓口があったのでPontevedra行きを購入(7.6€/人)。これは14:30発のVigo Urzaiz行きに乗らねばならない。
2024年07月07日 13:45撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 13:45
鉄道切符は自動販売機でも買えるが、僕たちにはそのハードルは高く、幸いにも人間が売ってくれる窓口があったのでPontevedra行きを購入(7.6€/人)。これは14:30発のVigo Urzaiz行きに乗らねばならない。
駅構内は日本と変わらないが、違うところは改札口が無く自由に出入り出来る。
2024年07月07日 14:12撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 14:12
駅構内は日本と変わらないが、違うところは改札口が無く自由に出入り出来る。
(14:30) 列車は定刻通り出発。車内は清潔である。(15:17) 列車は数分遅れてPontevedra駅に着いた。切符売場で明日のポルト行きの発車時刻を聞くと、ここから直接ポルトに行く列車は無いとの事。
2024年07月07日 15:02撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 15:02
(14:30) 列車は定刻通り出発。車内は清潔である。(15:17) 列車は数分遅れてPontevedra駅に着いた。切符売場で明日のポルト行きの発車時刻を聞くと、ここから直接ポルトに行く列車は無いとの事。
一旦アルベルゲに行くと受付はあの親切な女性であった。「貴女に会うために再びここに来た」と言ったら喜んでくれた。ここのフリーWiFiを使ってポルトに行く方法を調べたらバスの便があった。バスセンターは駅のすぐ近くであった。
2024年07月07日 18:04撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 18:04
一旦アルベルゲに行くと受付はあの親切な女性であった。「貴女に会うために再びここに来た」と言ったら喜んでくれた。ここのフリーWiFiを使ってポルトに行く方法を調べたらバスの便があった。バスセンターは駅のすぐ近くであった。
早速行って発車時刻を確かめる。このセンターにも清潔なトイレがあった。
2024年07月07日 17:33撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 17:33
早速行って発車時刻を確かめる。このセンターにも清潔なトイレがあった。
巡礼の途中は時間が無くて見る事が出来なかった旧市街を見物する事にする。相変わらず巨大なゴミ箱がある。これ程大きくなくても良いから日本にも通りにゴミ箱が置いてあれば良いのだが。
2024年07月07日 18:16撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 18:16
巡礼の途中は時間が無くて見る事が出来なかった旧市街を見物する事にする。相変わらず巨大なゴミ箱がある。これ程大きくなくても良いから日本にも通りにゴミ箱が置いてあれば良いのだが。
今日は日曜日のせいか閉まっている店が多く、レストランも殆ど開いていない。やむなくお惣菜屋さんでミートボール、サラダ、ピザ、揚げパンなどを買ってアルベルゲに持ち帰る(9.79€)。フィステーラでの轍を踏まないように今回はネットで明日のポルト行きのバス予約をする(37.59€/2人)。
2024年07月07日 18:23撮影 by  SC-53C, samsung
7/7 18:23
今日は日曜日のせいか閉まっている店が多く、レストランも殆ど開いていない。やむなくお惣菜屋さんでミートボール、サラダ、ピザ、揚げパンなどを買ってアルベルゲに持ち帰る(9.79€)。フィステーラでの轍を踏まないように今回はネットで明日のポルト行きのバス予約をする(37.59€/2人)。
(7月8日(月)) 昨日食堂で夕飯を食べていたら日本人の青年が話しかけて来た。彼はフランス人の道を歩いてサンチャゴに着いた後、今度は逆にポルトー迄歩いている途中との事。日本の大学を卒業して働いていたが辞めて9月にUK(連合王国)のウェールズの大学院で社会心理学を学ぶ予定との事。昨日の銀の道を歩いた女性と言い、今回の爽やかな青年と言い、日本にも素晴らしい若者達がいると嬉しくなった。今朝は7時頃まで寝て日本から持って来たお湯をかけるだけのコーンスープとオニギリで朝食。
2024年07月08日 07:14撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 7:14
(7月8日(月)) 昨日食堂で夕飯を食べていたら日本人の青年が話しかけて来た。彼はフランス人の道を歩いてサンチャゴに着いた後、今度は逆にポルトー迄歩いている途中との事。日本の大学を卒業して働いていたが辞めて9月にUK(連合王国)のウェールズの大学院で社会心理学を学ぶ予定との事。昨日の銀の道を歩いた女性と言い、今回の爽やかな青年と言い、日本にも素晴らしい若者達がいると嬉しくなった。今朝は7時頃まで寝て日本から持って来たお湯をかけるだけのコーンスープとオニギリで朝食。
午前8時に部屋がクローズとの事で外のベンチでパッキング。10年前も含め、アルベルゲに泊まって以来初めてアルベルゲを最後に出発した巡礼者になった。
