音羽山・行者ヶ森 路傍の石を偲びつつ

2024年10月14日(月) [日帰り]

• GPS: 05:07
• 距離: 11.0km
• 登り: 741m
• 下り: 865m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:43
• 休憩: 0:24
• 合計: 5:07

8:06 スタート地点
8:07 8:11 蝉丸神社
8:11 8:12 かねよ
8:16 8:17 東海自然歩道歩道橋
9:40 9:49 音羽山
10:56 10:57 桜の馬場
11:27 大宅奥山
11:46 11:49 行者ヶ森
12:34 12:39 笠原寺
13:13 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：京阪京津線　大谷駅
帰路：京都市地下鉄　椥辻駅

コース状況／危険箇所等

●大谷駅から音羽山に向かう東海自然歩道に合流するためには、蝉丸神社本殿の右横を抜けていきます。東海自然歩道に合流してからは、急登の部分には長い木段が続いています。途中でNTTの電波塔と鉄塔に寄り道をしています。目印や案内表示はありませんが、問題のない山道が続いています。東海自然歩道に戻ってからは、緩やかな登りが音羽山山頂まで続いています。

●音羽山からの南西の尾根への下りは、テープによる誘導があります。分岐には小さな案内表示があります。2つめの鉄塔を過ぎてからは、巡視路ですから、プラ階段が設置されています。ただし、このプラ階段が埋もれていたり、傾いていたりしているところも多く、注意が必要です。少し危険な箇所があり、ロープがされていますが、ゆるゆるで体重をかけすぎると、、かえって危険です。

●大宅奥山へは、巡視路を利用しています。急傾斜ですが、鉄塔までプラ階段が設置されています。鉄塔からは、テープによる誘導に従って進みます。荒れていませんが、踏み跡はあるようなないような感じです。

●大宅奥山から行者ヶ森までは、問題ありません。分岐まで引き返して、山科大宅に向けて下りていきました。それなりに幅の広い道ですが、石がゴロゴロしていて快適ではありません。倒木などもなく、危険もありません。

写真

10/14 8:10

(kumakumo)蝉丸神社

10/14 8:13

(kumakumo)蝉丸神社本殿

10/14 8:18

(kumakumo)東海自然歩道　逢坂山歩道橋

10/14 8:22

(kumakumo)長い木段の始まり

10/14 8:34

(kumakumo)木製ベンチがある

10/14 8:40

(kumakumo)長い木段は続く

10/14 8:43

(kumakumo)ときおり石段も

10/14 8:49

(kumakumo)広い道へ

10/14 8:51

(kumakumo)下界からもよく見えていたNTTアンテナ

10/14 8:56

(kumakumo)鉄塔跡

10/14 8:57

(kumakumo)鉄塔

10/14 8:59

(kumakumo)鉄塔の下に観音様

10/14 8:59

(kumakumo)観音様がご覧になっている光景

10/14 8:59

(kumakumo)続きの鉄塔

10/14 9:00

(kumakumo)比叡山

10/14 9:02

(kumakumo)愛宕山

10/14 9:03

(kumakumo)すぐ横にある小さい方の鉄塔

10/14 9:03

(kumakumo)膳所支線一○

10/14 9:04

(kumakumo)大きい方は山城北線　三六

10/14 9:07

(kumakumo)山の煙突のように見える京都タワーと右の方に花山天文台

10/14 9:15

(kumakumo)膳所支線一一

10/14 9:19

(kumakumo)分岐の道標　音羽山まで0.9km

10/14 9:20

(kumakumo)二二○号と書かれた杭。路傍休憩地は滋賀県内にある

10/14 9:20

(kumakumo)路傍休憩地へ

10/14 9:22

(kumakumo)公衆便所だが汚く狭い2室に和式の便器(汲み取り)のみ　手洗い場なし

10/14 9:27

(kumakumo)音羽山路傍休憩地

10/14 9:29

(kumakumo)明るく広い道

10/14 9:35

(kumakumo)音羽山まで0.5km

10/14 9:41

(kumakumo)鉄塔。古い土台が残っている

10/14 9:42

(kumakumo)音羽山山頂593.2m　三等三角点「小山」

10/14 9:43

(kumakumo)琵琶湖。遠くに琵琶湖大橋の気配

10/14 9:43

(kumakumo)南側から見た比叡山

10/14 9:43

(kumakumo)比叡平の周りの鉄塔群は、「銀河鉄道の夜」に出てくる三角標のようだ

10/14 9:43

(kumakumo)京都盆地の東から見ると愛宕山が遠い

10/14 9:49

(kumakumo)鉄塔

10/14 9:54

(kumakumo)この分岐はやり過ごして真っ直ぐ鉄塔の方へ

10/14 9:58

(kumakumo)西尾根分岐　

10/14 10:10

(kumakumo)スレンダーな鉄塔

10/14 10:10

(kumakumo)堅田線二四

10/14 10:13

(kumakumo)縞石(勝手に命名)

10/14 10:16

(kumakumo)荒神口支線二二

10/14 10:16

(kumakumo)鉄塔

10/14 10:16

(kumakumo)鉄塔の下から比叡平と比叡山

10/14 10:18

(kumakumo)急下りにプラ階段発見

10/14 10:35

(kumakumo)埋もれそうになりながらずっと続くプラ階段。水の音が聞こえる

10/14 10:39

(kumakumo)わりとしっかりした橋

10/14 10:39

(kumakumo)落ちているようなボタンきのこ(勝手に命名)