2024年07月08日 08:10撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 8:10
午前8時に部屋がクローズとの事で外のベンチでパッキング。10年前も含め、アルベルゲに泊まって以来初めてアルベルゲを最後に出発した巡礼者になった。
ゆっくり歩いて5分程のバスセンターに着きバスの出発を待つ。昨夜ネットでバスの予約と支払いを済ませているのでユッタリとリラックス出来る。長距離バスの会社は数社あるが何となくFlixbusが馴染みになり、今日もそのバスに乗る。
2024年07月08日 09:13撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 9:13
ゆっくり歩いて5分程のバスセンターに着きバスの出発を待つ。昨夜ネットでバスの予約と支払いを済ませているのでユッタリとリラックス出来る。長距離バスの会社は数社あるが何となくFlixbusが馴染みになり、今日もそのバスに乗る。
(9:20) Vigo経由ポルト行きのバスは定刻に出発。ところがVigoには定刻の10時ではなく20分も早めに着いてビックリする。ポルトにはそのまま早めに出発するかと思ったら出発は定刻だった。(11:45) ポルト着。ポルトガルやスペインでは日本と違ってバスの荷物倉庫にはお客が自分で荷物の出し入れをする。この方が余計な人件費を使わないので良いと思う。
2024年07月08日 11:45撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 11:45
(9:20) Vigo経由ポルト行きのバスは定刻に出発。ところがVigoには定刻の10時ではなく20分も早めに着いてビックリする。ポルトにはそのまま早めに出発するかと思ったら出発は定刻だった。(11:45) ポルト着。ポルトガルやスペインでは日本と違ってバスの荷物倉庫にはお客が自分で荷物の出し入れをする。この方が余計な人件費を使わないので良いと思う。
(12:30) バスセンターから10分程かけて地下鉄のCampanha駅まで歩き、そこからCarolina Michaelis駅まで行って歩いてすぐのアルベルゲに着いた。ここは巡礼出発前に泊まった所。昨日メールでこの宿を予約する時に「アルベルゲは14時半から開くが、9時から12時半までに来るなら荷物を預かってあげる」との返事があり、ギリギリで到着でき、ここに荷物を預けてポルト観光に出発。
2024年07月08日 14:13撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 14:13
(12:30) バスセンターから10分程かけて地下鉄のCampanha駅まで歩き、そこからCarolina Michaelis駅まで行って歩いてすぐのアルベルゲに着いた。ここは巡礼出発前に泊まった所。昨日メールでこの宿を予約する時に「アルベルゲは14時半から開くが、9時から12時半までに来るなら荷物を預かってあげる」との返事があり、ギリギリで到着でき、ここに荷物を預けてポルト観光に出発。
宿は便利な所にあり、歩いて市街地に行ける。大聖堂からDouro川にかかるLuis一世橋をわたり対岸に行く。
2024年07月08日 14:46撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 14:46
宿は便利な所にあり、歩いて市街地に行ける。大聖堂からDouro川にかかるLuis一世橋をわたり対岸に行く。
下り坂を伝って橋から川の左岸に下りると岸にはカフェのテントが連なり、通り沿いに由緒あるワインの販売所が軒を連ねている。
2024年07月08日 15:08撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 15:08
下り坂を伝って橋から川の左岸に下りると岸にはカフェのテントが連なり、通り沿いに由緒あるワインの販売所が軒を連ねている。
昔のワインの運搬船が係留されている。
2024年07月08日 15:08撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 15:08
昔のワインの運搬船が係留されている。
僕の少年時代はワインと言えば「赤玉ポートワイン」しか無く、ジュースのような甘い味が思い出されるが、その名前の元がこの地から由来するとはずっと後まで知らなかった。"Table Wine"と"Porto Wine"とを飲み比べてみると前者は通常のワインの味だが、後者は昔懐かしい甘い味であった(7.5€/2杯)。
2024年07月08日 15:43撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 15:43
僕の少年時代はワインと言えば「赤玉ポートワイン」しか無く、ジュースのような甘い味が思い出されるが、その名前の元がこの地から由来するとはずっと後まで知らなかった。"Table Wine"と"Porto Wine"とを飲み比べてみると前者は通常のワインの味だが、後者は昔懐かしい甘い味であった(7.5€/2杯)。
ここから上部の橋に戻るには3つの方法がある。1つは下りて来た坂道を逆に登り返すか、200m程川沿いを下流に行ってロープウェーで登るか、又は下の橋を渡って右岸にあるケーブルカーを利用するかである。
2024年07月08日 16:15撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 16:15
ここから上部の橋に戻るには3つの方法がある。1つは下りて来た坂道を逆に登り返すか、200m程川沿いを下流に行ってロープウェーで登るか、又は下の橋を渡って右岸にあるケーブルカーを利用するかである。
ロープウェーの料金は8€/人で高価だし、妻は足元に地面が無いと嫌だとの事で、僕たちは右岸のケーブルカー(4€/人)を利用する。
2024年07月08日 16:36撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 16:36
ロープウェーの料金は8€/人で高価だし、妻は足元に地面が無いと嫌だとの事で、僕たちは右岸のケーブルカー(4€/人)を利用する。
帰りは大聖堂近くのSao Bento駅から地下鉄に乗る。ここでカード(アンダンテ)にチャージする時に機械の使い方が分からずモタモタしていたら若い可愛い女の子が近寄って来て流暢な英語で教えてくれた。
2024年07月08日 16:45撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 16:45
帰りは大聖堂近くのSao Bento駅から地下鉄に乗る。ここでカード(アンダンテ)にチャージする時に機械の使い方が分からずモタモタしていたら若い可愛い女の子が近寄って来て流暢な英語で教えてくれた。
ところがTrindate駅で地下鉄を乗り換えて気づくと財布が無い。Sao Bento駅でチャージする時左手に持っていた事までは記憶しているがその後の記憶が無い。落としたのか、それともSao Bento駅であの女の子が馴れ馴れしく僕の肩を触って来た時に擂られたのか?パスポートや大半の現金は腹巻きに入れていて財布には数€の現金しか入れていなかったがクレジットカードが3枚入っていた。
2024年07月08日 16:52撮影 by  SC-53C, samsung
7/8 16:52
ところがTrindate駅で地下鉄を乗り換えて気づくと財布が無い。Sao Bento駅でチャージする時左手に持っていた事までは記憶しているがその後の記憶が無い。落としたのか、それともSao Bento駅であの女の子が馴れ馴れしく僕の肩を触って来た時に擂られたのか?パスポートや大半の現金は腹巻きに入れていて財布には数€の現金しか入れていなかったがクレジットカードが3枚入っていた。
アルベルゲに帰り、受付の人に相談すると「この近くに警察署があるので紛失届を出して来い」と言われ、15分程歩いて結構大きな警察署に行く。幸い英語が通じて紛失証明書を発行してもらった。カード会社にメールしてカードを早急に失効してもらおうと思ったが、カード番号を記録していなかったのでどうしようもない。
 アルベルゲは色々な部屋に分かれ、僕たちの部屋は4人部屋なのに他に客がいず、ラッキーであった。
2024年07月09日 07:27撮影 by  SC-53C, samsung
7/9 7:27
アルベルゲに帰り、受付の人に相談すると「この近くに警察署があるので紛失届を出して来い」と言われ、15分程歩いて結構大きな警察署に行く。幸い英語が通じて紛失証明書を発行してもらった。カード会社にメールしてカードを早急に失効してもらおうと思ったが、カード番号を記録していなかったのでどうしようもない。
 アルベルゲは色々な部屋に分かれ、僕たちの部屋は4人部屋なのに他に客がいず、ラッキーであった。
(7月9日(火)) 昨夜の内にデビッドカードの会社から次々に使用報告が来てあっという間に11件で5.5万円まで使われてしまった。カードには約10万円チャージしていたが不思議な事に5.5万円でストップしている。帰国して調べるとカード会社が不審な使用記録に気づき自動的にストップしてくれたとの事。
 幸いにも現金と妻のカードがあるので何とかその後の観光を続ける事が出来た。朝、地下鉄でCampanha駅に行きバスセンターに着く。カフェでドーナツとコーヒー。
2024年07月09日 08:34撮影 by  SC-53C, samsung
7/9 8:34
(7月9日(火)) 昨夜の内にデビッドカードの会社から次々に使用報告が来てあっという間に11件で5.5万円まで使われてしまった。カードには約10万円チャージしていたが不思議な事に5.5万円でストップしている。帰国して調べるとカード会社が不審な使用記録に気づき自動的にストップしてくれたとの事。
 幸いにも現金と妻のカードがあるので何とかその後の観光を続ける事が出来た。朝、地下鉄でCampanha駅に行きバスセンターに着く。カフェでドーナツとコーヒー。
昨夜妻のカードで、ネットの日本語版でポルト-リスボン間のバスを検索し予約と支払いが出来た。何と便利であろう(10€/人)。10時バス出発。
2024年07月09日 09:33撮影 by  SC-53C, samsung
7/9 9:33
昨夜妻のカードで、ネットの日本語版でポルト-リスボン間のバスを検索し予約と支払いが出来た。何と便利であろう(10€/人)。10時バス出発。