10/14 10:42

(kumakumo)まだプラ階段

10/14 10:42

(kumakumo)谷川が見えた

10/14 10:45

(kumakumo)最後まで面倒見のよいプラ階段

10/14 10:46

(kumakumo)渡渉

10/14 10:48

(kumakumo)渡ったら舗装道

10/14 10:49

(kumakumo)打ち上げられたような岩

10/14 10:50

(kumakumo)横石橋

10/14 10:52

(kumakumo)手作りのししおどしが取り付けられた笹音の細滝(ささねのほそたき)

10/14 10:55

(kumakumo)牛尾白糸の滝

10/14 10:57

(kumakumo)牛尾　苔の雫滝

10/14 11:00

(kumakumo)木の橋を渡る

10/14 11:00

(kumakumo)桜の馬場

10/14 11:05

(kumakumo)苔滑洸(こけこっこう)の滝

10/14 11:10

(kumakumo)またプラ階段をのぼって行者ヶ森へ

10/14 11:19

(kumakumo)鉄塔　荒神口支線二一

10/14 11:27

(kumakumo)大宅奥山474m

10/14 11:28

(kumakumo)時刻はだいたい合ってる時計

10/14 11:32

(kumakumo)貝殻きのこ(勝手に命名)の展示会

10/14 11:39

(kumakumo)ひとまず行者ヶ森を目指して右へ

10/14 11:48

(kumakumo)行者ヶ森440m

10/14 11:49

(kumakumo)周りの様子

10/14 11:52

(kumakumo)背の高い木

10/14 12:16

(kumakumo)大塚線　三

10/14 12:17

(kumakumo)大塚線は小さめの鉄塔

10/14 12:18

(kumakumo)眺望よし

10/14 12:18

(kumakumo)愛宕山と花山天文台

10/14 12:18

(kumakumo)新幹線の線路は音羽山の真下を通る

10/14 12:24

(kumakumo)ゴロゴロと歩きにくい下り

10/14 12:30

(kumakumo)ここを下りて来た

10/14 12:34

(kumakumo)笠原寺四国八十八ヶ所お砂ふみ霊場

10/14 12:38

(kumakumo)川崎大師京都別院　笠原寺(りゅうげんじ)

10/14 12:41

(kumakumo)岩屋神社鳥居

10/14 12:49

(kumakumo)本日上ってきた山

10/14 13:00

楽しみにしていた昭和レトロ喫茶「マリ亞ンヌ」は残念ながらお休みでした

10/14 13:09

パン屋「りとるすとーん」はハロウィーン企画中

10/14 13:35

(kumakumo)椥辻駅前「美松寿司」にてミニ丼セット(親子丼ときつねうどん)

10/14 13:38

(kumakumo)酒粕うどんと細巻のセット

撮影機器：

FinePix JX300 FUJIFILM

Canon IXY 200 Canon

装備

個人装備

Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

sayup18

　山歩きを始めた頃は、GPSやスマホも持たずに、地形図でない紙の地図だけを持って出掛けていました。

　音羽山を訪れたときに、山頂から東海自然歩道を辿って下っていくつもりが、間違えて南西の尾根を下ってしまいました。途中で間違えに気付きましたがそのまま下りていきました。2つめの鉄塔を過ぎてからは傾斜が急で、こんな所を下りていくのかと唖然とした思い出があります。

　今では、GPSを携帯しながら山を歩くようになり、経験もそれなりに積んできたつもりです。数年ぶりに南西の尾根を歩くとどのように感じるのかが気になって、久しぶりに訪れてみました。

　鉄塔からの急な下りも、若干危ないなと思うところもありましたが、巡視路のプラ階段のおかげでそれ程危険だとも思いませんでした。GPSと経験は大事だと感じた一日でした。

（おまけ）
音羽山に登る途中の路傍休憩地に立ち寄る直前、相棒に「休憩地には石が積んであるに違いない！」と言ったら、「そんなわけはないが、愛読書で2冊持っている」というではないか。我々の世代にとって「路傍の石」って、必読書なのでしょうかね。

kumakumo

木段石段また木段。上って上って半時間。飽きてきた頃、目の前に
大きなアンテナが現れた。比叡山や大文字山から音羽山界隈を見る
ときに目印となっているアンテナ。近くには大小の鉄塔も。その鉄
塔広場からは、逆に比叡山から愛宕山、そして京都盆地がよく見え
る。

音羽山からの下山は巡視路コース。急斜面のはじめからプラ階段。
土に埋もれながらもずっと続くプラ階段は、法面でしっかり足を支
えてくれることもあれば、踏み面まで傾いてかえって滑りやくなっ
ていたり、なかなか気を許せない。
辟易しつつある頃、谷川の音が聞こえてきた。

川を渡って歩いて行くと、鹿威しの音。小さな滝が「笹音の細滝」
と名付けられ、手作りの鹿威しが設置されていた。牛尾観音への道
には、ほかにもいくつかの滝に名前が付けられている。

牛尾観音とは反対に行者ヶ森に立ち寄って、抜けてきたところが岩
屋神社。奥ノ院には陰陽岩なる二つの巨岩が祀られているそうな。
それはまたの機会に。

なんだかきょうは、主に階段の一日だった。
椥辻の駅前まで歩いて遅めのお昼。酒粕うどんの細麺とたくあんの
細巻を食しながら思い出す、細滝などの光景。

（おまけ）
↑sayup18のいう路傍の石とは、山本有三の未完の「路傍の石」であろう。
新潮文庫は青春の匂い。
光村図書は小学校の思い出。
偕成社は幼少の砌の記憶。