僕たちの指定されたバス席は一番前で前方の景色はもちろん運転手の様子もよく見える。運転中ハンドルによりかかったり、ペットボトルの水を飲んだり、ラジオを聞いたりかなり自由な雰囲気。3時間強を時速100kmで休まず運転するのはキツイ事だろう。もちろん乗客もトイレ休憩は無いし、バスにはトイレが無いので3時間は我慢しなくてはならない。
2024年07月09日 11:08撮影 by  SC-53C, samsung
7/9 11:08
僕たちの指定されたバス席は一番前で前方の景色はもちろん運転手の様子もよく見える。運転中ハンドルによりかかったり、ペットボトルの水を飲んだり、ラジオを聞いたりかなり自由な雰囲気。3時間強を時速100kmで休まず運転するのはキツイ事だろう。もちろん乗客もトイレ休憩は無いし、バスにはトイレが無いので3時間は我慢しなくてはならない。
(13:21) バスは無事リスボンのOrienteターミナル着。地下鉄でRossio駅に行き、地上列車駅の最上階にある、我々がポルトガル初日に泊まった"Destination Hostel"に行く。素泊まり3泊/2人で270.7€前払い。
2024年07月11日 20:35撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 20:35
(13:21) バスは無事リスボンのOrienteターミナル着。地下鉄でRossio駅に行き、地上列車駅の最上階にある、我々がポルトガル初日に泊まった"Destination Hostel"に行く。素泊まり3泊/2人で270.7€前払い。
今回は前回と違って個室ではなく、8人部屋の2段ベッドである。但し、日本のゲストハウスのようにカーテンで仕切られ枕元にはUSBの充電口と照明ランプが備わっている。
2024年07月09日 17:22撮影 by  SC-53C, samsung
7/9 17:22
今回は前回と違って個室ではなく、8人部屋の2段ベッドである。但し、日本のゲストハウスのようにカーテンで仕切られ枕元にはUSBの充電口と照明ランプが備わっている。
洗面所も清潔。
2024年07月09日 17:44撮影 by  SC-53C, samsung
7/9 17:44
洗面所も清潔。
シャワーも個室で、更衣所とはガラスで仕切られている。
2024年07月09日 17:45撮影 by  SC-53C, samsung
7/9 17:45
シャワーも個室で、更衣所とはガラスで仕切られている。
居間には卓球台、ビリアード、ピアノなどが置かれリラックス出来る雰囲気である。
2024年07月09日 17:45撮影 by  SC-53C, samsung
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居間には卓球台、ビリアード、ピアノなどが置かれリラックス出来る雰囲気である。
調理用器具もあって自炊できる。10年前に来た時はスタッフが非常に親切だったので今回もこの宿に泊まるのを楽しみにして来たのだが、現在は完全に若者向きの宿になっていて僕たちのような年配の客は見かけず、スタッフもマニュアル通りの対応で親しみが湧かなかった。
2024年07月12日 07:07撮影 by  SC-53C, samsung
7/12 7:07
調理用器具もあって自炊できる。10年前に来た時はスタッフが非常に親切だったので今回もこの宿に泊まるのを楽しみにして来たのだが、現在は完全に若者向きの宿になっていて僕たちのような年配の客は見かけず、スタッフもマニュアル通りの対応で親しみが湧かなかった。
(7月10日(水)) ホステルに荷物を置き観光に出発。Rossio駅はリスボンの中心のような所で何処に行くにも便利である。ホステルから20分程歩くと河口に出てComercio広場に着く。
2024年07月10日 09:17撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 9:17
(7月10日(水)) ホステルに荷物を置き観光に出発。Rossio駅はリスボンの中心のような所で何処に行くにも便利である。ホステルから20分程歩くと河口に出てComercio広場に着く。
ここから4月25日橋(Ponte 25 de Abril)がよく見える。僕がリスボンで妻に是非見せたかった場所は2つあり、1つはこの橋の向こうにある「発見のモニュメント」である。そこまで歩く事にするが、巡礼の疲れか、どうしても速く歩けず観光客にどんどん抜かれる。
2024年07月10日 09:48撮影 by  SC-53C, samsung
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ここから4月25日橋(Ponte 25 de Abril)がよく見える。僕がリスボンで妻に是非見せたかった場所は2つあり、1つはこの橋の向こうにある「発見のモニュメント」である。そこまで歩く事にするが、巡礼の疲れか、どうしても速く歩けず観光客にどんどん抜かれる。
途中で興味深い看板を見た。津波は”Tsunami"と国際語になっていて、津波が来たら510m先の場所に逃げろのサイン。
2024年07月10日 09:57撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 9:57
途中で興味深い看板を見た。津波は”Tsunami"と国際語になっていて、津波が来たら510m先の場所に逃げろのサイン。
Tejo川の渡し船かクルーズ船の乗り場らしい。
2024年07月10日 09:58撮影 by  SC-53C, samsung
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Tejo川の渡し船かクルーズ船の乗り場らしい。
巡礼中、大きな町では電動キックボードに乗っている人をよく見かけた。リスボンでは街中にレンタル場があるようだ。ジョッギングしている人もよく見かける。
2024年07月10日 10:28撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 10:28
巡礼中、大きな町では電動キックボードに乗っている人をよく見かけた。リスボンでは街中にレンタル場があるようだ。ジョッギングしている人もよく見かける。
ようやく4月25日橋に着いた。ここまで約3kmの距離を1時間以上かかってしまった。如何に体が疲れているか分かる。
2024年07月10日 10:59撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 10:59
ようやく4月25日橋に着いた。ここまで約3kmの距離を1時間以上かかってしまった。如何に体が疲れているか分かる。
まだまだ「発見の塔」までは遠い。
2024年07月10日 11:05撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 11:05
まだまだ「発見の塔」までは遠い。
ようやく塔が見えてきた。
2024年07月10日 11:45撮影 by  SC-53C, samsung
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ようやく塔が見えてきた。
(11:54) 約6kmの距離を歩くのに2時間以上かかった。これが僕が10年前に来て感動した「発見の塔」である。先頭がポルトガルの海上進出を先導したエンリケ航海王子で、バスコダ・ガマ、マジェランなどの偉大な航海者がいる中に宣教師のフランシスコ・ザビエルもいる。
2024年07月10日 11:54撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 11:54
(11:54) 約6kmの距離を歩くのに2時間以上かかった。これが僕が10年前に来て感動した「発見の塔」である。先頭がポルトガルの海上進出を先導したエンリケ航海王子で、バスコダ・ガマ、マジェランなどの偉大な航海者がいる中に宣教師のフランシスコ・ザビエルもいる。
近くの地面にはポルトガル人航海者が到着した世界各地の年号が書いてある。15世紀には喜望峰を回ってアフリカ大陸東岸の至る所に着いている。
2024年07月10日 12:13撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 12:13
近くの地面にはポルトガル人航海者が到着した世界各地の年号が書いてある。15世紀には喜望峰を回ってアフリカ大陸東岸の至る所に着いている。
日本には1541年に来ていて僕はこの年が種子島に鉄砲が伝わった年かと思っていたら、帰国後調べるとポルトガル船が豊後に漂着した年であった。種子島伝来は1543年であった。疲れていたので帰りはBelem駅から普通列車でComercio広場に帰った。
2024年07月10日 12:13撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 12:13
日本には1541年に来ていて僕はこの年が種子島に鉄砲が伝わった年かと思っていたら、帰国後調べるとポルトガル船が豊後に漂着した年であった。種子島伝来は1543年であった。疲れていたので帰りはBelem駅から普通列車でComercio広場に帰った。
リスボンで妻に見せたかったもう1つは広場の一角のインフォメーションにある「Lisbon Story Center」である(5.5€/人)。リスボンの歴史を実物大の模型で展示し、ヘッドフォンで日本語の説明も聞ける。僕が10年前にここに来る迄はリスボンで大地震が起きた事を知らなかったが1755年に大地震があり、津波でも大勢の人々が亡くなったと知ってビックリした。展示は10年前よりも素晴らしく改善され、特に当時の地震の様子を示した短編映画は迫力があった。
2024年07月10日 14:10撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 14:10
リスボンで妻に見せたかったもう1つは広場の一角のインフォメーションにある「Lisbon Story Center」である(5.5€/人)。リスボンの歴史を実物大の模型で展示し、ヘッドフォンで日本語の説明も聞ける。僕が10年前にここに来る迄はリスボンで大地震が起きた事を知らなかったが1755年に大地震があり、津波でも大勢の人々が亡くなったと知ってビックリした。展示は10年前よりも素晴らしく改善され、特に当時の地震の様子を示した短編映画は迫力があった。
Augusta通りをホステルに向かうと通りにはレストランが立ち並んでいて、この旅行で初めてご馳走らしき物を食べた。
2024年07月10日 15:22撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 15:22
Augusta通りをホステルに向かうと通りにはレストランが立ち並んでいて、この旅行で初めてご馳走らしき物を食べた。
例の如く量が多いので1人前のタコ料理と2杯のビールと食器を頼んだ(26€/2人)。味は僕が子どもの頃祭りの出店で食べたスルメを上品にした味で、シコシコして歯ごたえが良い。
 昨夜は遅くまで部屋で若者たちが大声で話してあまり眠れなかったが、今日は心地よい夕食とマナーの悪い若者たちが出ていってくれたおかげで気持ち良く眠れた。
2024年07月10日 15:22撮影 by  SC-53C, samsung
7/10 15:22
例の如く量が多いので1人前のタコ料理と2杯のビールと食器を頼んだ(26€/2人)。味は僕が子どもの頃祭りの出店で食べたスルメを上品にした味で、シコシコして歯ごたえが良い。
 昨夜は遅くまで部屋で若者たちが大声で話してあまり眠れなかったが、今日は心地よい夕食とマナーの悪い若者たちが出ていってくれたおかげで気持ち良く眠れた。
(7月11日(木))いよいよリスボンも今日限りでお別れである。昨夜ネットでリスボンの観光場所を調べると是非行った方が良いと推されていたのがベレンのジェロニモス修道院とベレンの塔、それに丘の上にあるサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台とサン・ジョルジェ城である。前者の観光地には昨日行っておけば良かったと後悔したが、午前中にもう一度ベレン地区に行く事にし、今日はトラム(路面電車)で行く。
2024年07月11日 11:10撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 11:10
(7月11日(木))いよいよリスボンも今日限りでお別れである。昨夜ネットでリスボンの観光場所を調べると是非行った方が良いと推されていたのがベレンのジェロニモス修道院とベレンの塔、それに丘の上にあるサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台とサン・ジョルジェ城である。前者の観光地には昨日行っておけば良かったと後悔したが、午前中にもう一度ベレン地区に行く事にし、今日はトラム(路面電車)で行く。
ジェロニモス修道院に入るためには先ず近くにある別の売店で切符を買わねばならない。僕たちの場合はそこで30分程待ち、次に修道院の入口で又30分程待った。予めネットで入場料を払い込んでおけば切符購入の待ち時間は無い。僕達の前の2人の女性には背中と腕に入れ墨があるが10年前と比べて入れ墨をしている人がものすごく増えた。保守的な僕にしてみればあのように美しい肌に何故醜悪な入れ墨をするのか理解に苦しむ。
2024年07月11日 12:00撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 12:00
ジェロニモス修道院に入るためには先ず近くにある別の売店で切符を買わねばならない。僕たちの場合はそこで30分程待ち、次に修道院の入口で又30分程待った。予めネットで入場料を払い込んでおけば切符購入の待ち時間は無い。僕達の前の2人の女性には背中と腕に入れ墨があるが10年前と比べて入れ墨をしている人がものすごく増えた。保守的な僕にしてみればあのように美しい肌に何故醜悪な入れ墨をするのか理解に苦しむ。
ジェロニモス修道院の中庭。公設トイレが少ないと言っても、このようなキチンとした施設には無料の清潔なトイレがある。女性トイレには長蛇の列だったからヨーロッパ人でも出来る限り多くの場所にトイレは必要だと思っているのでは無かろうか?この修道院の教会に入るには別の列に並ぶ必要があったが、そこは入場料無料であった。
2024年07月11日 12:18撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 12:18
ジェロニモス修道院の中庭。公設トイレが少ないと言っても、このようなキチンとした施設には無料の清潔なトイレがある。女性トイレには長蛇の列だったからヨーロッパ人でも出来る限り多くの場所にトイレは必要だと思っているのでは無かろうか?この修道院の教会に入るには別の列に並ぶ必要があったが、そこは入場料無料であった。
ベレンの塔に行く。ここの入場の待ち時間は2時間と書いてあったので外観だけを見た後、昨日と同様ベレン駅から終点まで普通列車に乗る。トラムと違って僅か10分程で着く。
2024年07月11日 13:42撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 13:42
ベレンの塔に行く。ここの入場の待ち時間は2時間と書いてあったので外観だけを見た後、昨日と同様ベレン駅から終点まで普通列車に乗る。トラムと違って僅か10分程で着く。
午前中の観光は事前に調べておけば昨日既にやれた事であった。草臥れたので宿まで帰ってスーパーで買って来たサンドイッチとサラダ・パイナップルで食事。
2024年07月11日 15:48撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 15:48
午前中の観光は事前に調べておけば昨日既にやれた事であった。草臥れたので宿まで帰ってスーパーで買って来たサンドイッチとサラダ・パイナップルで食事。
妻が事前にネットで購入してスマホにダウンロードしていた「地球の歩き方・ポルトガル編」を見ると地下鉄のRossio駅から北に1駅のMartim Moniz駅から丘の上に上がるトラム(E28号線)が出ているとの事で歩いて行く。駅についてすぐE28号が来たが我々の前に大勢の観光客が待っていたので乗れず次を待つ。ところが45分待っても来そうも無い。大勢待っていた人たちも諦めたのかボツボツ少なくなって行く。
2024年07月11日 16:39撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 16:39
妻が事前にネットで購入してスマホにダウンロードしていた「地球の歩き方・ポルトガル編」を見ると地下鉄のRossio駅から北に1駅のMartim Moniz駅から丘の上に上がるトラム(E28号線)が出ているとの事で歩いて行く。駅についてすぐE28号が来たが我々の前に大勢の観光客が待っていたので乗れず次を待つ。ところが45分待っても来そうも無い。大勢待っていた人たちも諦めたのかボツボツ少なくなって行く。
僕たちも諦めてすぐ近くの階段から登る事にした。エスカレーターがあったのでラッキーと思ったら動いていない。階段を登って行くと途中の踊り場からエスカレータが動いていた。
2024年07月11日 17:29撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 17:29
僕たちも諦めてすぐ近くの階段から登る事にした。エスカレーターがあったのでラッキーと思ったら動いていない。階段を登って行くと途中の踊り場からエスカレータが動いていた。
それも長くは続かず、再び階段となる。
2024年07月11日 17:33撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 17:33
それも長くは続かず、再び階段となる。
最初サン・ジョルジェ城に行くつもりが間違ってしまい、Funiclar da Gracaという展望台に出た。下を見るとケーブルカーの線路がある。ここから見る4月25日橋の景色も素晴らしい。
2024年07月11日 17:51撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 17:51
最初サン・ジョルジェ城に行くつもりが間違ってしまい、Funiclar da Gracaという展望台に出た。下を見るとケーブルカーの線路がある。ここから見る4月25日橋の景色も素晴らしい。
右手を見ると教会の丘の向こうの谷を隔てた向こうに枝ぶりの良い木が2本立っている丘がある。リスボンの市街地図を見ながらあそこまで行こうと出発する。
2024年07月11日 17:40撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 17:40
右手を見ると教会の丘の向こうの谷を隔てた向こうに枝ぶりの良い木が2本立っている丘がある。リスボンの市街地図を見ながらあそこまで行こうと出発する。
地図と磁石に頼って行くと道はどんどん思った方向と違う方に向かう。今回の旅は最初から最後まで僕の読図能力の無さを妻に見せてしまった。
 とうとう諦めてトラムのE28の電車線路に沿って下りて行く事にした。この時間になるとトラムは約15分毎に登って来た。先程あんなに長く来なかったのは何故だろう?
2024年07月11日 18:29撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 18:29
地図と磁石に頼って行くと道はどんどん思った方向と違う方に向かう。今回の旅は最初から最後まで僕の読図能力の無さを妻に見せてしまった。
 とうとう諦めてトラムのE28の電車線路に沿って下りて行く事にした。この時間になるとトラムは約15分毎に登って来た。先程あんなに長く来なかったのは何故だろう?
ポルトガル最後の夜だし、今日の夕食は昨夕よりもっと豪勢な物を食べようと思っていたら、妻は地球の歩き方で読んだ安くて美味しいレストランを探すのに異常なファイトを燃やし、地図と説明文を見比べながら歩き回る。ついにRossio駅広場の一角の門を見つけた。
2024年07月11日 20:18撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 20:18
ポルトガル最後の夜だし、今日の夕食は昨夕よりもっと豪勢な物を食べようと思っていたら、妻は地球の歩き方で読んだ安くて美味しいレストランを探すのに異常なファイトを燃やし、地図と説明文を見比べながら歩き回る。ついにRossio駅広場の一角の門を見つけた。
この門は一見家の門のように見えるがレッキとした通りの入口であり、その門を通ってすぐ左に件のレストランがあった。
2024年07月11日 20:18撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 20:18
この門は一見家の門のように見えるがレッキとした通りの入口であり、その門を通ってすぐ左に件のレストランがあった。
愛想の良いオジサンがいて先ず僕のスマホがこの店のフリーWiFiが使えるようにしてくれ、店のQRコードを読めば料理の写真と英語の説明文が分かる方法を教えてくれた。2人でそれぞれのビール、2種類のスープ、イカのフライと米と豆の煮込みを1皿ずつ注文(26€)。美味しくて確かにガイドブックに書いてあったようにコスパが良かった。
2024年07月11日 19:49撮影 by  SC-53C, samsung
7/11 19:49
愛想の良いオジサンがいて先ず僕のスマホがこの店のフリーWiFiが使えるようにしてくれ、店のQRコードを読めば料理の写真と英語の説明文が分かる方法を教えてくれた。2人でそれぞれのビール、2種類のスープ、イカのフライと米と豆の煮込みを1皿ずつ注文(26€)。美味しくて確かにガイドブックに書いてあったようにコスパが良かった。
(7月12日(金))8時半宿を出て地下鉄で空港に行く。地下鉄駅にはホームに電動キックボードで乗り込む人もいた。禁止事項の多い日本と違ってこのような自由さは楽しい。9時半ごろ空港に着いたが早すぎてエミレーツ航空カウンターは開いていない。離陸時刻の2時間前の12時15分にカウンターが開くのかなと思ってゆっくり構えていると11時10分に気づいた時はもうカウンターは開いていて長蛇の列。慌てて列に入り15分程並んでいた時、この列は事前にスマホでチェックインした人専用と言われ慌てて係の人に聞いて別の列に並んだ。
 色々と失敗を繰り返しながら何とか7月13日(土)夕方、日本に帰る事が出来た。
2024年07月12日 09:05撮影 by  SC-53C, samsung
7/12 9:05
(7月12日(金))8時半宿を出て地下鉄で空港に行く。地下鉄駅にはホームに電動キックボードで乗り込む人もいた。禁止事項の多い日本と違ってこのような自由さは楽しい。9時半ごろ空港に着いたが早すぎてエミレーツ航空カウンターは開いていない。離陸時刻の2時間前の12時15分にカウンターが開くのかなと思ってゆっくり構えていると11時10分に気づいた時はもうカウンターは開いていて長蛇の列。慌てて列に入り15分程並んでいた時、この列は事前にスマホでチェックインした人専用と言われ慌てて係の人に聞いて別の列に並んだ。
 色々と失敗を繰り返しながら何とか7月13日(土)夕方、日本に帰る事が出来た。
撮影機器:

感想

*前日(巡礼11日目)の報告は下行のサイトをご覧下さい:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7037578.html

*巡礼終了日から帰国まで(巡礼後の観光旅行)の報告:
 外国の山やトレッキングに行く時はその目的を無事成功させる事が最重要で、目的が終了して帰国までの数日間は自分はどのような事に興味があるか自問自答する期間でもある。僕の場合は美術にも歴史にも食べ物にも興味がある方ではなく、これまでの旅行では時間の潰し方に苦労して来た。今回も巡礼終了後の観光をどうするか、事前に予習せず行き当たりばったりの無駄の多い観光となった。帰国後ネットで調べるとリスボンやポルトで興味を惹く観光地が一杯ある事が分かり、事前に準備しておけば充分行ける時間があったのにと後悔した。
 効率よく観光地を回るためにはスマホを駆使した事前の予約が重要である。これは年寄りにはなかなかハードルが高かった。
 今回は夫婦揃って旅行中大きな身体的トラブルは無かったが、僕が財布を紛失する(多分擂られた)というトラブルがあった。幸い財布には多額の現金は入れていなかったがカードを3枚も入れていた。カード紛失時の対処法も事前に心しておくべき事であった。
 6月23日出国から7月13日の帰国までの21日間、その内訳は11日間の巡礼と7日間の移動と観光であったが、その間に夫婦で使った全費用は、荷物をできる限り軽くする為に出発前に購入した軽い速乾性の衣服代を含めて、航空券込で約75万円であった。年金ぐらしの夫婦にとってかなりの出費ではあったが、共有出来る思い出を作る事が出来て良かったと思っている。

 これまでアウトドアの嫌いな妻が今回は何故か一緒に付き合ってくれた。もしかしたら80歳になった僕への誕生日プレゼントであったのかも知れないし、近頃ボケの出てきた僕を一人で外国に行かせるのが心配だったからなのかも知れない。出来る限りトラブルの無い巡礼を目指したが、実際はトラブルだらけの巡礼旅行となり、妻は表には出さなかったが内心では僕に対してさぞ腹が立った事であろう。ここに深くお詫びします。
 帰国して体重を測ったら妻も僕も約2kg減っていた。日本独特のネットリと纏わりつくような暑さ、疲労、時差ボケなどで帰国後2週間ほどは何もやる気が起きなかったが約1ヶ月経った今、ようやく体重もやる気も元に戻って来た。

================================
  以下は妻の感想です。

*歩き遍路を断らなかった妻の自分に課したことは「愚痴は言わない」
それは歩くこと以上に困難でした。
 堆肥のにおい、蒼い空、オレンジ色の屋根、アズレージョを想い出にその他諸々の出来事は忘れる力にお任せです。
 #物言わぬは腹ふくるるわざ#年寄の冷や水#先達はあらまほしき
================================

*巡礼開始日(巡礼1日目)の報告は下行のサイトをご覧下さい:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7035510.html

 

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